今後最も活用したいデータは「評価情報」、活用する上で留意する点は「目的の明確化」
「評価情報」「勤怠情報」「社員のモチベーション・エンゲージメント情報」が半数超
今後、活用したいと考えている人事関連のデータを聞きました。最も多かったのは、「評価情報」で、57.2%という結果でした。その後は、「勤怠情報」(53.5%)、「社員のモチベーション・エンゲージメント情報」(52.5%)などが続きます。評価や勤怠、モチベーション・エンゲージメントをはじめ、さまざまな人的側面に関する情報を活用したいと考えている企業の多い様子が見て取れます。
「目的の明確化」「従業員のプライバシーへの配慮」「データ分析・活用の体制づくり」「情報漏えいの防止」などを留意
人事関連のデータを分析・活用する上で、留意している点を聞きました。最も多かったのは、「目的の明確化」で、57.7%と6割近くが挙げています。その後は、「従業員のプライバシーへの配慮」(46.0%)、「データ分析・活用の体制づくり」(45.4%)、「情報漏えいの防止」(40.7%)が4割台で続きます。「人事関連のデータを分析・活用していない」(11.5%)が1割程度見られますが、「留意している点は特にない」(1.6%)は極めて少なくなっています。目的の明確化をはじめとして、セキュリティーやプライバシー、情報漏えいなど、さまざまな点に留意しながら、人事関連のデータを分析・活用している実態が浮き彫りとなっています。
実施時期 | 2019年3月19日~4月9日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 5,022社、5,273人(のべ) |
質問数 | 146問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.組織活性化 |
出典:『日本の人事部 人事白書2019』
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