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『労政時報』調査記事(2010/12/13掲載)
ビジネスパーソン800人調査
「仕事力」があると思う企業、有名人は――?
労政時報 企業を支える人材にこれから求められる「仕事力」(仕事ができる人・組織の力)とは何か。このテーマに関してプロジェクト研究を行っている労務行政研究所は、今回、調査研究の一環として、ビジネスパーソンを対象に、「あなたが考える仕事力があると思う企業・有名人とは?」「あなたが考える“仕事力”とは?」――についてのアンケート調査を行いました。
※『労政時報』は1930年に創刊。80年の歴史を重ねた人事・労務全般を網羅した専門情報誌です。ここでは、同誌記事の一部抜粋を掲載しています。
【調査概要】
調査名:ビジネスパーソンが考える「仕事力」に関するウェブアンケート
調査方法:20代から50代までのビジネスパーソンを対象にインターネットで調査
調査期間:2010年10月22~25日
サンプル数:831サンプル
インデックス

企業ランキングの1位は「組織力」のトヨタ自動車

ビジネスパーソンが「仕事力がある」と思う企業のトップはトヨタ自動車。次いで2位ユニクロ、3位パナソニック、4位ソニー、5位ソフトバンクという結果となりました。

1位のトヨタは、2位のユニクロを39票上回る大差での首位。その回答理由では、世に知られる「カンバン方式」に代表される組織力を指摘する声が多く、また、「リコール問題を乗り越えたから」という危機への対応を理由とした回答も数多くみられました。

図表1 仕事力のある企業(上位10社)
図表1 仕事力のある企業(上位10社)
有名人ではイチロー、北野武、島田紳助が上位

有名人ランキングは、イチロー、北野武(ビートたけし)、島田紳助が、僅差で1~3位となりました。イチローを挙げた人の回答では、常に結果を出し続ける力とそれを支える自己管理力を評価する意見や、WBCの際に印象的だった熱いリーダーシップを挙げる声も多くありました。個人のキャラクターの印象が強いたけし、紳助、さんまを挙げた人の中でも、「個人の資質のようでいて、他人との関係を大切にしているから」など、チームや周りとの関係性を評価する意見が少なくありませんでした。個人の才覚だけにとどまらず、周囲を巻き込む力を発揮できているかどうか――それができてこそ本物の仕事力、ということになるでしょうか。

図表2 仕事力のある有名人(上位10人)
図表2 仕事力のある有名人(上位10人)
仕事力の中心は「何が重要か見極める」戦略力

企業と有名人のランキングに垣間見えた「仕事力」のイメージ――ではビジネスパーソンは、具体的にどんな力があれば「仕事力がある」と感じるのでしょう。選択式で尋ねた回答の結果は[図表3]のようになり、最も多かったのは「何が重要かを見極める『戦略力』」で、全体の半数近くを占めました。以下は、「個人としての優秀さ」(37.2%)、「専門家としての力」(36.3%)、「段取り力」(29.6%)、「調整力」(27.2%)と続いています。

興味深いのは、「個人としての優秀さ」や「専門家としての力」よりも、組織としての仕事に通じる「戦略力」が1位となっている点。加えて「段取り」や「調整力」のスコアもかなり高くなっています。回答者のこうした見方が、“単に個人としての才覚があるのではなく、全体を見通し、周囲を巻き込んでいく力を持っている”タイプの有名人を「仕事力のある人」と感じさせているように見受けられます。

図表3 “いい仕事をする能力”=「仕事力」があるというイメージとは?
図表3 “いい仕事をする能力”=「仕事力」があるというイメージとは?

注)

* ここでは、労務行政研究所が2010年10月22日~25日にかけて行った「ビジネスパーソンが考える『仕事力』に関するウェブアンケート」をもとに、『日本の人事部』編集部が記事を作成しました。

今回の調査では、前記のほか下記の項目についても調べています。

  1. 日本の企業の発展にとって、「仕事力」はどの程度重要と考えるか?
  2. 自分の職場・周りで「仕事力」のある人は増えているか・減っているか?
    減っていると思う場合、その理由をどう考えるか?
  3. 「仕事力」を身につけ、より高めるために必要なこととは何か?
  4. あなたが仕事をするうえで成長のきっかけになったと考える“経験”とは?

詳細はこちらのサイトをご覧ください。


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