派遣と請負のメリット、デメリット

プロフェッショナル・人事会員からの回答

プロフェッショナルからの回答

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一般論ですが

詳細な業務内容や分野がわかりませんと的を絞るのが難しいですが、非常に大くくりな視点のみで申し上げます。

一般的な製造業におけるメリット／デメリットは料金とコンプライアンスではないでしょうか。

メリット
・派遣
コンプライアンス面が「比較的」安心。
・請負
料金が安いことが多い。

デメリット
・派遣
請負より料金が高いことが多い。
・請負
コンプライアンスに問題があるケースが少なくない。

いずれも絶対的なものではありませんし、上記以外の視点もございます。
製造業での派遣労働は政権交代で今後難しくなっていくと予想されますので、経営的視点をもって、今後の労働力の配分をご検討されるとよろしいかと存じます。

投稿日：2010/02/15 19:53　ID：QA-0019317

プロフェッショナルからの回答

藤田　敏克

社会保険労務士法人SRグループ　代表

詳細

お答え致します

ご利用ありがとうございます。

派遣契約と請負契約（個人とではなく会社との契約と考えます）の一般的メリット・デメリットということでお答え致します。

まず一番異なる点としては、指揮命令権の所在がそれぞれ異なる、ということです。

派遣契約の場合、指揮命令権は派遣先（＝御社）にあり、派遣スタッフに指示・命令をすることができます。一方、請負契約の場合は請負業者側に指揮命令権があります。よって、現場での指揮命令が必要な場合には、派遣契約でスタッフの派遣依頼をされるのがよいかと思われます。
もうひとつの派遣のメリットとしては、必要な特定技能（＝スタッフ）を必要期間だけ取捨選択出来るという点です。派遣スタッフの能力が劣る・職場に適さない等の場合にも、切り替えることが可能です。

派遣のデメリットとしては、指揮命令に付随して、派遣スタッフの管理監督の必要があるという点です。労働者の始業・終業・休息時間・休日・休暇などに関する指示・管理、また服務上の規律なども自ら行わなくてはなりません。細かく言えば、スタッフの作業着なども派遣先（＝御社）の用意・負担が必要な場合があります。

これとは逆に、請負契約の場合は請負業者に指揮命令権および管理責務がありますので、派遣先（＝御社）での管理業務は発生しません。

補足ですが、請負契約と称しつつも、指揮命令権が請負委託側（＝御社）にある、という状況は偽造派遣であり違法行為になります。くれぐれもご注意ください。

投稿日：2010/02/18 23:19　ID：QA-0019380

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