【新卒・パート・バイト】求職方法と求人方法で利用媒体は違う?
アイデム人と仕事研究所 研究員 関 夏海
2017年卒の新卒採用活動で設けた応募窓口は
かつて「求人募集」といえば、新聞の求人欄や新聞折込等の求人誌、縁故や職業安定所(ハローワーク)が一般的でした。時代は変わり、インターネットの発展とともに求人サイトや民間人材紹介等が普及し、現在では一口に求人募集といっても様々な媒体・方法ができました。
求人募集の媒体・方法の多様化は、企業側の選択肢を増やしただけでなく、求職者の「仕事を探す選択肢」も増やしたことになります。今回は、人と仕事研究所の調査から、新卒採用、パート・アルバイト採用に関する、求職者の仕事の探し方と企業の求人の出し方について、ご紹介いたします。
「新卒採用に関する企業調査(2016年10月1日状況)」では、2017年卒の新卒採用活動を行った企業に、「新卒採用活動で設けた応募窓口」を聞いています(図1、複数回答)。
「自社の採用ホームページ」が69.8%で最も多く、次いで「就活ナビサイト」が43.5%、「大学のキャリアセンター」が39.3%、「ハローワーク」が35.4%でした。
全体でみれば「自社の採用ホームページ」が7割の企業で窓口として設けられていたようですが、従業員規模別にみると違った結果になっているようです。従業員99人以下の企業で最も多かったのは「ハローワーク」で54.7%、次いで「自社の採用ホームページ」で46.7%、「大学のキャリアセンター」は28.0%、「就活ナビサイト」は21.3%となりました。
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