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職場のモヤモヤ解決図鑑
【第23回】健康経営とは?
企業の業績アップや離職率低下につながるアプローチ

職場のモヤモヤ解決図鑑

自分のことだけ集中したくても、そうはいかないのが社会人。昔思い描いていた理想の社会人像より、ずいぶんあくせくしてない? 働き方や人間関係に悩む皆さまに、問題解決のヒントをお送りします!

健康経営とは? 企業の業績アップや離職率低下につながるアプローチ
吉田りな(よしだ りな)
吉田 りな(よしだ りな)
食品系の会社に勤める人事2年目の24才。主に経理・労務を担当。最近は担当を越えて人事の色々な仕事に興味が出てきた。仲間思いでたまに熱血!

「健康経営」の担当者を任された吉田さん。社長肝いりの企画のようですが、何をすればいいのかかがわからず、戸惑いを隠せません。健康経営の考え方と、取り組むことで得られる効果について見てみましょう。

「健康経営」とは

健康経営とは、「個人の健康増進を行うことで、企業の業績向上につなげる」という考え方です。もとは、アメリカの臨床心理学者・ロバート・ローゼン博士が提唱した「ヘルシーカンパニー」という概念に基づいており、最近では健康経営を意識した制度設計や福利厚生に取り組む企業が増えています。

「病気じゃない」だけではない。健康経営が目指す健康の定義

そもそも、個人の健康が企業の業績アップにつながるとは、具体的にどういうことでしょうか? 健康とは、病気ではない状態のみを示すのではありません。WHO憲章では「健康」を以下のように定義しています。

病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること

引用:健康の定義|日本WHO協会

この「すべてが満たされた状態」に近づこうと施策を展開するのが健康経営といえます。

従来の職場の健康管理といえば、労働者の安全と衛生基準を定めた「労働安全衛生法」が主流でした。しかし健康経営では、ケガや病気が発生しないように職場環境を整えるだけではなく、従業員の健康を資本と捉え、中長期的な企業成長を目指します。まさに、攻めの健康管理と言えるでしょう。

健康経営とは
健康経営のより詳しい定義や、注目される背景を解説。

健康経営とは?国や省庁、企業の取組事例などをご紹介

企業が健康経営に注力するメリット

健康経営の取り組みは、企業が従業員の健康に配慮することを通じて、経営面でのポジティブな効果を期待するものです。健康経営に注力するメリットには、以下のものが挙げられます。

企業イメージの向上

健康経営には、残業削減・長時間労働の是正といった取り組みも含まれます。ワークライフバランスの取れた働き方が身体的・精神的な充足につながるためです。また、労働に対して適切な評価があるからこそ、従業員がやる気を持って働けるという側面もあります。

健康経営に注力している企業には、働きやすい職場環境があるホワイト企業というイメージも定着します。人材確保の視点から、採用力強化の効果も期待できます。

従業員の生産性向上

従業員の健康は、生産性に大きく関わります。長時間労働で肉体的・精神的に疲弊していれば、生産性が落ちてミスも多くなります。仕事に創造性が発揮されず、サービスや商品のクオリティ低下につながるかもしれません。

健康経営の取り組みで従業員の心身の健康を整えることで、高いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

離職率の低下

健康経営に企業が取り組むことで、健康上の理由による退職や休職の減少が期待できます。また、働きやすい環境の整備は、精神面の充足や余裕を生みます。従業員は仕事のやりがいを実感し、ひいては会社へのエンゲージメントの向上につながります。ただ離職が減るだけではなく、「この会社で働き続けたい」というポジティブな理由により定着を促せるでしょう。

長期的視点での医療コストの削減

健康経営の取り組みは、社員の健康診断受診促進や、メンタルケアの整備など短期的には医療コストが膨らむ傾向にあります。しかし長期的にみれば、従業員の身体的・肉体的健康が保たれることで医療コストが低下します。コスト削減という観点からも、効果が期待できるのが健康経営です。

インセンティブも期待できる、官公庁の健康経営認定制度

こうしたさまざまなメリットをもとに、企業だけでなく国も健康経営を推進しています。以下に、経済産業省の取り組みを紹介します。

健康経営銘柄

優れた健康経営を実践している企業を選定する取り組みで、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施しています。選定基準は、「健康経営度調査」の総合評価に加え、「自己資本比率(ROE)の直近3年間が平均0%以上」といった財務面でのパフォーマンスが重視されます。

健康経営優良銘柄を取得した企業は、株価が優位に推移しており、健康経営の取り組みが企業経営にポジティブな影響をもたらすことが可視化されています。

健康経営優良法人ホワイト500・ブライト500

上場企業に対象を限定せず、幅広い企業などを対象としているのが、「健康経営優良法人」の取り組みです。経済産業省が制度設計を行い、日本健康会議が認定しています。

大規模法人部門と中小規模法人部門があり、認定された企業は国や自治体によるインセンティブを受けられる場合があります。また、各部門の上位500社は「ホワイト500」「ブライト500」として表彰されます。健康経営優良法人の認定を受けると、企業のイメージアップが期待できるだけでなく、金融機関や民間保険・自治体などが提供するインセンティブを受けられるようになります。

参照:健康経営の推進|経済産業省

【まとめ】

  • 健康経営は、従業員の健康を企業資本と捉え、投資して企業業績向上につなげる「攻めの健康管理」である
  • 健康経営への取り組みは、業績向上・企業イメージの向上・採用力強化・離職率低下などのメリットが期待できる
  • 健康経営優良法人などに認定されると、インセンティブを受けられることもある

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企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

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この記事ジャンル 健康経営

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