チーム異動をウマが合わないからと拒否されて困っています
従業員数5人と社長、取締役という小さな会社です。営業2人の下に女性従業員がおり、あとは経理、総務担当(私)という構成です。
営業2人は取り扱う商品により担当分けがされていて、事務方がそれぞれ下に付き、アシストしております。
5年前よりいる営業と10年目の女性事務員のペア、
2年前に入った営業と、創立当初からのベテラン事務員が定年退職し、その代わりに1年前に入った事務員とのペアとなります。
2年目の営業もまだ能力的に心もとない為、10年目の女性従業員に下へ付くようにと指示したのですが、ウマが合わないという理由で断られました。
会社の為の業務命令だと言ったところ社長にすがり、そんな事になったら会社辞めますと言ったそうです。
とりあえずは皆で新人と2年目の営業とをサポートしようという事になったのですが、新人チームは未だ仕事内容で理解力がグレーな部分があるので、周りが気を付けていても抜けてしまう事例が何度かあり、フォローが大変になったりと効率が悪いのと、その女性事務員と2年目営業の雰囲気が悪く、小さな社内も殺伐とする事があります。
会社としては、やはり10年目の女性従業員に、喧嘩になっても良いから教育する意味でもアシストしてもらった方が良いのではと思っています。
ですが、口も利かない、目も合わせない二人なのでまた拒否されるだろうし、得策かどうかも考えあぐねています。
今辞められても本末転倒ではあるので、
良い方向に勧める為に女性事務員を説得する術はありますか。
投稿日:2024/05/15 17:56 ID:QA-0138634
- jinjibukaさん
- 神奈川県/精密機器(企業規模 6~10人)
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プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、詳細事情にもよりますので、この場で確答までは出来かねます件ご了承下さい。
その上で申し上げるとすれば、いずれかに問題の責任が有るといった事もなく単に相性が悪いという状況でしたら、無理にペアを組ませる必要性はないものといえます。
経験の浅い社員を育てる事も重要ですが、その為に職場環境が悪化し業務に支障が出たり退職者が出たりするという事であればまさに本末転倒といえます。
従いまして、ベテラン従業員を無理に説得されるのではなく、現在のペアリング方式の見直しも含め会社全体で若い社員のフォローアップをされていくのが妥当と感じられます。
投稿日:2024/05/16 09:23 ID:QA-0138647
相談者より
その女性従業員は感情を仕事に持ち込み、仕事を選ぶという印象があり(お局化しています)、今のペアの営業はお気に入りの様であからさまに出すので会社の雰囲気が逆に良くないです。ただ、ペアリング方式の見直をする事は策としてありだと思いました。相談してみます。有難うございました。
投稿日:2024/05/16 13:31 ID:QA-0138681大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
対応
事務員にそこまでの責任を負わせるほどの待遇や役職なのわかりませんが、規模の小さい事業所の管理責任は社長です。現場に丸投げで業務が回るなら社長など要りません。
無関心なだけでなく、その問題社員を雇って、さらに辞めないよう擁護するのであれば、社長自ら指導するしかないのではありませんか。対処すべき相手が誰か、その責任を誰が負うか、経営者が判断することなとなります。
投稿日:2024/05/16 11:25 ID:QA-0138672
相談者より
ご回答ありがとうございます。事務員の担当営業の変更が責務や役職という観念はありませんでした。経営者が指導するのではなく先輩が指導、教育に当たるという慣習でしたので。ですが、対処すべき相手が誰かというのは確かにそうだと思います。
投稿日:2024/05/16 13:26 ID:QA-0138680大変参考になった
人事会員からの回答
- オフィスみらいさん
- 大阪府/その他業種
「ウマが合わないから組みたくない」というのは職場で発する言葉ではなく、また、「そんな事になったら会社辞めます」、というのは子供の発想であって、社会人としては未熟であるとしかいえません。
従業員5人という小さな会社で、口も利かない、目も合わせない二人の従業員がいるというのは、健全な職場環境とはいえないし、周りも気を遣いながら仕事をしていては業務効率も良くはならないでしょう。
そんなワガママに対して周りの従業員が腫れ物にでも触る思いで接しているとしたら、本末転倒もいいところ、業務命令には従う義務が従業員にはありますので、そこはよく認識させる必要があり、毅然とした態度で接することが望まれます。
投稿日:2024/05/16 13:47 ID:QA-0138682
プロフェッショナルからの回答
ご質問の件
2年目営業の言い分は、単なるわがままなのか、一理あるのか、
そして、営業として優秀な社員なのか見極めることです。
ご質問の内容は、人をみて法を説くケースだと思われます。
あるいは、課題を明示し、これが出来ないからと理由を説明して下さい。
万が一、公私混同しているようであれば、
会社は仲良しクラブではないことをお伝えください。
投稿日:2024/05/16 17:26 ID:QA-0138695
相談者より
ご回答ありがとうございます。わがままな物言いをしているのは10年の女性事務員ですが、感情で仕事を選ばれては周りがたまりません。よく見極めていきたいと思います。
投稿日:2024/05/16 18:06 ID:QA-0138703大変参考になった
プロフェッショナルからの回答
組織開発の観点も参考になるのではないでしょうか。
ご相談内容を拝見しました。小さな会社の中で関係が良好でない状態とのこと、大変な思いでおられることかとお察しいたします。
参考のひとつとして、組織開発の観点も持って見られてはどうかと思います。
現象としては、女性事務員の方の問題として表出しているわけですが、チームを構成しているひとりひとりがお互いに影響し合っているので、必ずしも女性事務員の方だけが問題の原因とは限りません。本人の問題もありますが、同時に考えなくてはならないなのは、「なにがその人をそうさせているのか?」という観点です。
今回のケースにあてはまるかどうかわかりませんが、いくつか例示します。
・上司や周囲から期待を伝えられていない。
・自分の仕事について認められている感じがしない。
・担当業務を属人化しておかないと自分の立場が危うくなる感じがする。
これらは、本人の問題というより、周囲との関係において生じているものです。
コーチング用語ではチームの中で存在を認められているメッセージのことをアクノレッジメント(承認)といいますが、これが欠如してくると、身を守るためにお局化したり問題行動を起こしたりする反応が生まれます。
上記を踏まえての処方箋ですが、その女性事務員の方が仕事について思っていることや感じていることを一対一で丁寧に聞くことがスタートになるでしょう。総務のご担当の相談者様か上司である社長の役割になると思います。たとえば、「仕事をするうえでちょっと気がかりなこととか改善したいと思っていることは何ですか?」という問いで始めるのも一案です。
聞く側の留意点としては、否定しない、アドバイスしない、解決してあげようとしない、ということです。不平不満も出るかも知れませんが、「なるほど、そう思っているんですね」と内容について肯定するわけでも否定するわけでもなく、思いを聞いてあげることに専念するとよいでしょう。
こうした会話を何度か積み重ねるうちに、自分の話を聞いてくれる人がいるという関係の変化が生まれます。これは、その女性の方だけなく、ほかの社員の方々に対しても必要なことですので、長い道のりではありますが、取り組まれるとよいと思います。
組織開発については、中村和彦先生の「入門 組織開発」という本がわかりやすく参考になりますので、ご興味があればご一読ください。
陰ながら応援しております。良い方向に向かうことをお祈りしています。
投稿日:2024/05/20 10:26 ID:QA-0138781
相談者より
ご回答ありがとうございます。
ご指摘の通り、新人の定着を優先し、評価や激励の声かけなどは新人に対する方が多く、彼女には、これまでも問題がある毎には伝えてきていましたが、日々のそれは不足していたのかもしれません。彼女の性分もあるので、こちらが思っている以上にケアも必要なのかもしれません。
先日、彼女と話す機会を設け、あなたの経験値と責任感の強さを評価しているので力を貸してもらいたいと話したのですが、「これだけ頑張っているのにまだ要求されるんですか!?」とおっしゃっておりました。彼女の話や思いを再度ヒアリングしていこうと思います。
書籍のご紹介もありがとうございました。
投稿日:2024/05/20 17:39 ID:QA-0138797大変参考になった
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