無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

となりの人事部中途採用掲載日:2018/01/22

「100人いれば、100通りの働き方」を実現
サイボウズでの仕事を複(副)業とする人材を
募集する「複業採用」とは

サイボウズ株式会社 執行役員 事業支援本部長 中根弓佳さん
サイボウズ株式会社 事業支援本部 人事部採用担当 武部美紀さん

実施に向けて、バックオフィス部門や現場とも連携して課題を解決

 「複業採用」で新たな人材が入社されたことで、会社にどんな効果が生まれましたか。

武部美紀さん Photo

武部:社員からよく聞くのは、友人や知人をサイボウズに誘いやすくなった、ということです。やはり、他の会社でバリバリやっている方に「サイボウズに100%コミットしにきてよ」というのはなかなか難しい。でも「この業務を手伝ってもらえないかな。複業採用もやっているから」といったように、声をかけやすくなったそうです。リファラルや紹介にも、つながりやすくなりました。

 「複業採用」が順調にスタートできた要因はどこにあったとお考えですか。やはり、青野社長によるコミットメントは大きいのでしょうか。

武部:複業採用は人事が主導していますが、実際に進めていく中では、「現場の面接官はどういう目線で面接をするのか」「入社が決まったら、チームとしてどう受け入れるのか」といったことを、全方位的に検討しなければなりません。当然ながら、人事の採用担当だけでは対応できないので、総務・労務・法務などのバックオフィス部門の理解や、受け入れるチームとの連携・協力が欠かせませんでした。特に複業採用はサイボウズとして初めての取り組みだったので、どのように運営していくかを皆で議論しました。採用担当だけで進めようとしていたら、実現できなかったと思います。

中根:複業採用は、人事が5年後、10年後に向けた採用の理想像についてディスカッションをしてきたなかで、生まれたアイデアです。ただ、社長の青野が「今までの取り組みの一つとして、プロモーションを展開して採用につなげたい」という人事の考えを応援してくれたのも事実です。「社長はコミットしてくれていますか」と聞かれれば、当然答えはYESですし、何かあったときには、アドバイスしてもらっています。

 貴社の人事制度の方針は「100人いれば、100通りの働き方」とのことですが、今後は人事関連でどのような取り組みをお考えですか。

中根弓佳さん Photo

中根:「100人いれば、100通りの働き方」という方針は、メディアでもよく取り上げられますが、実はすごく大変なんです。一律の方が当然、マネジメントも評価しやすいでしょう。各自の個性を重視しながら、チームとしても個人としても成果が出るようにしていくのは、本当に難しい。実際、すべてがうまくいっているわけではありません。試行錯誤の連続です。評価も、働き方も、労務管理も、日々悩みながら、社員一人ひとりに対応しています。

大事なのは、社員個人が自立していること。自分はどう生きたいのか、どんなふうに生きることが自分にとってハッピーなのかを、きちんと認識し、それをしっかりと周囲に伝え、実行に移していくことです。さらに、それを実践するためのセルフマネジメントがとても大切です。もちろん、サイボウズにいるメンバー全員ができているかというと、正直なところ、そうではありません。だからこそ、個人の自立を支援していかなければなりませんし、一人ひとりの個性をしっかりと認識し、その上でどうチームに組み込んでいくのかを考えなくてはなりません。

武部:複業採用でも、独自の募集要項を用意しているわけではありません。応募してくれた方にあわせて、「この部門でこんな活躍をしてほしい」「こういう仕事を任せたい」などと、一人ひとり作っているんです。ほかの中途採用でも同じですが、特に複業採用の場合は、「どのくらいのボリュームで働けるのか」「どんな仕事と掛け持ちなのか」など、それぞれの事情により、その内容は異なります。いろいろな部門のメンバーを巻き込んで、一緒になって議論しながら決めていかなければならないので、手間も掛かります。他社の人事の方からは「大変なことをやっていますね」と言われますが、あえてそれを目指しているのであり、それが人事の仕事だと考えています。

 社員の「複業」自由化に関心はあるが導入は難しいとお考えの人事の方々、また「複業」自由化にこれから取り組もうとしている人事の方々に対して、何かアドバイスなどがありましたら、お聞かせください。

中根:複業(副業)について、解禁する・しないといった議論があると思うのですが、「その会社にとってなぜ必要なのか」が、おざなりになっていると思います。「他の会社も導入しているから、うちでもOKしなければいけない」「何となく働き方改革をやらないといけないと感じている」。そんなレベルの会社も多いのではないでしょうか。当社では「100人いれば、100通りの働き方」を目指すなかで、どうしても必要だったので、複業採用の導入に至っています。複業(副業)が必要だと判断したのであれば解禁するべきですが、必要ではない会社もあるはず。その会社にとって何が必要なのかを、しっかりと議論していくべきだと思います。

サイボウズ株式会社 執行役員 事業支援本部長 中根弓佳さん、事業支援本部 人事部採用担当 武部美紀さん

(取材は2017年12月11日、東京・中央区のサイボウズ本社にて)

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「人事辞典「HRペディア」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル 中途採用

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
オウンドメディア