約6割の企業が、一人の管理職がマネジメントする部下の属性が多様化していると感じている
約6割の企業が、「管理職がマネジメントする部下の属性が多様化している」と感じている
一人の管理職がマネジメントする部下の属性は、3年前と比べてどのように変化した印象があるかを聞きました。「かなり多様化した印象がある」(6.6%)と「多様化した印象がある」(17.2%)、「やや多様化した印象がある」(33.4%)の三つを合わせると57.2%で、全体的に多様化していることがわかります。
従業員規模別で見ると、5001人以上の企業でその傾向が顕著で、上記の三つの選択肢を合わせると8割でした。
管理職のマネジメント課題は「仕事へのモチベーション・動機付け」と「育成・キャリア支援」が多い
管理職がマネジメントで抱えている課題について聞きました。多かったのは、「仕事へのモチベーション・動機付け」(72.8%)と「育成・キャリア支援」(69.7%)で、いずれも約7割でした。以下、「方向性を示すこと・リーダーシップ」(64.1%)、「評価の公平性」(53.1%)、「信頼関係の構築」(47.6%)と続きます。
「その他」(2.1%)には、「テレワークによる評価方法」「目標管理」「人材の確保・定着」などの回答がありました。
マネジメント課題の支援に「取り組んでいる」が過半数。多くの企業が前向き
管理職がマネジメントで抱えている課題に対して、人事として支援、改善に取り組んでいるかどうかを聞きました。最も多かったのは「取り組んでいる」で、52.0%でした。また、「現在取り組んでいないが今後取り組む予定」も36.2%あり、全体的に前向きに取り組んでいることがわかります。
実施時期 | 2021年3月11日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 3,091社、3,186人(のべ) |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.注目の人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書 2021』
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