工場構内での日傘使用の是非について
日傘を差して工場構内を移動している女子社員に対し「(視界を遮ることは)危険だから止めるよう。」注意をしたところ「雨傘は良くて、どうして日傘はいけないのか。紫外線の危険性を会社は配慮してくれないのか。」と反論され、当の本人は今も日傘を差し続けています。そこで安全面の観点から説明しようと思いましたが、雨傘との矛盾が説明できなかったため断念しました。また、制服である作業帽を被るよう指導しようにも建屋の外である工場構内は帽子の着用を規程で明確に定められていないため、こちらも説得力がありません。当然社内規程に傘の使用に関する記載は無く、人事として未だ明確な説明ができていない状況です。社内の綱紀粛正のために放置するわけにも行かず対応に苦慮している次第ですが、皆様は、このようなケースにおいてどのような対応をされていらっしゃいますか?従来は製造業に従事する者の常識として従業員は自発的に日傘の使用を控えていたと思うのですが、最近は常識が通用しない権利主張をする従業員が増えてきており手を焼いております。
投稿日:2008/08/26 11:48 ID:QA-0013475
- ボノボさんさん
- 長野県/食品(企業規模 501~1000人)
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プロフェッショナルからの回答
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ご利用頂き有難うございます。
工場構内の具体的な状況については存じ上げませんが、当然屋根があれば日傘・雨傘に関わらず傘自体を使用しませんし、仮に無い所でも狭い通路等で使われますと、急いで移動している人と衝突する等現実に事故発生の危険性も考えられますよね‥
また紫外線云々の話であれば帽子やその他の代替物でも対処が可能であるでしょうし、明らかに狭い場所で邪魔になりうる日傘にこだわる必要性もないものといえます。
そういう意味では当該従業員の主張は詭弁に過ぎませんし、こうした個人の特異な行為により他の従業員が移動の際迷惑を受ける状況というのは会社が快適で安全な職場を形成しなければならないという観点からも決して放置出来ないものといえます。
このように職場の安全や秩序を守る為の業務指示に従わない従業員に関しましては、今一度厳重注意を行い、それでも反省なく改善もされなければ就業規則に基き懲戒処分を課することで厳正に対応されるべきです。
一方、作業帽の件につきましては、作業の安全上装着が不可欠である場合は別としまして、着用を明確に義務づける為には制服と同様に当然服務規程に入れておかなければなりません。
そうでなければ、最終的には「服装は個人の嗜好の問題」ということになってしまいます。
こうした問題社員に対応する為には明文化した規定が何よりも有効といえます。
これを良い機会と捉え、御社の就業規則で不合理と思われる点が無いか総点検を行い、規定内容を整備されるようお勧めいたします。
投稿日:2008/08/26 23:27 ID:QA-0013482
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