「号俸」と「号棒」
弊社の職能給表では、等級に応じた号数を「号棒」と称しています。
辞書で「号棒」の字を探したところ見つからず、にんべんの「号俸」と載っています。
ネット検索では、「号俸」と「号棒」どちらも存在しているようです。
どちらが正しいのでしょうか。
また、それぞれ意味に違いがるのでしょうか。
賃金担当初心者の為、ご教示願います。
投稿日:2009/06/12 09:48 ID:QA-0016408
- 人事部さん
- 東京都/医薬品(企業規模 1001~3000人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
事典で調べますと正式には号俸のようですが、いずれにしましても労働法令上で定義付けられている用語ではございませんのであまり気にされることはないでしょう。特に意味の違いはないものといえます。
むしろ賃金担当者としまして留意すべき事柄はきちんとした計算管理を行なうこと及び給与制度を機能させていくことになりますので、これを機会に職能給の中身の検証をされることをお勧めいたします。
投稿日:2009/06/12 11:14 ID:QA-0016410
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
「ゴウホウ」は《 人偏 》か、《 手偏 》か ?
■ どちらも間違いとは云えませんが、当方の経験では、前者の「号俸」に分があるようです。立法、行政機関が用いている公式表現をパラパラと見たところでは、
▼ 人事院規則では、号俸に基づく賃金表を、《 俸給表 》 と呼称しています。
▼ 内閣総理大臣以下、秘書官に至る「特別職の職員の給与に関する法律」では、《 俸給月額 》 と表示しています。但し、秘書官の「5ゴウホウ」だけは、なぜか、《 五号棒 》 (その他のゴウホウは、《 号俸 》 使用)となっています。
▼ 厚労省所管の某社団法人の職員給与規程では、「・・したときは、1 《 号俸 》 上位の 《 号棒 》 に昇給・・」と混在しています。
■ こと程左様に、使用用語の統一にうるさい法律でも、混在する可能性があるのですから、認識面でも、実害面でも、とくに問題視されてないということなのでしょう。まあ、人に関する事項ですから、《 手偏 》 も体の一部に違いありませんが、《 人偏 》 の方が無難かなと思います。
投稿日:2009/06/12 11:56 ID:QA-0016412
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