親会社が間接部門業務を行う場合の契約内容について
お世話になります。よろしくお願いいたします。
グループ企業内で、本社に人事や経理、情報システムなどの間接部門を集約し、子会社4社分の業務を行っています。親会社には間接部門しかなく、ほぼ売上がない会社となります。
子会社には書類の受け渡しや小口現金の管理、現地で対応する必要がある福利厚生対応など、細々とした業務を行ってくれる総務的な従業員はいるのですが、ほとんどの業務(例えば人事の場合は採用、教育、給与計算、社労士対応、ハラスメント対応、人事評価、入退社管理など)を親会社で行っています。
今までは親子間だから良いだろうという感覚で、会社間の契約などを何も行ってこなかったのですが、体裁を整えようとしています。
この体裁を整える手段として以下のどちらかを選択しようと考えているのですが、どちらが適している、もしくはどちらも問題がある等アドバイスをいただけますと幸甚に存じます。
①親会社に在籍している間接部門の従業員全員が子会社4社各社に兼務出向する。社保は親会社のみで加入することし、人件費等を各社の費用として按分する。
※現在は出向契約等は結んでいないものの、現実としてこちらに近い運用となっています。
②親会社と子会社各社で業務委託契約を結ぶ。親会社の人件費を含む年間予算を12等分した金額を、さらに子会社数で割って、その金額を各社に請求する。
投稿日:2024/10/28 11:56 ID:QA-0144935
- 人事担当者STさん
- 愛知県/その他業種(企業規模 31~50人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、いずれの選択も可能ですので御社の事情に合わせて決められる事で差し支えないものといえるでしょう。
その上で申し上げるとすれば、業務委託契約にされてしまいますと業務上の指示を行えるのが親会社に限定されてしまいますので、人事労務管理面からすれば兼務出向の方が実務上対応し易いものといえるでしょう。
投稿日:2024/10/28 18:57 ID:QA-0144967
相談者より
大変わかりやすいご回答ありがとうございます。
子会社の役員や管理職からの指示を受ける場合もありますので、兼務出向として対応したいと思います。
投稿日:2024/10/31 17:21 ID:QA-0145147大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
対応
基本的に法人が異なれば別企業なので、他社の社員の人事などのきわめて重要な個人情報に勝手にアクセスすることはできません。逆に他社であってもコンサルティング契約や外注契約があればアウトソースできるのですから、何を誰にいつ、どのように委託するかが明確になっていれば、いずれの方法も可能でしょう。
わざわざ人員異動が必要過度かは内容次第です。委託内容を明確にし、守秘義務契約など必要措置を整備して下さい。
投稿日:2024/10/28 23:26 ID:QA-0144985
相談者より
ご回答ありがとうございます。勉強になりました。
グループ間において他社という感覚がほとんどなく、様々な面でなあなあになってしまっていました。
それぞれの会社が別企業であるという意識の元、整備を進めるようにいたします。
投稿日:2024/10/31 17:23 ID:QA-0145148大変参考になった
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