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『アイデム』提携

説明できる? 「あの人の方が給料が高い」理由

アイデム人と仕事研究所

古橋 孝美(ふるはし たかみ)

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同じ仕事なのに賃金が低いのはどうして?

勤続が長く仕事の隅々まで理解したベテランパートよりも、何も知らない・できない新人社員の方が賃金が高い、というのはよく聞く話です。パート側からすれば、「同じ仕事なのに、なぜ私よりもあの人の方が…」と不満に感じる方もいるのではないでしょうか。

『平成29年版パートタイマー白書』でも、実際にそのような傾向が見られます。まず、勤務先で同じ内容の仕事をしている正社員がいるかを聞いたところ、「同じ内容の仕事をしている正社員がいる」が30.5%、「一部同じ内容の仕事をしている正社員がいる」が33.7%。

■図1:同じ内容の仕事をしている正社員はいるか

さらに、「同じ内容の仕事をしている正社員がいる」または「一部同じ内容の仕事をしている正社員がいる」と回答したパート・アルバイトに、その正社員と自分の責任の程度がどのようになっているのかを聞きました。

すると、74.8%が「責任の程度は異なる」と回答しましたが、一方で「責任の程度は同じ」と回答したパート・アルバイトも20.0%いました。

■図2:正社員との責任度合いの違い

正社員との責任度合いの違い

また、同様に「同じ内容の仕事をしている正社員がいる」または「一部同じ内容の仕事をしている正社員がいる」と回答したパート・アルバイトに、その正社員と自分の賃金を時間給で比較してもらうと、85.7%が「自分の方が低いと思う」と回答しました。正社員と同じもしくは一部重複する仕事をしていても、責任の重さは異なることが多く、賃金も低いというのが大半のようです。

■図3:正社員との賃金格差

正社員との賃金格差

では、パート・アルバイトは「なぜ賃金が低いのか」納得しているのでしょうか。図3の正社員との賃金格差について、「自分の方が低いと思う」と回答したパート・アルバイトにその納得度を聞いたところ、正社員と仕事内容の重複度合、責任度合いによって納得度に違いが出ていました。

まず、正社員との仕事内容の重複度合で見ると、正社員よりも賃金が「低いことは納得できる」のは、「同じ内容の仕事をしている正社員がいる」パート・アルバイトで62.7%、「一部同じ内容の仕事をしている正社員がいる」パート・アルバイトで67.1%でした。正社員との仕事内容の重複度合が一部にとどまっているパート・アルバイトの方が、正社員との賃金格差に対する納得度が高い結果です。

次に、正社員との責任度合の違いで見ると、「低いことは納得できる」という回答が「責任の程度は異なる」パート・アルバイトでは71.5%に上るのに対し、「責任の程度は同じ」パート・アルバイトでは39.9%と大きく減少します。そして、賃金格差へのささやかな不満が感じられる「低いことは仕方がないが、もう少し格差を小さくしてほしい」の割合は、「責任の程度は同じ」パート・アルバイトで41.8%(「責任の程度は異なる」パート・アルバイト:24.4%)に上ります。正社員と同じような責任を担っているからこそ、なぜそこに賃金格差が生じるのか納得ができないということのようです。

低いことは
納得できる
低いことは仕方ないが、もう少し格差を小さくしてほしい 低いことは
納得できない
65.1 28.1 6.8
仕事内容の
重要度合い
同じ内容の仕事をしている
正社員がいる
62.7 27.4 9.9
一部同じ内容の仕事をしている正社員がいる 67.1 28.7 4.2
責任度合い 責任の程度は同じ 39.9 41.8 18.4
責任の程度は異なる 71.5 24.4 4.1
わからない 52.3 38.6 9.1

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