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所定労働時間の短縮に伴う手当の減額について

いつも参考にさせていただいております。

弊社では、月給は据え置いたまま、1日の所定労働時間を8時間から7時間30分へ短縮することを検討しております。
この所定時間短縮自体は、月給を減額しないことから不利益変更に当たらないと承知しております。
そこで、所定時間短縮以外の規程を変更しない場合に減額となる下記の手当について「不利益変更に該当するか否か」、「不利益変更に該当する場合は、どのような対応が必要か(減額とならないよう手当に関する規程を改める必要はあるか)」についてご教授いただきたくお願いいたします。

①深夜勤務手当
規程:22時から翌朝5時までの勤務に対して、基本賃金の25%割増賃金を支給
所定短縮により、割増単価は上昇するが、割増対象時間が30分短縮となる勤務シフトでの従事者は減額となる。

➁夜勤手当
規程:1回あたりの基本額〇円+実労働時間✖△円を支給
所定短縮により、実労働時間が8時間から7.5時間に短縮するため減額となる。

以上、宜しくお願いいたします。

投稿日:2026/02/16 14:46 ID:QA-0164462

未熟な人事さん
福岡県/印刷(企業規模 101~300人)

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本Q&Aは法的な助言・診断を行うものではなく、専門家による一般的な情報提供を目的としています。
回答内容の正確性・完全性を保証するものではなく、本情報の利用により生じたいかなる損害についても、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
具体的な事案については、必ずご自身の責任で弁護士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。

プロフェッショナル・人事会員からの回答

プロフェッショナルからの回答

増沢 隆太
増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ 人事・経営コンサルタント

対応

ご提示内容からして、不利益変更の可能性は低いものの、絶対的に無いとも言いきれません。しかし不利益変更は、当人の承認で実施可能です。
今回の措置は、単なる一方的な不利益変更ではなく、勤務時間縮小というメリットに加え、給与のほぼ現状維持という好条件のはずです。

しっかり説明の上で納得を得て実施が現実的なのではないでしょうか。

投稿日:2026/02/16 23:32 ID:QA-0164503

相談者より

ご回答ありがとうございました。
従業員が納得できるよう丁寧な説明を心がけたいと思います。

投稿日:2026/02/17 11:27 ID:QA-0164526大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

小高 東
小高 東
東 社会保険労務士事務所 代表(特定社会保険労務士) 

ご質問の件

1.2とも部分的に見れば、不利益変更ともいえますが、
夜勤従事者はどの程度いるのでしょうか。

月給は据え置いたまま、1日の所定労働時間を8時間から7時間30分へ短縮するとのことですので、バーターで説明し、合意を得るようにしてください。

夜勤シフト時の夜勤手当の減額は不利益の程度はさほど大きいとはいえないでしょう。

投稿日:2026/02/16 15:10 ID:QA-0164469

相談者より

ご回答ありがとうございます。
夜勤従事者は約40名です。内、深夜勤務手当が減額となる者は約30名です。
夜勤手当については、先生のご認識どおり減額の程度は少額です。

投稿日:2026/02/16 15:44 ID:QA-0164471大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

米倉 徹雄
米倉 徹雄
KIZASHIリスキリング社会保険労務士法人 代表社員

回答いたします

ご質問について、回答いたします。

所定労働時間短縮に伴い、実労働時間に連動する手当が減少する場合、
算定根拠を変更しない限り直ちに不利益変更とはいえないと考えます。

1.の、深夜勤務手当は法定割増に基づくため合理性は比較的認められやすく、
2.の、夜勤手当も時間比例部分の減額は理論上は、但ちに不利益変更とまでは
判断できないものと思案します。

但し、賃金総額が実質的に減少しますので、紛争予防の観点から労使協議や、
規程見直しを検討し、減額の場合でも経過措置を設けた上で、対象社員の合意書
を受領した上で進めることが、安全な対応かと存じます。

投稿日:2026/02/16 16:17 ID:QA-0164476

相談者より

ご回答ありがとうございました。
従業員に対しては、労使協議の場などで丁寧に説明し、慎重に進めたいと思います。

投稿日:2026/02/16 16:47 ID:QA-0164490大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

井上 久
井上 久
井上久社会保険労務士・行政書士事務所 代表

ご回答申し上げます。

ご質問いただきまして、ありがとうございます。
次の通り、ご回答申し上げます。
1.所定労働時間短縮の位置付け
月給を維持したまま所定労働時間を8時間→7時間30分へ短縮すること自体は、労働条件の有利変更であり、不利益変更(労契法9条)には該当しません。問題は、短縮に伴い一部手当額が減少する点です。

2.(1)深夜勤務手当について
【結論】原則として不利益変更には該当しない可能性が高い。
深夜割増賃金(25%以上)は労基法37条に基づく法定割増であり、「22時~5時の実労働時間」に対して支払う性質のものです。
したがって、所定時間短縮により深夜時間帯の実労働時間が30分減少すれば、支給額が減るのは制度変更の当然の結果であり、割増率や算定方法自体を変更していない限り、不利益変更とは評価されにくいと考えます。
ただし、固定額的に深夜時間が確保される前提で設計されたシフトである場合は、労使説明は不可欠です。

2.(2)夜勤手当について
【結論】設計次第では不利益変更に該当する可能性あり。
夜勤手当が
「1回あたり〇円+実労働時間×△円」
と定められている場合、実労働時間短縮により減額となるのは規程通りの計算結果です。
しかし、夜勤手当が
・夜間勤務という負担への対価
・拘束性や生活リズムへの影響への補償
という趣旨を持つ場合、実質的に手当水準を引き下げる効果を持つため、「不利益変更」と評価されるリスクがあります。
特に、所定時間短縮が会社主導で行われる以上、従来と同様の夜勤負担があるのに手当のみ減る場合は合理性が問われます(労契法10条)。

4.対応方針
(1)深夜割増手当
→ 原則、規程変更不要。ただし説明・周知は必須。
(2)夜勤手当
→ 以下のいずれかを検討
・「実労働時間×△円」を見直し、従前と同水準となる単価へ調整
・1回あたり基本額を増額し、総額が減らないよう再設計
・労使合意を経た上で減額実施
特に夜勤手当は法定外手当であるため、制度変更として合理性説明+労使協議を経ることが安全です。

5.実務的助言
制度趣旨が「時間比例手当」なのか「負担補償手当」なのかを明確化し、趣旨と整合する設計に再整理することが望ましいです。
結論として、
・(1)は原則問題小
・(2)は慎重対応(場合により規程改定推奨)
という整理になります。
以上です。よろしくお願いいたします。

投稿日:2026/02/16 16:34 ID:QA-0164484

相談者より

ご回答ありがとうございました。
論理的な解説で、とても勉強になりました。
夜勤手当に関しては、「現行水準を維持する」案を第一候補として進めたいと考えております。

投稿日:2026/02/17 11:24 ID:QA-0164524大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、日勤者の場合ですと、深夜の割増賃金等に関しましては深夜残業を行った場合にのみ臨時に発生するものですので、時間短縮の影響で当該時間分が従来より少なくなったからというだけで不利益変更に当たる事にはなりません。

これに対し、いわゆる常夜勤者の場合ですと、深夜割増や夜勤手当は契約上恒常的に支給されるものになりますので、これが減額されるとなれば一種の不利益変更に当たるものといえます。

但し、勤務時間が短縮される事に加えまして、基本給は減額されないという事でしたら、受ける利益に比して不利益は大きくないものといえますので、事情を丁寧に説明された上で実施される事であれば、仮に従業員の個別同意を得られなくとも違法性は生じないものといえるでしょう。

投稿日:2026/02/16 16:20 ID:QA-0164479

相談者より

ご回答ありがとうございました。
日勤者の深夜残業に関してもご教授いただき感謝いたします。
従業員へ丁寧な説明を実施し、慎重に実施したいと思います。

投稿日:2026/02/16 16:51 ID:QA-0164491大変参考になった

回答が参考になった 0

人事会員からの回答

みらい・社労士さん
大阪府/その他業種

①所定労働時間短縮に伴い割増単価は上昇する一方で、割増対象時間が30分短縮となる勤務シフトでの従事者が減額となっても、これは所定労働時間短縮に伴う当然の結果に過ぎず、一概に不利益変更とまではいえないでしょう。

②実労働時間短縮による当然の結果としての減額ですから、①と同様、不利益変更とまではいえないものと考えます。

社員には丁寧に説明したうえで、理解を得ておけばよろしいでしょう。

投稿日:2026/02/17 08:50 ID:QA-0164509

相談者より

会員の方からご回答いただけるとは思っておりませんでした。ありがとうございます。
私もQ&Aに回答できるレベルに達することができるよう励みたいと思います。

投稿日:2026/02/17 12:55 ID:QA-0164532大変参考になった

回答が参考になった 0

本Q&Aは法的な助言・診断を行うものではなく、専門家による一般的な情報提供を目的としています。
回答内容の正確性・完全性を保証するものではなく、本情報の利用により生じたいかなる損害についても、『日本の人事部』事務局では一切の責任を負いません。
具体的な事案については、必ずご自身の責任で弁護士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。



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