企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

【ヨミ】カジュアルメンダン カジュアル面談

「カジュアル面談」とは、選考に影響しないことを前提に、本選考前や採用選考の途中で企業と応募者が相互理解を深めるために設けられる場のことをいいます。ミスマッチによる内定辞退や入社後の早期退職を軽減することを目的に中途採用でよく使われる手法ですが、近年は新卒採用でも実施する企業が増えています。相互理解が前提の面談ですが、実際は選考過程に組み込まれていたという応募者の声もあり、企業側への情報の透明性が求められています。(2019/8/30掲載)

カジュアル面談のケーススタディ

応募者の約半数がカジュアル面談を通して
「選考に残るか」を検討することが明らかに

応募書類と2回ほどの面接で、企業はどれだけ応募者のことを、応募者はどれだけ企業のことを知ることができるでしょうか。応募者は「採用される側」という構造から、企業にへりくだってしまうこともあるでしょう。しかし、本来応募者は「採用される側」であると同時に、企業を「選ぶ側」でもあります。引く手あまたな経歴やスキルを持つ応募者を前にしたら、企業は他社ではなく自社を選んでもらわなければなりません。カジュアル面談はお互いがお互いを知り、選び・選ばれるための折衝の場なのです。

LAPRAS株式会社が136人を対象に行ったカジュアル面談に関する調査で、応募者がカジュアル面談に何を求めているかが見えてきました。カジュアル面談は全体の約8割が経験しており、就職・転職市場において広く浸透していることがわかります。企業は「選ぶ側」だとたかをくくっていると、思わぬ結果を招くかもしれません。

カジュアル面談に参加するときの転職意欲については、「基本的にその会社の選考に乗りたいと思っている」と最もポジティブな回答を選んだ層はわずか8%。一方、「転職意欲はある程度あり、カジュアル面談の内容が問題なければ選考に乗りたい」が43%、「あまり転職するつもりはないが、カジュアル面談の内容次第では選考に乗ることを検討する」が44%と、高い数値でした。つまり、カジュアル面談に持ち込んでも、実に半数近くの応募者は、内定はおろか選考に残り続けることさえ怪しいのです。

カジュアル面談で企業が面談相手に印象を残すには、相手が求めている情報をきちんと提供することが大切です。カジュアル面談で何を聞きたいかに関する設問では、「会社や事業の戦略・業績」(65%)、「社内にいる社員の雰囲気」(62%)、「採用された場合、自分はどのようなミッション・業務内容を期待されるのか」(62%)となりました。

カジュアル面談で聞きたかった話を聞けなかった場合、応募者の志望度が下がってしまうかもしれません。そうならないためにも、企業はしっかりと準備を行った上でカジュアル面談に対応するべきでしょう。

記事のオススメ、コメント投稿は会員登録が必要です

あわせて読みたい

ナーチャリング
「ナーチャリング」とは、育成する、養育するという意味を持つ「nurture」に由来し、潜在顧客から見込み顧客へ、見込み顧客から既存顧客へと引き上げていくことをいいます。マーケティング領域で「リードナーチャリング」(リード:見込み顧客)と使われることが一般的です。顧客の検討度を上げていく意味では人材採...
オンライン面接
「オンライン面接」とは、企業などが採用活動の際にオンラインで面接を行うことをいいます。応募者が企業に直接出向くのではなく、自宅のパソコンからウェブカメラを通じて採用担当者と面談したり、自分で撮影した動画を専用サイトに投稿したりするなど、場所や時間に拘束されない応募のしくみを構築することで、採用プロセ...
ダイレクトリクルーティング
「ダイレクトリクルーティング」とは、採用において、企業が自ら能動的に活動し、採用する手法のことです。人材の募集活動を求人広告媒体や人材紹介会社など第三者にアウトソーシングして、求職者の応募をただ「待つ」のではなく、企業側が人材データベースやSNSなどさまざまなツールを活用して、求める人材を自ら探し、...

関連する記事

配属先を意識して選考を行っている企業ほど、社員の活躍割合が高い
人事担当者に「新卒の選考に際して、入社後の配属を意識しているか」「入社後の活躍割合」を聞いた。それらの相関関係を探ると、配属先を意識して選考を行っている企業ほど、社員の活躍割合が高いことがわかった。
2019/07/26掲載人事白書 調査レポート
後向きな理由から始まる、前向きな転職理由
人材紹介を行うにあたって欠かせないのが、転職を希望する人たちとキャリアアドバイザーとの直接面談だ。そこで最初に確認するのが、転職後のミスマッチを防ぐための最重要ポイントとなる「転職理由」である。そして、ほとんどの転職が最初は「ネガティブな理由」から出発している...
2016/02/01掲載人材採用“ウラ”“オモテ”
企業の時短はどこまで進んだ?休日は増えた?「労働時間」と「休日日数」の最新実態
主要企業と中堅・中小企業の2004年度の労働時間と休日について、労務行政研究所の調査結果をもとに探ってみます。
2005/03/28掲載人事・労務実態調査

関連するQ&A

面談を拒否する部下に関して
部下が上司との面談を拒んでいます。 これまで その上司が 何回か部下との面談を行おうとしてきましたが 取引先との打ち合わせが急に入ったり 業務が忙しくて時間がとれない、また突然の休み等で 何かと面談を先延ばしにされております。 面談の内容としては 本人の評価に関係することであり どのような話をさ...
目標管理制度 目標設定面談
労働組合の役員をしています。今年度より目標管理制度に移行し、目標管理面談を行っておりますが、面談者・被面談者ともに不慣れな為、まとはずれな目標を立ててしまっていると聞きます。組合側として会社側に面談者のセミナー等での教育をお願いしているのですが、組合員である被面談者に対して有効な策がありません。被面...
08年賃上げ
お疲れ様です。 08年度の全国平均昇給額と昇給率のデーターをお持ちでしたら、教えて頂きたくお願い申し上げます。 大企業・中企業・小企業別にあれば、なお幸でございます。
新たに相談する
相談する(無料)

「人事のQ&A」で相談するには、『日本の人事部』会員への登録が必要です。

新規登録する(無料) 『日本の人事部』会員の方はこちら
業務に関するちょっとした疑問から重要な人事戦略まで、
お気軽にご相談ください。
各分野のプロフェッショナルが親切・丁寧にお答えします。

関連するキーワード

分類:[ 採用 ]

会員として登録すると、多くの便利なサービスを利用することができます。

50音・英数字で用語を探す

新着用語 一覧

注目コンテンツ

【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


ウィズコロナ時代の働き方改革<br />
デジタルシフトで変わる!店舗が実施した非対面の人材開発、職場コミュニケーションとは

ウィズコロナ時代の働き方改革
デジタルシフトで変わる!店舗が実施した非対面の人材開発、職場コミュニケーションとは

新型コロナウイルスの感染拡大は、店舗事業者に甚大な影響をもたらした。さ...


これまでのやり方では、VUCAの時代を乗り切れない!<br />
いま日本企業に必要な人事マネジメントとは

これまでのやり方では、VUCAの時代を乗り切れない!
いま日本企業に必要な人事マネジメントとは

VUCAの時代となり、あらゆる意味でこれまでの企業経営が見直されていま...