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有賀 誠のHRシャウト!人事部長は“Rock & Roll”
【第18回】多様性を競争優位に(その1)

株式会社日本M&Aセンター 常務執行役員 人材ファースト統括

有賀 誠さん

有賀 誠のHRシャウト! 人事部長は“Rock & Roll

人事部長の悩みは尽きません。経営陣からの無理難題、多様化する労務トラブル、バラバラに進んでしまったグループの人事制度……。障壁(Rock)にぶち当たり、揺さぶられる(Roll)日々を生きているのです。しかし、人事部長が悩んでいるようでは、人事部さらには会社全体が元気をなくしてしまいます。常に明るく元気に突き進んでいくにはどうすればいいのか? さまざまな企業で人事の要職を務めてきた有賀誠氏が、日本の人事部長に立ちはだかる悩みを克服し、前進していくためのヒントを投げかけます。

みんなで前を向いて進もう! 人事部長の毎日はRock & Roll だぜ!――有賀 誠

かつて、「単一性(同質民族、隔離された島国環境、日本語というニッチ言語)こそが日本の強み」と考えられていた時代がありました。「あうんの呼吸でのチームワーク」や「日本語という参入障壁(輸出はするが、輸入は抑える)」などがその例となります。

しかし現代の企業においては、グローバルなビジネス環境からしても、労働人口ポートフォリオの拡大という面でも、多様性と向き合うことは不可避のテーマです。ただ、まだまだ多くの企業はそれを「受容するもの」、あるいは「必要悪」とすらとらえているのではないでしょうか。実際には、多様性を競争優位にまで昇華させることができた企業こそがビジネス競争に勝つはずであることは言うまでもありません。私にとって、そのような気づきとなったエピソードをご紹介していきたいと思います。

「男性にしかできない仕事……?」

私が大学を卒業して社会人になった際、入社した鉄鋼メーカーは、大卒の男性は総合職(幹部候補生)、女性は一般職(アシスタント)という組織でした。この会社だけのことではありません。そのような世の中、そのような時代でした。

その会社では、女性社員は当番制で早出をして、職場全員の机を拭き、灰皿を差し替え、皆のためにお茶を入れて配ることになっていました。私は、これが職場の快適性を高めるための仕組みであるならば、男女関係なく、全員が掃除もお茶くみも当番制で行うべき、あるいは各人が自分でやればいいと思ったので、職場会議でそれを提案しました。

上司は、私が何を言っているのか理解できなかったようで、ポカンという表情をしていました。しかし、それよりも驚いたのは、女性社員の賛同を得られなかったことです。

「机拭きもお茶入れも私たちは嫌だと思ってはいません。それも仕事のうちですから。男性は男性にしかできない仕事に集中して下さい」

もちろん、現代の目で見れば、「男性にしかできない仕事」など、存在するはずがありません。この30年間で、(スピードは遅かったかもしれませんが)日本も変わったことは間違いがないでしょう。特に、男女とも、働く人間の意識が。

「お前が自分で買いに行け!」

私が上述の鉄鋼メーカーで働いていた30歳台前半のこと。毎月一回、勤務時間後に有志が集まって、MDG(Management Discussion Group)という勉強会を開催し、2時間のセッションの後には懇親会も行っていました。1年先輩の八木洋介氏(株式会社people first代表取締役、元LIXIL副社長)の声がけで始まったもので、留学経験者や経営企画部門の社員が持ち回りで講師を務め、ビジネスのトレンドや戦略論を学んだり、会社への提言をまとめたりしていました。毎回の参加者は20人ほど。実際に、会社としての正規の施策や研修につながる内容もあったほど、そこでの議論のレベルは高いものでした。

ある日、勉強会の前に会場の机を並び替えている中、私は千円札を2~3枚出して、ある女性社員に「〇〇ちゃん、おせんべいでも買ってきてよ」と依頼しました。彼女も何の躊躇も逡巡もなく、笑顔で「は~い!」と応えてくれました。

「有賀!!!」

そのとき、私は八木さんからどやされたのです。

「この勉強会は放課後の自主参加の集まりだ。課長も係長もヒラも関係ない。総合職も一般職も関係ない。男性も女性も関係ない。年次も年齢も関係ない。お前が何かを食いたいのなら、お前が自分で買いに行け!」

私は八木さんの言う通りだと思いました。心の底からそのように感じ、自分を恥じるとか、反省をするとかすらなく、すぐさま以下のように発信したのです。

「前言撤回! 俺は腹が減ったから、売店にお菓子を買いに行く。でも、一人では持てないくらいたくさん買うつもりだから、誰か一緒に来てくれないか」

上記は約30年前のエピソードですが、その後の私の人生とキャリアのベースとなる価値観を形作っています。そして、八木さんのような先輩をもった幸運に、心の底から感謝するところです。

肩書も国籍も性別も年齢も外した一人の人間としての自分が、同様にそれらと関係なく、他の人にリスペクトをもって接するということに尽きるのだと思います。その上で、お互いの「違い」に気づき、理解し、できればそれらの「違い」の組み合わせ(人と人とのシナジー)によって、ビジネス上の付加価値を高めていくこと。マネジメントとしても、人事部門としても、目指すべき姿なのではないでしょうか。

有賀誠の“Rock & Roll”な一言
人には「違い」があるから面白い。
そして、その「違い」を組み合わせてみな。
That’s Ensemble!


有賀 誠さん(株式会社日本M&Aセンター 常務執行役員)
有賀 誠
株式会社日本M&Aセンター 常務執行役員 人材ファースト統括

(ありが・まこと)1981年、日本鋼管(現JFE)入社。製鉄所生産管理、米国事業、本社経営企画管理などに携わる。1997年、日本ゼネラル・モーターズに人事部マネージャーとして入社。部品部門であったデルファイの日本法人を立ち上げ、その後、日本デルファイ取締役副社長兼デルファイ/アジア・パシフィック人事本部長。2003年、ダイムラークライスラー傘下の三菱自動車にて常務執行役員人事本部長。グローバル人事制度の構築および次世代リーダー育成プログラムを手がける。2005年、ユニクロ執行役員(生産およびデザイン担当)を経て、2006年、エディー・バウアー・ジャパン代表取締役社長に就任。その後、人事分野の業務に戻ることを決意し、2009年より日本IBM人事部門理事、2010年より日本ヒューレット・パッカード取締役執行役員人事統括本部長、2016年よりミスミグループ本社統括執行役員人材開発センター長。会社の急成長の裏で遅れていた組織作り、特に社員の健康管理・勤怠管理体制を構築。2018年度には国内800人、グローバル3000人規模の採用を実現した。2019年、ライブハウスを経営する株式会社Doppoの会長に就任。2020年4月から現職。1981年、北海道大学法学部卒。1993年、ミシガン大学経営大学院(MBA)卒。

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心理的安全性
アンコンシャス・バイアス
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粘土層管理職
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