JSHRMリサーチプロジェクト「人事の役割」オープンディスカッション
世界に通用する人事を考える
~ヨーロッパ、アメリカ、アジアからみた“日本の人事”~
2014年3月8日(土)に、日本人材マネジメント協会(Japan Society for Human Resource Management =JSHRM)は、「人事の役割」リサーチプロジェクトに関するオープンディスカッションを、同イベントを共催する学習院大学にて開催しました。 JSHRMでは、2010年度より会員(公募メンバー等)によるリサーチプロジェクトを実施しており、2013~2014年度にかけては「人事の役割」を テーマとして活動しています。本ディスカッションでは、プロジェクトの中間報告に続き、3人のゲストスピーカーが、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの人事の 経験から、現状における“日本の人事”を論評。その後、ディスカッション、ワークショップにおいて、世界に通用する人事について、参加者が熱い議論を展開 しました。本レポートでは、当日の模様をダイジェストでお伝えします。
日時 | 2014年3月8日(土) 13:00~17:30(12:30開場) |
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会場 | 学習院大学 東2号館13階第1会議室 |
主催 | 日本人材マネジメント協会(JSHRM) |
共催 | 学習院大学経済経営研究所 |
後援 | 公益財団法人 日本生産性本部 |
13:00~13:05 |
■開会の挨拶
JSHRM執行役員(リサーチプロジェクト担当)山崎京子氏 |
13:05~13:30 |
■リサーチプロジェクトの課題設定
リサーチプロジェクト・メンバー 堤敏弘氏 |
13:30~14:00 |
■ゲストスピーカー報告~ヨーロッパからみた“日本の人事”
AIG富士生命保険株式会社人事部長 古川明日香氏
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14:00~14:30 |
■ゲストスピーカー報告~アメリカからみた“日本の人事”
元アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.人事部長 日本・韓国担当 唐澤一彦氏
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14:40~15:10 |
■ゲストスピーカー報告~アジアからみた“日本の人事”
グローバル人材戦略研究所所長 株式会社ジェイエーエス代表取締役社長 小平達也氏
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15:10~15:25 |
■質疑・ディスカッション
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15:25~15:45 |
■ワークショップの説明とグルーピング・会場移動
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15:45~16:35 |
■ワークショップ「世界に通用する人事を考える~“日本の人事”で残す、捨てる、そして進化させるもの」
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16:35~16:50 |
■会場移動
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16:50~17:20 |
■ワークショップの発表
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17:20~17:30 |
■総括と閉会の挨拶
リサーチプロジェクト・リーダー 松浦 民恵氏 |
まずは、JSHRM執行役員(リサーチプロジェクト担当)山崎京子氏による「開会の挨拶」があり、次に、リサーチプロジェクト・メンバー堤敏弘氏から「リサーチプロジェクトの課題設定」についての説明がありました。
山崎京子氏
堤敏弘氏
その次は、ゲストスピーカーによる講演。AIG富士生命保険株式会社人事部長の古川明日香氏はフランス企業の人事部門に勤務した経験、元アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.人事部長の唐澤一彦氏はアメリカ企業の人事部門に勤務した経験、グローバル人材戦略研究所所長 株式会社ジェイエーエス代表取締役社長の小平達也氏は日本企業のアジア展開の支援を行っている経験を基に、それぞれヨーロッパ、アメリカ、アジアからみた「日本の人事」を語りました。
古川明日香氏
唐澤一彦氏
小平達也氏
須藤健太郎氏
ゲストスピーカーによる講演が終わると、いよいよグループに分かれてのワークショップ。まず、プロジェクトメンバーの須藤健太郎氏からワークショップのグループ分けや進行についての説明がありました。
そして、グループに分かれてのワークショップがスタート。プロジェクトメンバーがファシリテーターになって、「世界に通用する人事を考える」をテーマに、約50分間、参加者同士の熱い議論が展開されました。
ワークショップ終了後、再度全員が集まり、各グループで行われた議論の内容が発表されました。
最後は、リサーチプロジェクト・リーダーの松浦民恵氏による「総括と閉会の挨拶」により、本イベントは締めくくられました。
「世界に通用する人事を考える」という壮大なテーマについて学び、議論するために、多くの人事担当者が集結した今回のイベント。ゲストスピーカーの講演や参加者同士の議論を通じて、「日本の人事」が向かうべき方向について深く考える貴重な機会となったのではないでしょうか。『日本の人事部』編集部では、これからもJSHRMの活動に注目してまいります。