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世界中のチームワークを良くしたい――
“経営の神様”の言葉を胸に日本一から世界一へ

サイボウズ株式会社代表取締役社長

青野慶久さん

「グループウェアで世界一に」目標がチームワークを生む

御社では、より良いコラボレーションツールを提供し、お客様のチームワーク向上に貢献することを使命とされています。そもそもなぜ「チーム」に着目したのでしょう。

会社としてグループウェア一本で行くと明確にしたのは、実は6年ほど前から。それまでは、特に自分たちをグループウェアの会社とは思っていなかったんです。他の製品もいろいろと創っていたし、2005年に僕が社長になってからは1年半でM&Aを9社もやり、何の会社かわからなくなっていました。30億円弱だった売上が、M&Aで120 億にまで膨らんで喜んでいたら、これが大失敗。買収した会社のいくつかが大きな赤字を出し、連結で赤字にはならなかったものの、黒字を大きく減らしてしまったんです。さすがに落ち込みましたよ、自分は社長の器なんかじゃないと。正直、辞任も考えました。

そのとき、僕の心根に強く響いてきたのが松下幸之助さんの「真剣」という言葉でした。「真剣に志を立てよう、生命をかけるほどの思いで志を立てよう」――やっぱり命をかけなきゃいけないんだと気づいて、考えを改めたんです。自分が命をかけられるもの以外はやめよう、ビジネスを絞りこもうと。そして残った答えが、グル―プウェアでした。これなら世界一を目指すことに命をかけてもいい、残りの人生すべてをささげてもいいと思えたからです。グループウェアを極めるとは、それによって世界中のチームのチームワークを向上させることにほかなりません。自分が社長でいる間はここに集中し、命をかけて世界一を目指そうと決めたんです。再出発するにあたり、買収した企業もほとんど売却しました。

青野社長がお考えになるチームワークの理想像についてお聞かせください。またその理想の実現を、御社の製品でどのように支援されていますか。

すぐれたチームワークによってもたらされるチームの成果には、「効果」「効率」「満足」「学習」の四つがあると言われています。前半二つは目に見えて、わかりやすいでしょう。チームの人数が同じなら、売上が多いほうがチームとしての効果は大きいし、仕事が早ければ効率がいいということになる。興味深いのはそれだけでなく、メンバーの「満足」と「学習」もチームワークの産物だとされている点です。たしかにいいチームに恵まれて仕事をしたときは、結果が今一つでも、ある程度満足感を得ることができますよね。またメンバー同士がお互いに学び合い、情報や知識の共有・蓄積ができていれば、効果や効率が伴わなくても、今後が楽しみないいチームといえるでしょう。

いいチームというと、どうしても効果・効率に目を奪われがちですが、必ずしもそうじゃないんです。チームワークがもたらす四つの成果を最大化することこそが、弊社の開発するコラボレーションツールの使命だと、僕たちは考えています。

グループウェアで業務の効率化を図るだけでなく、チームの「満足」や「学習」まで支援するというのは、具体的にどういうことでしょうか。

サイボウズ株式会社代表取締役社長 青野慶久さん Photo

サイボウズのグループウェアには昔からビジネスユースらしからぬ、面白い機能がついていて、たとえば画面のデザインなんかも自分の好みに応じて変えられるんですよ、ほら(PCを示しながら)。なぜこんな機能を入れたかというと、当然、「満足」以外に理由はありません。やっぱりグループウェアだって、チームのメンバーそれぞれが使っていて楽しいものでないと、やる気が出ないですよね。だから楽しさを演出する機能にも力を入れています。

また弊社の製品は、組織内の情報共有を促し、メンバーが用途や目的に応じて話し合う“場”を提供することにこだわっています。たとえばメールなどの貴重な情報のやり取りを当事者間だけで閉じてしまうのではなく、他のメンバーもリアルタイムで、あるいは後で検索して閲覧し、コメントすることができます。その“場”から、内容の濃い、建設的なコミュニケーションが創出され、チームに「学び」の成果がもたらされることを目指しているのです。

日本人の場合、チームワークはお手のものというイメージもありますが。

いえ、むしろ本質的には得意じゃないと思いますよ。元巨人でメジャーリーグの経験もある桑田真澄さんをイベントに招いたとき、メジャーリーガーは自己主張が激しいから、チームワークには欠けるんじゃないですかと聞いたら、いやいやとんでもないと。「彼らは自立しているんです。徹底的に自己管理に努め、練習も自分で考えて取り組み、プレーボールがかかったらチームの勝利のために全力を尽くす。これぞチームワークだと感心しましたよ。逆に日本の場合、チームに依存する選手が多くて、残念ながら、あれをチームワークといわれるとちょっと…」とおっしゃっていました。なるほどと思いましたね。日本人はチームワークとよく言うけれど、単に周囲と合わせるのが得意というだけなのかもしれません。まず一人ひとりが自立するという前提がないと、組織はただの慣れあいになってしまう。それは、本物のチームワークとは似て非なるものでしょう。

たしかにスポーツであれ、ビジネスであれ、チームを組む以上、何かを目指すためのチームであり、チームワークでなければいけませんね。

そうなんですよ。そもそもチームとは何か。学者によると、チームと単なる人の集まりとの違いは、共通の目標があるかないかに尽きるそうです。野球でいえばチームの勝利、僕たちだったらグループウェアで世界№1になるというメンバー共通の目標です。それがなければチームとはいえません。世の中の企業を見回して、みんなが本当に共通の目標を持っているかというと、怪しいでしょうね。言葉で掲げてはいても、“お題目”になってしまって、メンバー全員の腹に落ちていないかもしれない。全員が完全に目標に共感しきるまで、手を変え、品を変えて働きかけることです。それは、リーダーにしかできません。だから僕は日々、社員に向けて「世界中のチームに貢献しよう!世界中のチームワークを良くしよう!」と言い続けているのです。

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この記事ジャンル HRテクノロジー

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