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英語力は「自律的に学ぶ」からこそ伸びる。村田製作所が実践するグローバル人材育成プログラム

注目の記事研修・人材育成[ PR ]掲載日:2022/03/16

ビジネスのグローバル化が進む中、多くの企業では、実践的な英語力に基づいてコミュニケーションを図れるグローバル人材の育成が急務となっています。海外売上比率9割以上、世界各国で事業展開を進める村田製作所においても、従業員の英語学習意欲を後押しする研修プログラムの進化が求められていました。そこで同社では、株式会社WizWeが提供する習慣化サポートつきオンライン語学研修サービス「Smart Habit」を導入。受講者が高いモチベーションを維持して参加できる研修プログラムを開発し、TOEIC平均点の大幅アップや、英語学習の習慣化といった成果につなげています。真にグローバルで活躍できる人材を育てるためには何が必要なのでしょうか。同社の取り組みを聞きました。

Profile
松井 保奈実さん
松井 保奈実さん

まつい・ほなみ/2019年に新卒で村田製作所に入社。グローバル人事部に配属となり、教育業務に従事。主な業務としては、若手社員向けの語学教育や異文化理解等のグローバルマインド醸成研修、また国内全体の語学力強化施策、その他海外赴任予定者向けの教育を担当。

TOEIC600点以上に加え、実践的なコミュニケーション力が求められている

村田製作所がグローバル人材育成と英語教育に注力している背景をお聞かせください。

当社は海外売上比率が9割を超えており、海外拠点の事業拡大やM&Aも積極的に進めています。国内で勤務する従業員も海外拠点や海外取引先と接する機会が多く、所属や職種を問わず、高い英語力が求められています。

海外赴任者も年々増加しており、対象者は高い語学力やパフォーマンスを期待されていますが、従来は海外赴任が決まってから、あるいは業務上英語が必要になってから学習を始める従業員が多いという状況でした。しかし、語学力はすぐに身につくものではありません。会社としては赴任の1〜2年前から海外派遣要員の育成プログラムを提供しているものの、基礎から英語学習を始めても、この期間だけでは十分な力が身につかない可能性もあります。

必要に迫られてから学習をスタートするのではなく、将来のキャリアを見据え、日頃から学び続けられる環境を整備していくことが重要な課題となっていました。

グローバル人材に求める資質や人材像は、どのように定義していますか。

松井 保奈実さん

近年は積極的なM&Aなどもあり、従業員の出身国や経験領域などのバックグラウンドが多様化しています。そのため、十分な英語力を有し、多様性を受け入れて円滑にコミュニケーションできることが必要だと考えています。

TOEICのスコアとしては600点以上を目安としていますが、現場でのコミュニケーションにおいては、さらに高いレベルの実践力が求められることもあります。TOEICのスコアだけを見れば基準以上なのに、海外拠点に出ると「なかなか現地従業員との意思疎通が図れない」と悩む人も少なくありません。応用的な英語力を身につけた上で、さらに高いレベルのコミュニケーション力を開発していくことが重要です。

対象者の英語レベルに応じて実践力を伸ばすETI研修

こうした課題の解決に向けて、村田製作所ではどのような育成プログラムを提供しているのでしょうか。

社内のグローバル人材育成を本格的に進めるため、2011年に「ETI」(English Training Intensive)という研修を立ち上げ、従業員の英語力を全体的に底上げするための基礎力養成プログラムを進めてきました。その後、一定レベルまでの底上げを実現できたことにより、2020年からはTOEIC500点以上を対象とした「プラクティカルコース」と、TOEIC600点以上を対象とした「ビジネスコース」を設けています。

プラクティカルコースでは、日常会話に近い状況で、身の回りのことについて自分の意思を伝える基礎的なコミュニケーション力を育てます。ビジネスコースでは、ビジネスにおける具体的なテーマについて、専門的な内容を交えて自らの考えを伝えながら議論できる状態を目指しています。

これらはともに4ヵ月を基本期間としたプログラムで、オンライン英会話のシステムと自主学習用の教材を使用しています。当社ではここに、WizWeのプログラムを導入しています。

図:ETI研修全体概要

研修の対象者はどのように選定していますか。

年1回募集を行い、各部門から、将来的に英語を日常的に使って仕事をする可能性が高い人を推薦してもらっています。推薦の際には上司との面談を経て、本人の意欲を確認した上で参加してもらいます。2コース合わせて毎年100名ほどの受講者となっていますね。

プログラムでは研修開始時と修了時にそれぞれ集合研修を行うほか、1回50分のオンライン研修を週3回受講、さらにはテキストを活用した自己学習もあるので、内容としてはかなりハードだと思います。そのため、受講者には高いモチベーションを持って参加してもらうことを重視しています。

Smart Habitで「学習の中だるみ」を防ぎ、TOEIC平均点が大きくアップ

ETI研修を実践していく上で、WizWeのサービスの導入を決めたポイントはどこにあったのでしょうか。他社サービスと比較した点などがあればお聞かせください。

今回提供いただいている「Smart Habit」のサービスでは、受講者の学習時間管理に加えて、参加メンバー同士のコミュニケーションを促進する仕組みや、WizWeの担当者・習慣化サポーターからのフォロー体制も一括導入できることが魅力的でした。

というのも、過去に実施した類似プログラムでは、受講生から「研修期間中ずっと英語を意識し続けるのは難しかった」という声が上がっていたからです。4ヵ月におよぶハードな個人学習を進めていく上での最大の懸念材料が「中だるみ」でした。多忙な業務と並行して受講してもらうため、かつては忙しい時期になると進捗が悪くなったり、どこかの1ヵ月で無理をして学習を進めようとする人がいたりして、モチベーションを継続することの難しさを感じていたのです。

この点、Smart Habitでは受講者同士が互いの学習進捗状況をタイムリーに確認できるため、受講者にとっては大いに刺激になっていると感じます。進捗が思わしくない状況も可視化されてしまうのでプレッシャーもあると思いますが、チームを組んだメンバー同士でコミュニケーションを取り、良い影響を与え合いながら学習を進められています。

ETI研修を通じて、TOEICとスピーキングの双方のスコアを大きく伸ばすことができていると伺っています。具体的な成果について教えていただけますか。

TOEICのスコアについては、研修前後で、プラクティカルコースで平均約53点、ビジネスコースで平均約67点のアップとなりました。

スピーキングテストではCEFR準拠のテストを受験しており、ビジネスで必要とされるB1レベルに到達した受講生が増えています。

ともに大きな成果が表れているのですね。この要因はどこにあるのでしょうか。

Smart Habitを活用して週3回のレッスンを受け、英作文やシャドーイング、リピーティングを行って「英語の流暢さ」を鍛えてもらっている成果だと思います。また、自己学習用として文法やボキャブラリーを鍛える教材も提供されています。TOEIC500〜600点レベルでは、文法をある程度理解していても細部が粗いことが一つの課題。この点もしっかりフォローしてもらえていると感じます。

「英語学習の熱が最も高まっている瞬間」を捉え、学習支援制度を広報

もう一つ、WizWeの集計データからは興味深い点が見て取れました。受講者の約95%が予定レッスンをすべて消化しており、途中で辞退する人は極めて少なく、英語学習の習慣化という面でも大きな効果を上げているように思われます。

私たちはETI研修の大きな目的の一つとして「学習の継続・習慣化」を掲げているので、この変化にも大きな手応えを感じているところです。受講後のアンケートでも、「英語学習への抵抗感が薄れた」「さらに継続して学習していきたい」という声が多数寄せられています。

背景としては、やはり受講者のモチベーションを高く維持できていることが挙げられるのではないでしょうか。参加前に、各部門から推薦してもらうタイミングで本人には研修のハードさを理解してもらっていますし、研修中には各職場でも上司からフォローしてもらえるようお願いしています。

研修参加後は他部門から参加した人とチームを組むことが多く、初対面同士であることがほとんどなので、チームビルディングに関する研修を行っています。また、普段は個別にオンラインレッスンを受けていますが、月1回のペースでチーム活動も実施。英語力アップを共通の目標とするメンバー同士で英語でのプレゼンテーション大会を開くなどして、モチベーションアップにつなげています。

受講者だけでなく、その上司も含めて、関係者が高いモチベーションを保って研修と向き合っているのですね。加えて、主体的な学びを継続していくためには、会社としての支援も重要ではないでしょうか。運営側として実施している支援策や工夫はありますか。

松井 保奈実さん

従業員が「学習したい」と思ったときに、すぐにスタートできる環境作りが重要だと考えています。

制度としては、自己啓発支援として年2回オンライン英会話レッスンなどの費用を補助したり、年間を通していつでも通学できる語学学校での学びをサポートしたり、さまざまな言語の学習方法を知る無料の自己啓発セミナーを開いたりしています。これらのプログラムにもWizWeのサービスを活用させてもらっています。自己啓発セミナーには手上げ式で自由参加でき、英語系のセミナーだと毎回200名ほどの参加者がさまざまな部門から集まっていますね。

また、若手社員に対しては、早期に語学力の必要性を理解してもらうため、階層別の研修でグローバル意識を高めるためのプログラムを導入しています。

ポイントとしては、適切なタイミングで広報することでしょうか。たとえばETI研修の受講者には、修了のタイミングで前述の支援制度について案内することで継続学習を促しています。英語学習の熱が最も高まっている瞬間を捉えることが大切なのです。

全従業員に英語学習への高い意識を持ってもらえるよう、今後もこうした機会を積極的に広報していきたいと考えています。

優秀なツールだけではなく、「人の力」も重視するWizWeのサポート体制

WizWeのサービスを活用する中で、研修を運営する立場として特に役立っている機能やサポート体制はありますか。

ETI研修のプログラム設計の段階から力を貸してもらっています。プログラムを実施していく中で表出した課題を振り返り、WizWeの知見を踏まえて毎年ブラッシュアップを重ねているところです。

また、WizWeには研修の受講者だけでなく、運営側である人事メンバーに対しても手厚いフォロー体制があります。ETI研修の受講者は100名規模となり、一人ひとりの状況をつぶさに確認するのは簡単ではありませんが、受講者ごとに気になる部分があれば随時WizWeから共有してもらえるため大変助かっています。

ちなみにETI研修には、国内中の拠点の受講者が参加しています。本社だけでなく事業所の人事担当も関わっており、進捗フォローにおいてはそうした関係者間での綿密な情報共有が欠かせません。本社人事の限られたメンバーのみで運営するのであれば手早く全体像を共有できますが、多岐にわたる事業所の人事を巻き込んでいくとなると事情は変わってきます。こうした点においても、WizWeの日常的な情報提供やサポートに助けられていますね。

システムの力でできる部分も大きいと思いますが、WizWeはそれ以上に「人の力」を重視したサポート体制を組んでいるのだと思います。優秀なツールがあるだけでは、約95%という高い完走率で研修を終えることはできなかったと感じています。

今後のグローバル人材育成や英語学習に向けて掲げている目標や、その実現に向けて計画している取り組みについてもお聞かせください。

グローバル人材の育成には、ETI研修含め、国内従業員の語学力強化施策、海外赴任に向けた語学研修等、過去から力を入れておりますが、ビジネスシーンで必要とされる、グローバルコミュニケーションの能力の強化といったところでは、まだまだ課題感を感じております。「海外拠点のローカルメンバーとなかなかコミュニケーションが取れない」と悩んでいる従業員も多いのが実情なのです。

今後も、村田製作所でグローバル人材の活躍の機会が増えていくことは間違いありません。グローバルコミュニケーションの能力や実践的な英語力はさらに求められるようになるはずです。語学力は、自分自身で必要性を感じて学習することが一番の上達の近道だと思うので、これからも従業員が目標を持ち、自律的に学習に取り組める環境を作っていきたいですね。

現在WizWeには、グローバルマインドを開発する研修や自己啓発研修なども幅広くお手伝いいただいているところです。今後も連携を強化し、従業員が高いモチベーションで参加できるプログラムを提供していきたいと考えています。

サービス情報

教育やヘルスケア分野において、過去1万人の受講者の行動データ分析と習慣化サポートチームの伴走を組み合わせ、「人が行動を最後までやり抜く仕組み」を低コストで実現する習慣化支援サービスです。習慣化サポートチームが受講者様に寄り添って進捗をモニタリングし、フォローすることで、人の行動を習慣化し成果へ導きます。

運営会社:株式会社WizWe

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この記事ジャンル グローバル人材・語学

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