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激しい浮き沈みを経験した人材総合サービスの雄
「社会インフラ」として、価値あるサービスを企業と個人に提供する

株式会社インテリジェンス

高橋広敏さん

人材派遣、人材紹介に進出し、事業としての手応えを得る

 しかし、これからは拡大再生産の仕組みを作り出さなくてはいけない、という時期に会社が差しかかっていたわけですね。

宇野さんの父親が社長を務めていた大阪有線放送(現USEN)が、まさにそのようなビジネスモデルでした。有線を設置するための営業活動には膨大なエネルギーを要しますが、設置した後は定期的に売上が立つという極めて優れたビジネスモデルです。また、就職メディアも、拡大再生産という意味で非常に優れたビジネスモデルです。

一方、我々は他社のメディアの販売を行っていたわけですが、足を止めた瞬間に売上がゼロになります。しかし、メディアを自社で持っていると、今日足を止めてもゼロになることはありません。そのようなことを考え、拡大再生産をするために、次の展開を常に模索していました。1994年から95年にかけてのことです。

そして、この時期に転機となるビジネスが二つスタートしました。一つは、「キャリアモザイク」というインターネットの求人サイトです。後にいろいろな財産になるのですが、1997年~98年で事業を停止しました。当時はまだ、インターネット環境が日本で十分に普及していなかったからです。

高橋広敏さん インタビュー photo

もう一つ始めたビジネスが人材派遣業です。現在のインテリジェンスのメイン事業の一つを成すものです。先ほどお話ししたように、サービスを開始する前年、私は大学生の立場でしたが、宇野さんからの指示で人材派遣業の調査を行っていました。宇野さんに提出した調査レポートでは、「人材派遣業は極めて良い事業である」と結論付けました。当時、人材派遣業界ではパソナがトップに位置していましたが、そのパソナでさえ市場の1%しか占めていないのです。2位のテンプスタッフがその半分くらいということで、非常に伸びしろのある事業でした。

一方、新卒マーケットはバブル経済崩壊後、短大卒の採用枠を激減させていました。こうした場合、必ず揺り戻しが来るのですが、その時に再び短大生を採用するのではなく、派遣を導入する企業が増えるであろうと予測したのです。人材派遣業の場合、新卒採用と違って365日間営業活動ができ、毎日仕事があります。つまり、毎日売上が少しずつ上がっていくのです。このような特徴を持つ人材派遣業は、ぜひインテリジェンスで行うべきだと考えました。そして、1995年4月に復職した時に、私が人材派遣事業の立ち上げメンバーとなったのです。

 インテリジェンスが新しいビジネスを始める時に高橋さんが復職されたというのは、その後のことを思うと、何か運命的なものを感じます。

人材派遣のビジネスを始めてみて、その事業の素晴らしさを実感しました。今までは企業の代理人という立場の仕事が多かったわけですが、人材派遣業では一時的とはいえ、派遣社員を雇用します。そして、派遣社員の人たちと毎日話し、その方たちが就業する派遣先企業を見つけます。こうした仕事を通じ、純粋に良い仕事をしている、人のためになる仕事をしている、という実感がありました。組織と人の間に立って、我々が誠実にきちんと仕事をすることにより、双方に喜んでもらえるのです。しかも、我々にも適切な利益が得られる。今まで広告代理店業を生業としていた時以上に、人材サービス業を深く考えるきっかけとなりました。

ただし、人材派遣業に進出するに当たっては、社内に反対する者もいました。既にパソナやテンプスタッフという巨大なライバル企業がいる業界になぜ挑戦するのか、他にライバル企業の少ない事業はないのか、という意見がありました。結局、社長の宇野さんの判断で人材派遣業に進出するわけですが、その狙いは見事に的中しました。我々が参入した1995年以降、人材派遣市場が拡大し、外資系企業だけではなく、日系企業も人材派遣を活用するようになっていったのです。3年目の1997年には売上が既存事業と合わせ50~60億円くらいに達しました。人材派遣事業を始めたことによって、確実に売上増加のペースが上がってきました。

毎日、確かな成果を出せている事業が社内にあることによって、物事を落ち着いて冷静に考えられるようになりました。人材派遣は、来月の仕事どころか向こう3ヵ月分くらいの仕事が見込めることで、中長期的な視点で事業を考えることができるようになったと感じました。
このような確かな手応えを感じた流れに乗り、社長の宇野さんから今度は人材紹介業について調査するように指示されました。調査すると、これも仕事として非常に有望かつ意義のある事業だと分かりました。こうした内容をレポートにまとめた結果、1997年から新たに人材紹介事業をスタートすることが決定。私は今度は人材紹介事業の責任者へと就任することになったのです。

人材派遣での経験がありましたから、人材紹介事業を始める時は、もっとうまくできる自信がありました。実際、3年間で20億円を売り上げるまでに成長し、また、収益性という点でも大きく貢献できたと思います。

そして、1999年には100億円の売上突破が見えてきました。2000年には会社を上場させたいと考えていたので、どの事業にシフトしていくかが大きなテーマとなってきました。そこで、1999年から2000年にかけて、伸び率・営業収益率の高い人材紹介事業にシフトするという経営判断がされたのです。1999年に宇野さんがUSENの社長に就任し、鎌田さんがインテリジェンスの社長となったわけですが、私はこの時に人材紹介事業の担当役員となりました。1995年に入社し、まさか4年間で取締役となるとは予想もしませんでした。

2000年4月にインテリジェンスはジャスダックに上場しました。上場会社であるインテリジェンスにとって、人材紹介事業は極めて重要な位置を占めていたので、その部門の責任者として、求められる役割を果たそうという思いがいっそう強くなったことを覚えています。その後、常務取締役を経て、2008年12月に社長に就任しました。

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