無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

となりの人事部人事制度掲載日:2017/06/23

Sansan株式会社:
全ての人事施策は「生産性向上」のために
~Sansanが進めるミッション・ドリブンな働き方改革とは~(後編)[前編を読む]

Sansan株式会社 人事部 部長

大間 祐太さん

肝心なのはキャリアじゃない!「何のための人事か」を明確に

Sansanのカタチ
Sansan 人事部のカタチ

「生産性向上に資するか否か」を最優先するからこそ、いったん導入した制度でも、現場の実情にそぐわないものは見直せるわけですね。

現場の状況は刻々と変わっているので、撤廃するものがあれば、逆に、もっとこういう制度があったほうが生産性向上に資するのでは、という新しい課題感も出てきます。私がいま意識しているのは、やはり「女性の働き方」ですね。当社では、仕事にコミットできる環境を整えるために、社員とその家族の育児をサポートする制度として、子どもの保育園料を補助する「MOM」(Measures of Maternity)とベビーシッターや家事代行の利用料を補助する「KISS」(Kids Sitter Support)を設けています。

この「MOM」のサポート内容を6月以降、拡充することにしました。従来は、保育園料に月額6万円以上かかる場合に毎月3万円を補助していましたが、これを全額補助にすることが一つ。もう一つは、保育園が自宅付近や通勤途中に見つからない、子どもを満員電車に乗せたくないといった場合に、送り迎えの負担を軽減できるようタクシー代を月4万円補助します。

当社ではいま、6名が育休に入っていますが、やはり少しでも早く戻ってきてほしい。彼女たちの復帰をサポートすることは、組織全体の生産性向上の点でも非常に大きいのです。一人ひとりが貴重な人材であり、各部門にとって本当に重要な戦力ですから。

個人のやる気を引き出して組織の生産性向上につなげるという意味では、人事評価のあり方も重要ですね。何か工夫されていることはありますか。

人事評価においては、個々の業務の成果だけでなく、前回お話しした当社の企業理念「Sansanのカタチ」に定められているミッションやバリューをどれだけ体現できたかが重要なポイントです。実際、社員を見ていても、そういうところにやりがいを求めているメンバーが多いのは間違いありません。

改めてうかがいますが、貴社では、なぜそこまでミッションやバリューにこだわれるのでしょうか。

やはり経営陣だけでなく、社員が自分たちでそれらを考え、決めているからでしょうね。「Sansanのカタチ」は年1回程度の頻度で見直しをかけているのですが、以前、あるフレーズをもう一つバリューに加えるか否かという議論に、全社でまる1年費やしたこともありました。当時200名ぐらいいた社員のうち約100人をアサインして、20チームぐらいに分け、1時間の議論を3回以上するように義務づけたのです。しかも、1チーム1回は飲みに行ってもよい。もちろん、飲み代は会社負担です。100人×1時間×3回――合計300時間以上の貴重な労働時間を費やしてまで関わるわけですから、全員がそれを自分事として大切にし、体現しようとするのも当然と言えます。

ありがとうございました。最後に人事改革に取り組む他社の人事担当の方々に向けて、メッセージをお願いします。

人事部は何のためにあるのか。人事制度は何のために作るのか。そこを自分たちできちんと“ピン止め”することが肝心だと思います。何となくいい会社に見られたいとか、人に優しい会社でありたいとか、福利厚生的な発想もアリだと思いますが、それだけではダメでしょう。私自身、採用コンサルに従事していたので、採用業務に関してはある程度知識や経験があるものの、労務管理などはまだ勉強中ですし、制度論など、これからさらに知らなければいけません。人事としての知識もキャリアも少ない私が、それでも人事部長の職責を任されているのは、「何のための人事か」が“ピン止め”されているからだと思います。一番大切な原理原則が明確であれば、経験が少なくても有効なアイデアは出せますし、アイデアが出れば、それを形にして前に進めることもできるはずですから。

取材は5月12日、東京・渋谷区のSansan株式会社にて

(取材は2017年5月12日、東京・渋谷区のSansan株式会社にて)

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

Sansan株式会社: 全ての人事施策は「生産性向上」のために ~Sansanが進めるミッション・ドリブンな働き方改革とは~(前編)
となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル テレワーク、リモートワーク

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
エンプロイーサクセス(Employee Success)
週休3日制