企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

【ヨミ】グローカルジンザイ グローカル人材

「グローカル」は、グローバルとローカルを組み合わせた造語で、「グローカル人材」とは、国際社会で通用する能力やグローバルな視点、経験をもって、地域社会・地域経済(ローカル)の活性化および持続的発展に貢献する人材のことです。地元の企業に就職してグローバル化を担うリーダーとして活躍したり、地域の魅力を世界に発信して地域と海外のマーケットとの架け橋になったりするなど、将来の日本を創る新しい人材像として期待されています。文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)では、「グローカル人材」の育成を支援するために、2015年度から産官学協働の海外留学支援制度を設けています。
(2016/7/7掲載)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

グローカル人材のケーススタディ

ローカルとグローバルを結ぶ新しい人材像
産学官の連携で地域主体の育成事業も始動

“Think Globally, Act Locally”(地球規模で考え、足元から行動せよ)は、経営の神様、ピーター・ドラッカーの名言として知られるコンセプト。この言葉を実践できる「グローカル人材」へのニーズが、分野や業種を問わず高まっています。

グローバルにも、ローカルにも通用する「グローカル人材」には、一定水準以上の語学力や優れたコミュニケーション力が求められます。その上で重要なのが、内外の“ローカル”を知ることです。自分が暮らす地元はもちろん、日本や世界各地の地域社会がそれぞれにどんな特色を持ち、どのような課題を抱えているのかを、実際に見て、理解することが、「グローカル人材」として成長していく上での原点となります。先述の語学力やコミュニケーション能力などは、内外のローカルをより深く知り、固有の問題を解決するためのツール。有意義な“実地体験”がなければ、そうしたツールを活かすこともできません。

そこで、「グローカル人材」育成を推進するために、文科省とJASSOは14年度から開始した官民協働の海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の一環として、これまで設けられていた四つのコース(「理系、複合・融合系人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学等コース」「多様性人材コース」)にくわえ、15年度から新たに「地域人材コース」を創設しました。従来のコースが文科省主導なのに対し、「地域人材コース」は、地域が主体となって事業を運営するしくみです。各地の産学官が連携して独自の留学プログラムをつくり、派遣する留学生の募集や選考も実施、JASSOが資金を一部支援します。留学プログラムといっても、留学だけで終わらないのが最大の特徴で、海外での実践的な留学と国内の地域企業でのインターンシップを組み合わせたり、「地域企業に就職する者や地域の発展に貢献できる者」を派遣留学生の要件にしたりして、各地域の活性化に資するグローカル人材の育成に努めています。

今年4月4日時点で、審査の結果、徳島県の「徳島県地域グローカル人材育成事業」や新潟県長岡市の「米百俵の精神を受け継ぐ長岡グローカル人材育成事業」をはじめ、合計15地域の海外留学事業が「地域人材コース」に採択されました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あわせて読みたい

タレント・マネジメント
人材こそ企業の競争力の源泉と見なし、採用から配置、育成、キャリア形成といった一連のプロセスを効果的に管理・支援するしくみを指します。
エグゼクティブ・サーチ
エグゼクティブ・サーチ(executive search)とは、経営幹部を採用する際に、現職で活躍している有能な人材を社外から探し出す採用手法のこと。企業から依頼を受け、採用活動を行う会社のことをエグゼクティブ・サーチ・ファームといいます。
人材ポートフォリオ
「人材ポートフォリオ」とは、事業活動に必要な人材タイプを明確化した上で、組織内の多様な人的資源を分類し、どの人材タイプがそれぞれ何人いるか、あるいは必要となるかを分析したもの。企業戦略や目標を実現するために最適な人材タイプの組み合わせを設計するのが目的で、採用や育成を含めた中・長期の戦略的HRMの立...

関連する記事

研修・人材育成とは
人材育成のために、今、企業に求められていることは何か。企業における人材育成の現状について確認し、今後、どのような対策を行っていけばいいのか、進むべき方向性を整理した。
2012/10/12掲載よくわかる講座
人材紹介とは
中途採用に欠かせない「人材紹介」だが、現在のように広く利用されるサービスになったのは 比較的最近のこと。その成り立ちと業務内容をおさらいしてみよう。
2016/08/31掲載よくわかる講座
人事マネジメント「解体新書」第89回 長期的観点から再考する「コア人材」の採用と育成【前編】
企業間競争が激しさを増す中、企業には自社固有の経験と高い能力を持った人材、いわゆる「コア人材」の確保・育成が求められている。実際、さまざまな企業がそのために施策に取り組んでいるが、早期登用や外部採用などではなく、長期雇用を前提としたコア人材の確保・育成や、キャ...
2015/12/07掲載人事マネジメント解体新書

関連するキーワード

分類:[ 採用 ]
分類:[ 人材開発 ]
次世代リーダー育成に役立つソリューション特集

会員として登録すると、多くの便利なサービスを利用することができます。

優秀な人材確保のために、女性活躍推進を! 学びを可視化する ビジログ

50音・英数字で用語を探す

注目コンテンツ


次世代リーダー育成に役立つソリューション特集

次世代リーダー育成に役立つセミナーやサービス、ダウンロード資料をご紹介します。


【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


「入社前に、“ストレス耐性”を確認したい」<br />
――辞めない人材を採用する、科学的な採用手法とは

「入社前に、“ストレス耐性”を確認したい」
――辞めない人材を採用する、科学的な採用手法とは

能力が高くても、ストレスにうまく対応できなければ思うような成果をあげる...


人事担当者のお悩みにお答えします。<br />
こんな時どうする?~メンタルヘルス相談室

人事担当者のお悩みにお答えします。
こんな時どうする?~メンタルヘルス相談室

「メンタルヘルス対策」は、あらゆる企業にとって重要な人事施策のひとつ。...