コロナ禍での採用を評価している企業は、2022年卒もオンラインを活用する傾向が強かった
候補者の見極めや入社式は「リアル重視」が多い
2021年卒新卒採用では選ぶ余地がなかったという企業も多そうな選考手法ですが、2022年卒採用では、オンライン・リアルどちらで実施することを理想としていたのでしょうか。「インターンシップ」「説明化」「初期選考」「終盤の選考(候補者の見極め)」「内定者フォロー」の五つの項目で、企業の理想を聞いてみました(本調査は2021年3月11日~3月31日に実施したものです)。
オンラインの割合が高かったのは、「説明会」(63.6%)、「初期選考」(62.3%)、「内定者フォロー」(50.2%)という結果になりました。一方、リアルの割合が高かったのは「終盤の選考(候補者の見極め)」(79.8%)と「入社式」(77.6%)でした。
コロナ禍での採用を評価している企業は、2022年卒もオンラインを活用する傾向が強かった
また、「コロナ禍での採用活動の評価」と、「2022年卒採用の理想の選考方法」に関連がないか、クロス集計を行いました。説明会・初期選考は、「想定以上の採用活動ができた」と感じている企業ほど2022年卒の採用活動でもオンラインを重視していることがわかります。特に、初期選考が顕著で「想定以上の採用活動ができた」と感じる企業と「対応に追われた」と感じる企業では、オンラインを理想的だと考える差が16.2ポイントも開いています。
実施時期 | 2021年3月11日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 3,091社、3,186人(のべ) |
質問数 | 168問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.注目の人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書 2021』
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