無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

やるだけでなく、やりきる仕組み
“働き方改革”でIT業界の常識を覆す。
SCSKの「スマートワーク・チャレンジ」
とは(前編)

SCSK株式会社 執行役員 人事グループ副グループ長

河辺 恵理さん

困難な目標に挑まなければ具体的な行動変革につながらない

 働き方の改善に向けた一連の取り組み(図1)が始まったのが2012年4月。前年秋に新会社が合併・発足してから、半年しか経っていませんね。

社員の中には、合併したからいろいろ制度が変わったのだ、と思っていた人もいたようです。逆に、合併直後のタイミングでなければ、あれほどうまく導入できたかどうか、わかりません。12年4月にフレックスタイム制を全社に適用。同年7月には裁量労働制を導入し、メリハリの利いた働き方に向けて環境整備を進めるとともに、7~9月の期間限定で「残業半減運動」を展開しました。これは、その年の4~6月に残業の多かった弊社全部署の約2割にあたる32部署を選んでエントリーし、7~9月の平均残業時間を4~6月の半分にするという取り組みです。

図1:働き方の改善に向けて
働き方の改善に向けて

 いきなり前四半期の半分に、というのはすごいですね。

最初は、人事部の中に「2割、3割減からスタートしては」との声がありました。しかし中井戸が、それでは「手緩い」と。気合や勢いだけでは達成できない困難な目標にチャレンジしなければ、具体的な行動変革にはつながらないということで、最終的に前四半期比半減を目指すことになったのです。問題は、ストレッチな目標をどう達成するか。具体的な施策は各部署が主体的に策定し、内容を会社にコミットした上で、取り組みを進めました。期間終了後には、削減結果と、効果的な施策を全社に向けて発表・共有。32部署のうちの約半数で目標がほぼ達成され、「効果が高かった」と評価された実施施策のベスト5(図2)には、(1)業務の見直し・負荷分散、(2)リフレッシュデーの推進、(3)日次(朝礼・終礼)/週次での確認、(4)フレックス・裁量労働の活用、(5)会議の効率化、が挙がりました。13年4月からはさらなる改革として、残業削減に有休取得も加えた「スマートワーク・チャレンジ20」、通称“スマチャレ20”が始まりましたが、興味深いことに、そのスマチャレで現場が選択した施策も、基本的にはこのベスト5の組み合わせや応用編。内容はほとんど変わらなかったのです。とくに1位の「業務の見直し・負荷分散」は、残業削減だけでなく、有休取得の促進策としても“鉄板”といっていいでしょう。先述のとおり、ワークシェアを進め、独り抱えの仕事を失くさないかぎり、休みたくても休めません。

図2:『残業半減運動』 (2012年)
『残業半減運動』 (2012年)

 「日時(朝礼・終礼)、週次での確認」には、どういうねらいがあるのですか。

これは、上司と部下、リーダーとメンバーがより密なコミュニケーションを図り、業務の内容や優先順位を明確化することで、作業に無駄や手戻りが生じないようにしようという取り組みです。多くの部署で日時(朝礼や終礼)、週次に励行したところ、相当効果があがりました。また、システムの仕事にはどうしても波があって、たとえば月初、月末はとても忙しいけれど、月中は比較的のんびりした日も少なくありません。だから、そういう日は交替で午後3時や4時に帰り、月初・月末に一定の時間を費やせるようにします。4位の「フレックス・裁量労働の活用」ですね。IT業界では、これを徹底して使わないと、まず残業時間は減らせません。始めた頃は「早く帰りなさい」といいながら、誰かが本当に「じゃあ、お先です」と午後3時、4時に退社したりすると、何だかドキドキしたものですが、半年ぐらいで慣れました。

 そうした施策については、各部署で主体的に考えて、実施するということでしたが、現場のマネジャーの中には、そういうことが得意ではない人もいるのではないですか。

おっしゃる通りです。誰でも、いいアイデアが浮かぶわけではありません。ですから、専用のポータルサイトを立ち上げ、これを通じて、他の部署がどういう取り組みをしているのか、効果の高い施策は何なのかを“見える化”。参考事例として全社展開し、残業削減の流れが定着・発展していくように工夫しました。

となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル 長時間労働(残業)

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

  • 参考になった0
  • 共感できる0
  • 実践したい0
  • 考えさせられる0
  • 理解しやすい0
  • その他2
オススメ2
最新順 人気順 古い順

カトさんがその他でオススメしました

神奈川県 半導体・電子・電気部品 2016/02/01

所期の目標の一つである、「業績向上(一時的に下がっても、将来は伸びる)」は達成できたのでしょうか?

aitokyoさんがその他でオススメしました

愛知県 公共団体・政府機関 2016/02/01

ありがとうございます。
とても参考になりました。

「困難な目標に挑まなければ具体的な行動変革につながらない」
と、目標を厳しくしたことは効果的だったと思います。

これはビジョンを掲げることと同じです。その目標が価値を持っていないと、その目標までたどり着く意味が見いだせません。その目標:月間20時間、だからヤル気にもなるわけです(→1日1時間1!?スゴい!それならこんな生活になる。楽しみ)

それから、なんとなく残業が減るのを待つようなやり方ではなく、トップが率先してやる、やり方にも上記のように(それがダメだと思えば)積極的に関わるようでないとダメですね。


なんとなくやっていると、とても困難な時短の推進。
でも本気で取り組めばそれができる、ということを教えてもらいました。

唱えるだけじゃダメです!

本気度を見せて、そのために変えるところを変えなくちゃ!

ありがとうございました。

2件中1~2件を表示
  • 1

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
まだらテレワーク
GビズID(gBizID)
勤務間インターバル制度