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“顔と名前の一致”が組織を強くする シンプルな仕掛けで人事・組織の課題を解決する「カオナビ」とは

企業は成長を目指すのが常ですが、成長するほど見えなくなってしまうものがあります。それは、社員の「顔」――。どんどん人が増え、組織や拠点が急拡大している企業では、「誰がどこにいて何ができるかがすぐにわからず、タイムリーな配置や抜擢ができない」「店舗や拠点で働く人材を把握できず、現場の力を活かしきれない」といった“成長する組織ゆえの悩み”を抱えがちです。こうした難題に対し、“顔と名前の一致”というシンプルな仕掛けで解決をもたらすのが、顔写真を活用したクラウド型人事システムの「カオナビ」。直感的なインターフェイスで、パッと人材情報を把握し、人事部門のみならず、経営層や現場のマネジメントまで人材情報を共有することができます。“顔と名前の一致”がとにかく大事と語る、株式会社カオナビ代表の柳橋仁機さんに、開発の経緯やコンセプト、その背景にある日本企業の人材と組織に対する問題意識などについてうかがいました。

“顔と名前の一致”で人材マネジメントの本質に迫る。

――サービスインから約3年で導入実績はすでに100社強。数ある人事システムの中から、なぜ「カオナビ」は選ばれているのでしょうか?

「カオナビ」の“顔と名前の一致”や“人材情報の共有”というコンセプトに経営者や経営幹部、人事責任者の方々が大変共感してくださり、導入に繋がるケースが非常に多いです。

――“顔と名前の一致”とは、どういうことでしょうか?具体的に教えてもらえますか?

柳橋仁機氏 Photo

実はごく当たり前のことですよ。普段、仲のいい友達で、顔と名前が一致しないなんてありえないでしょう。お互いの顔と名前が一致しないと、そもそも話しにくいし、信頼関係も築けないですよね。

その当たり前のことが今の会社や人材マネジメントのシーンでは、意外なほど忘れられてしまう。現に、社員が急増している成長企業では「誰がどこにいる? 誰が何をできる? そもそもあれは誰?」というような、お互いの顔と名前が一致していない”タコツボ”状態に陥っているケースをよく耳にします。そして、そのままあれこれ人を動かしている事例も少なくありません。

そこに僕たちは目をつけたんです。人材マネジメントなんていうと難しく感じますが、基本は日々現場で築かれているような上司と部下の信頼関係が大事なんです。

例えば、新規案件の抜擢人事でも、メールで「社員番号0002番、明日からこの新規案件の担当をよろしく」と指示されたら、囚人みたいで嫌でしょう(笑)直接会ったときに声をかけてもらって、「田中君、君は前のプロジェクトで頑張ったみたいだから、次はこの新規案件頼むよ!」と言われる方が断然いいですよね。一人ひとりの顔が見えて、その顔と名前が一致していなければ、抜擢や配置がうまくいくはずがありません。

戦略会議や店舗視察が変わる。
「カオナビ」で配置・抜擢の意思決定が加速する。

――では、“顔と名前の一致”をコンセプトとして内包する人事システム「カオナビ」の活用は、企業が抱えるどんな課題を、どのように解決してくれるのでしょうか。

一番は組織全体の人材の配置や若手社員の抜擢など、人材マネジメントシーンでの活用をイメージしています。

例えば、人材や組織戦略の会議のシーンを思い浮かべてください。

カオナビを使った会議シーン
カオナビを使った会議シーン

エクセルやホワイトボードに名前と部署だけが並んでいても誰だかピンと来ないし、配置や評価も話が進みません。そこに普段から見ている顔ぶれの顔写真をつけて俯瞰すると、「お、いつも元気イイ彼がいるじゃないか!」「評価別にみるとこの部門の構成バランスが悪いな」「メガネの彼、前にこの部門を希望していたぞ」など、いいことも悪いことも一目瞭然で、気づきが生まれやすいんです。

ロジカルに偏りがちな会議での思考が、実空間のリアルな記憶や感覚とひもづくことによって、人材の配置や抜擢人事がサクサク進むイメージが沸きませんか?顔写真と名前がセットで並ぶ画面が特徴的な「カオナビ」ならではです。

――実空間の感覚とひもづけて考えると、意思決定も早くなるということですか。「カオナビ」ならではの特徴として他にはどのようなことが挙げられますか。

クラウド型でサービスを提供している点も大きな特徴です。スマホやタブレットでも使え、各店舗や拠点で働く人材のマネジメントに威力を発揮します。SV(スーパーバイザー)が店舗の視察中に目についたスタッフがいたら、ポケットからスマホを取り出し、手もとですぐに情報確認し、「後藤君、頑張っているね」と自然に話しかけれ、相手をより深く理解できるはずです。

――「カオナビ」のシステムはあらゆる評価制度にも柔軟に対応するそうですが、相手の“顔が見えること”は評価業務に何か影響を及ぼしますか?

評価業務をする際も、顔と名前が一致することは大事だと思っています。

たとえば部長クラスになると、部下を20~30人持つような人も当然いるわけです。すると、やはり顔と名前を一致させながら、中間マネジメントから上がってくる評価結果を見たいでしょう。「鈴木君の評価はAです」といわれても、「鈴木って誰だっけ?」となると困りますから(笑)

顔写真を評価に活用することについては、人を容姿で判断することにつながるのではないかと心配する声もありますが、人間は自信がつくと顔つきがよくなったり、意欲をなくすと貧相になったりするものですよね。そういう印象やイメージも含めて評価する方が、人間的だと個人的に思っていたりします。

クラウド型で、業種、企業規模、利用場所を問わず活用できる。
スマホでも使える。

――どのような企業が「カオナビ」のシステムを利用しているのでしょうか。

業種として多いのは、IT関連で、gumi、サイバーエージェント、Sansanなどです。サービス・小売業の企業も多く、トゥモローランド、Soup Stock Tokyoのsmilesなども導入企業ですね。最近では、テルモや学研HDなどの大手の企業にもご利用いただいています。

柳橋仁機氏 Photo

――では実際、「カオナビ」はどのように活用されているのでしょう。

IT関連の企業は、成長産業なのでどんどん人が増えて、組織も広がり、社員の顔と名前が一致しにくくなってきている企業ばかりです。

変化も多い産業なので、配置転換や抜擢を頻繁に行い組織を変化・活性化させることを重要な戦略として位置づけている企業もあります。それをより効率的に進めたいということで、カオナビを重宝していただいています。社員の顔と名前をずらっと並べて、全員で組織を俯瞰し、彼はこっち、彼女はあっちというふうに指をさしながら議論できるので、会議がはかどるようになった、業務効率が上がったと高評価をいただいています。

――先ほど、店舗の巡回・視察の話がありましたが、そういう活用方法を想定して導入を決めるケースも多いのですか。

スマホをパッととりだして、さりげなく手もとで確認できるという、現場での使い勝手の良さで多くの企業に選んでいただいています。

店舗を運営する企業は、マネジャーが各店を回るときに店舗スタッフの情報を確認する。PCを持っていけばいいとも思いましたが、1日に何軒も店舗を回るので、いちいち鞄からPCを出して起動する作業自体が面倒らしいんです。そして、視察を受ける側の店舗スタッフが警戒しないように、あくまでも自然なコミュニケーションの中で、店舗の現状や人材の資質を見きわめることが重要だったんですね。

――大手企業さんの場合はどうですか?すでに大手企業さんはすでに人材情報管理ツールはすでに利用されている印象ですが。

幹部候補生の選抜・育成にあたって、役員陣と人事部門との間でタイムリーに人事情報を共有でき、シンプルで分かりやすいツールを探されている中で、「経営幹部が直接使える人材データベース」という先方のニーズに「カオナビ」がピッタリ当てはまったケースがありました。

実際、経営層が主に使う機能というのは本当にシンプルで、顔と名前の一覧を年齢順や役職順で並べ替えたり、写真をクリックして詳細情報を見たり、そういう操作だけなんです。

テルモ、サイバーエージェント、学研HD、TOMORROWLAND、など
約20社の「カオナビ」活用事例をまとめました。カオナビ導入の理由や効果をお伝えします。
各企業の人材マネジメントの秘訣をお伝えします 『日本の人事部』会員の方はこちらからもダウンロードできます。

理屈は措いて自問してほしい
――「社員の顔と名前が一致していますか」

――ありがとうございました。最後に、「カオナビ」と柳橋さんご自身の今後の展望をお聞かせください。

「カオナビ」のサービス一本に特化して、より極め、洗練し、より普及させていくつもりです。

伝えたい大切なことは、繰り返しになりますが「一緒に働いている仲間の顔と名前が一致していますか?」というメッセージ。これにつきます。組織論とか、マネジメント論とか、難しい理屈はいろいろとありますが、部下の顔は見えていますか? みんなの顔と名前が一致していますか? まずはそこが大事ですよね、と。カオナビの考える人材マネジメントは、この“当り前”への気づきから始まります。

テルモ、サイバーエージェント、学研HD、TOMORROWLANDなど、
導入事例や各企業が実践する人材マネジメント術についてセミナーでご紹介します。
事例で分かる「カオナビ」無料セミナー開催! 『日本の人事部』会員の方はこちらからもセミナー参加できます。
柳橋仁機氏 photo
柳橋 仁機氏プロフィール
株式会社カオナビ 代表取締役
東京理科大学大学院 卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。その後、株式会社アイスタイルにて人事部門責任者を経て、株式会社カオナビを設立し代表取締役に就任する。
協賛企業
株式会社カオナビ ロゴ
カオナビは、給与計算や勤怠管理などの労務業務を目的とした従来型の人事システムではなく、 配置や抜擢といった経営者が行うマネジメント業務を目的とした、クラウド型の人材データベースです。
組織に眠る人材情報を把握し、経営陣、マネジメント層、人事部の間で共有することで評価・抜擢・配置といった人材マネジメントを加速させます。

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