「認めとやる気」
~働きぶりを評価して、きちんと相手に伝えよう~
小杉 雅和(こすぎまさかず)
「働きぶりや頑張り」を認められていると感じるか?
平成20年版パートタイマー白書の調査で、パート・アルバイトに上司から働きぶりや頑張りを認められていると感じるかと聞いたところ、「きちんと認められている」9.8%、「そこそこ認められている」33.3%、「少しは認められている」33.0%で、程度に差はあるものの76.1%が働きぶりや頑張りを認められていると感じています。
「働きぶりや頑張り」を認められていると感じるか
「働きぶりや頑張り」を認められていると感じるのは言葉がけ
さらに働きぶりや頑張りを「認められている」と回答したパート・アルバイトに、どのようなことから働きぶりや頑張りを認められていると感じるかと聞いたところ、「ねぎらいの言葉をかけられる」が最も多く51.9%、次いで「期待感を表す言葉をかけられる」32.3%、「いろいろな仕事を任せてもらえる」31.8%、「意見や提案に耳を傾けてくれる」26.1%、「責任ある仕事を任せてもらえる」22.9%の順となっています。
「評価によって資格等級や給料が上がる(12.7%)」ことよりも、むしろ言葉をかけられるなど心にひびく励ましを受けることで、多くのパート・アルバイトは働きぶりや頑張りを認められていると感じるのです。
どのようなことから「働きぶりや頑張り」を認められていると感じるか(複数回答)
人事の専門メディアやシンクタンクが発表した調査・研究の中から、いま人事として知っておきたい情報をピックアップしました。