代表取締役の辞任

新代取は、取締役会で選出

取締役の選解任は、株主総会で行いますが、代表取締役は、取締役会の決議により、取締役の中から選任されます。従って、取締役の地位解任により代表権を有する取締役が居なくなりますので、新たに選任された取締役も参加した取締役会を開催して、代表取締役を選出することになります。株主総会と取締役会は別のものですから、総会で、現在の代取の解任を決議した後、引き続き、新任取締役も参加して、取締役会を開催し、その新任取締役を代取に選出することになります。なお、対外的には、２週間以内に議事録・印鑑届・代表取締役の個人の書類一切を揃えて管轄法務局に申請することが必要です。なお、当該総会日を以って、解任されたものと推測されますので、以後の総会や取締役会への出席権利義務はなくなります。

投稿日：2011/09/25 12:09　ID：QA-0046210

相談者より

ご回答ありがとうございます。現代取の解任の場合は臨時株主総会で決議ですが、辞任の場合、辞任届が会社に提出された日をもって自動的に辞任となるのでしょうか？　この場合、取締役員数が２名となってしまいこの現代取は臨株で新任取締役選任、取締役会で新代取選定されるまで権利継続となりますが、解任に近い辞任であったため臨株も取締役会も欠席する見込みです。この場合、今後の登記手続きなど何か問題はありますか？　ご教示願ます。

投稿日：2011/09/25 15:59　ID：QA-0046213大変参考になった

新代取は、取締役会で選出　Ｐ２

|※| 代表取締役の辞任とは、会社法又は定款によって定められた任期満了前に当該代表取締役が自ら代表取締役を辞することをいいます。取締役の地位はそのままに残る場合です。この場合、辞任により、定款で定めた代表取締役の員数を欠くことになる場合、当該代表取締役は、新たに選定された代表取締役が就任するまで、なお代表取締役としての権利義務を有するとされていますので、臨株も取締役会にも出席することになると理解しています。
|※| これに対し、取締役を辞任し、取締役としての地位を喪失したことによって、結果として、代表取締役も退任することになるときは、代表取締役の辞任ではなく、取締役の変更とともに代表取締役の変更が必要になります。因みに、「解任に近い辞任」という意味が一寸分りかねますが・・・。
|※| 資格喪失により代表取締役を退任という処理の場合の登記申請も少し変るようです。実務的な部分に就いては、行政書士さんにご確認いただきたいと思います。

投稿日：2011/09/25 20:42　ID：QA-0046214