M&Aから数年経過後の調整手当の減額
いつもお世話になっております。
弊社では、今までM&Aの際に調整手当を支給し、弊社所属となる者に前後で不利益がないように措置しておりました。
※基本給を下げて調整手当を支給することにより、賞与は下がるものの、給与が上がり差し引き0となっております。
これにより旧来の社員と同じ賃金体系内で格差が生じてしまい、同一労働・同一賃金の観点から、この度賃金規定の改訂と賃金体系の統一を行うことになりました。組合の内意は得ましたが、対象の個人の一部からは合意は得られておりません(説明は行いました)。
以下の点、ご教示下さい。
①この状況で進めても問題はないでしょうか?(労基に行くと言っている者もいるようです)
②例えば、総支給額380万円、6万円/月の調整手当を毎年1万円ずつ、5年間減額していく(5年後には総支給額320万円)というような形で考えておりますが、問題がないでしょうか?
③その他何か問題のある部分はございますでしょうか?
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
投稿日:2019/03/28 13:40 ID:QA-0083384
- グレイマンさん
- 東京都/販売・小売(企業規模 101~300人)
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お答えいたします
ご利用頂き有難うございます。
ご相談の件ですが、詳細事情が分かりませんので確答については出来かねる件ご了承下さい。非常に難しい局面となる事も考えられますので、極力労務問題に精通した弁護士等に直接ご相談される事をお勧めいたします。
その上で申し上げるとすれば、
① 状況によりますのでこの場での回答は困難ですが、労働契約法第10条に照らし合わせ変更内容において不利益の程度が緩和され、かつ合理性・妥当性があると考えられる場合は進められてよいものといえます。
② ①と関係しますが、これだけの措置のみで措置が有効付けられる可能性は低いかもしれません。まずは労働者側の意見にも耳を傾け、他に取れる配慮措置(例えば一時的な賞与の増額等)も検討される等幅広い柔軟な対応も視野に入れられるのが望ましいでしょう。
③ ①で触れました通り、総合的な見地に立って真摯に対応をされる事が重要といえます。
投稿日:2019/03/29 01:08 ID:QA-0083395
相談者より
不明瞭な状況で御回答ありがとうございました。社内では強硬論の意見も少なくないですが、慎重に対応していきたいと思います。
投稿日:2019/04/13 11:22 ID:QA-0083834大変参考になった
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