問題社員への指導方法について
いつも参考にさせていただいております。
低レベルな質問で申し訳ないのですが、対応に苦慮しておりますのでアドバイスをいただければ幸いです。
当社は製造業で構内に多数の大型機械があり、場所によっては耳栓着用を指定している箇所もありますが、このたび作業担当ではない事務担当員の一人が仕事中にイヤホンのようなものを勝手に装着しておりました。
問いただしたところデジタル耳栓であるとのことで、機械的に雑音を消す仕組みの耳栓ということで、音楽等を聴く機能は全く無いことは確認できました。
しかし見た目がどうみても音楽用イヤホンにしか見えず、他の従業員からの苦情も数件あり、「来客に見られると経営上の不利益になるから耳栓の着用をやめて欲しい」と話したのですが、
『従業員の健康に配慮しないのか』とか『現場事務所だから来客は来ない』等と聞き入れません。着用しないと業務に支障があるというなら認めて社内に告示すると言ったところ、『騒音があるので着用は必要がある』と言張る始末です。そうはいったものの会社としては着用を認めたくはないので使用の掲示はしておりません。その事務所内の騒音としては80db以下と思います。
何とか着用をやめさせたいのですが、よい指導方法はないでしょうか。
投稿日:2014/12/03 18:19 ID:QA-0060977
- hirotaka36さん
- 広島県/その他メーカー(企業規模 51~100人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
耳栓着用について
80dbということである程度騒々しい事務所かと思われますが、
ポイントは、健康を害する程度のものなのかどうかですので、
産業医等に確認も必要です。
健康に影響がないということであれば、1人だけ仕事中に耳栓を
しているのも、不自然なことですし、他の社員の士気にも
かかわりますので、禁止とすべきでしょう。
問題社員と断定しておりますが、いまや100人に1人はいるとされる
問題社員なのかどうかのみきわめも重要です。
禁止とする場合でも、
本人によく説明し、何が心配なのか聞く耳をもつスタンスも必要です。
投稿日:2014/12/03 19:13 ID:QA-0060978
相談者より
早速に回答ありがとうございました。
産業医にも意見を聞いて対応したいと思います。
投稿日:2014/12/20 18:51 ID:QA-0061155大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
職場の騒音障害の防止の観点から、 労使間で調査、協議を
「 騒音障害防止のためのガイドライン 」 というのがあります。 騒音問題については門外漢ですが、 40dBは通常会話、 60dBは目覚まし時計、 80dBは地下鉄の電車の音量だと言われています。 作業場では、 85dB以上 ~ 90dB未満の場合は、 施設、 設備、 作業工程、 又は作業方法の点検、 作業環境を改善するため必要な措置を講じ、 85dB未満とするよう努力義務が課されています。 一般的会話が、 60dBとされているので、80dBというのは、 「 かなり騒音度が高く 」、 イヤマスクをかけたくなる人も出てくるでしょう。 個人的問題としてではなく、 職場の騒音障害の防止の観点から、 労使間で調査、協議され、 その延長線上で当該社員の苦情に対応するのが望ましいと思います。
投稿日:2014/12/04 11:17 ID:QA-0060979
相談者より
早速に回答ありがとうございました。
産業医にも意見を聞いて対応したいと思います。
投稿日:2014/12/20 18:51 ID:QA-0061156大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、文面内容を拝見する限りでは当人の主張にも理があるものとお見受けいたします。現実にある程度の騒音が発生しているわけですし、また音の感じ方も個人によって相違があるはずです。聴覚が過敏な方ですと、耳栓が業務上必要である場合もないとは言い切れません。やみくもにノーといった紋切り的な対応だけは避けるべきといえます。
対応としましては、まず当人に聴覚上の障害等が無いか確認されるべきです。あるようでしたら医師の診断書を提出してもらい必要と判断出来れば耳栓使用を認めなければなりません。その際、音楽用のデザインは騒音消去に関係ないはずですので出来れば消してもらうとよいですが、強制までは行き過ぎですので避けるべきでしょう。一方、特に障害等は無という事であれば、実際どのように聞こえ、どのような点で支障になっているのかを詳しく聴取した上で業務に支障があるか否かのみを基準に検討し使用可否を判断される事が必要でしょう。
またそれ以上にきになるのが、単に音楽用耳栓をはめているだけで「他の従業員からの苦情も数件」という点です。このような苦情は、いささか不自然(一体何への苦情であるのか?)にも思われます。真の原因は騒音ではなく、他の従業員との間で生じた人間関係のトラブルにあるのではとも思われますので、その辺も職場での調査をきちんとされた上で、慎重に対応・判断される事が必要といえます。
投稿日:2014/12/04 20:04 ID:QA-0060984
相談者より
早速に回答ありがとうございました。
産業医にも意見を聞いて対応したいと思います。
別の問題が隠れているかも知れないという点については気をつけて経過をみたいと思います。
投稿日:2014/12/20 18:53 ID:QA-0061157大変参考になった
回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
回答通りに実践して損害などを受けた場合も、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。
問題が解決していない方はこちら
お気軽にご利用ください。
社労士などの専門家がお答えします。