オンライン会社説明会や面接を実施するうえで、新卒採用担当者が工夫していることとは?
新卒採用では、会社説明会と一次面接でオンライン活用が顕著
まず、新卒採用のオンライン化の状況について聞きました。特にオンライン活用が進んでいたのは「会社説明会」(78.9%)と「一次面接」(74.8%)で、いずれも7割以上の企業が回答しています。以下、「内定者フォロー」(54.5%)、「二次面接から最終面接の手前まで」(45.5%)、「選考を目的としない面談」(45.0%)と続きます。
従業員規模別で見ると、規模が大きい企業ほどオンライン化に積極的であることがわかります。「会社説明会」については、1001~5000人の企業で92.5%、5001人以上の企業で91.7%が利用しています。
オンラインでも親近感や会社の雰囲気を感じてもらうために、さまざまな工夫を施す
採用活動の各フローをオンライン化するにあたって、工夫したことを自由記述形式で聞きました。本レポートでは、「会社説明会」に関して寄せられた工夫の一部をご紹介します。会社説明会では、特に「いかに会社の雰囲気を伝えるか」という工夫が多く見られました。オンラインではあるものの、より親近感や臨場感を出すために、各社さまざまな工夫を施していたことがわかります。
会社説明会
登壇する社員 |
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会社の雰囲気が伝わるようなコンテンツの作成 |
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『人事白書2022』の本誌では、オンライン面接における工夫や、中途採用でのオンライン活用状況についても掲載しています。
実施時期 | 2022年3月7日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 5,200社、5,441人(のべ) |
質問数 | 153問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働き方/7.組織開発/8.注目の人事課題(ウェルビーイング、パーパス、職場の関係性) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2022』
全国の人事の実態・課題を明らかにし、解決の糸口を探る『日本の人事部 人事白書』から、調査レポートを公開。貴社の課題解決にご活用ください。