書面にて申請、認可している手当誤支給時の返還について
・手当の誤支給による返還について
(前提)
・住宅手当支給対象 ⇒ 扶養ありの者
・手当受給の申請について ⇒ 毎年1度従業員が申請書により申請、会社が内容確認し承認。
(今回の状況)
・従業員Aは離婚後子供を扶養したため、住宅手当の支給対象となった。
・以後、毎年従業員Aは会社に申請書を提出し、会社は承認していた。
・3年前に本人より子供が扶養から外れた旨の連絡が給与担当者にあった。
・給与担当者は、本来であれば従業員Aが受給条件を満たさなくなったため、手当支給を止めなければいけなくなったが、見落としていた。
・その後も、本人は申請し、会社は内容を確認して支給していた。
(質問)
過払い給与については、基本的に従業員に返還を求めることができると思うのですが、今回のように申請書提出、認可しているような(書面で残っており、従業員・会社双方の印鑑が押されている)場合においても、返還を求めることができるかどうか教えてください。
投稿日:2019/05/16 11:23 ID:QA-0084385
- もこBさん
- 京都府/繊維製品・アパレル・服飾(企業規模 3001~5000人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
対応
間違った申請を行い、それを認めてしまった責任は会社側にもありますので、一方的に全額支払いなどではなく、ミスを認めた上で、正しい金額に修正したいということを交渉することになると思います。
低額で長期返還など、本人負荷の低い方法を話し合うのが現実的でしょう。
投稿日:2019/05/17 14:06 ID:QA-0084427
プロフェッショナルからの回答
お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、認可されているとしましても、その措置自体が錯誤に基づくものであれば有効とはいえませんので、返還を求める事は可能といえます。通常であれば、当人も手当の受給条件を知っていたはずですので、当人側から申し出ることも可能であったはずです。
しかしながら、会社側の不手際である事に加え、数年前からの支給額は相当な額に達する事からもすぐに満額の返還を求めることは不適切といえます。まずは当人に詳細事情を説明し陳謝された上で、話し合いの上無理のない返還額や方法とされる事が不可欠といえるでしょう。
投稿日:2019/05/17 18:32 ID:QA-0084444
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