「2013年度労働時間総合調査」
所定労働時間、休日・休暇、時間外労働などの最新実態
年次有給休暇の取得状況
年休の新規付与日数 ― 全従業員平均で18.6日
最近1年間(12年度)における年次有給休暇(年休)の新規付与日数(全従業員平均)は、全産業・規模計で平均18.6日となりました。
取得日数 ― 年間8.7日と昨11年度(9.0日)に比べ微減
取得日数は年間8.7日となりました。集計(回答)企業は異なるものの、昨11年度(9.0日)に比べて0.3日減少。規模別に見ると大手ほど取得日数は多く、1000人以上(9.6日)と300人未満(7.6日)では2.0日の差が生じています。
取得率 ― 平均46.8%
新規付与日数に対する取得日数の割合を、“年休取得率”として算出しました。年休取得率の算出に当たっては、繰越分と新規付与分を合わせた付与日数全体で取得日数を除すという考え方もあります。しかし、「新規付与から何年目まで繰り越しを認めるのか」など、企業によって取り扱いの異なる繰越分を含めると、取得率が比較しづらくなるため、新規付与日数を基に算出するのが通例となっています。
最近1年間(12年度)における年休取得率は、全産業・規模計で平均46.8%となり、昨11年度(48.1%)を1.3ポイント下回りました。規模別に見ると、1000人以上50.3%、300~999人44.6%、300人未満43.2%と、1000人以上で取得率が5割に達しています。
取得日数の分布状況
「8~9日台」「10~11日台」がそれぞれ2割弱で拮抗(きっこう)
年休の取得日数は、最低0.3日から最高17.0日まで、幅広く分布しています。[図表4]の年休取得日数の分布を見ても、全産業では4~13日台までの5階級がいずれも10%台となっています。中でも多いのが、「8~9日台」19.7%と「10~11日台」18.7%です。
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