M&Aにおける人事関係の留意点
現在M&A(株式譲渡による買収)を検討しております。
相手先従業員全員の雇用確保が条件となっており、従業員を引き継ぐ場合の注意点について教えてください。
尚、相手先の従業員は全員親会社の労働組合員となっています。
投稿日:2005/09/08 09:19 ID:QA-0001897
- MOMOさん
- 東京都/不動産(企業規模 501~1000人)
プロフェッショナル・人事会員からの回答
プロフェッショナルからの回答
- 川勝 民雄
- 川勝研究所 代表者
M&Aにおける人事関係の留意点
■買収の力関係など状況が不明なのでとりあえず、下記2点は欠かすことができないポイントと考え回答いたします。
① 「雇用確保条件」といっても幾つかのバリエーションがあります。大きく分けると、法的身分継承と退職・即時再雇用となりますが、前者の場合は既得権の処理や労働条件面の調整が相当厄介になることが予想されます。これからの交渉なら、後者の方式を強くお勧めします。
②「全員親会社の労働組合員」とは買収実行前の状態でしょうが、買収とともにその状態は解消するものと理解します。状況が不明確なので、とにかく重要な条件とし確認されることをお勧めします。
■「良い買い物をする」ための条件が満たせた後は、「買ったものを成功させる」ことが焦点になります。<顧客離れの抑止>や<ITシステムの統一>などと並んで<ヒトの問題に明快に対処する>ことが成功の条件になります。この段階で、営業、企画、財経、人事、システムなど、機能ごとに委員会が設置され各論が検討されることになります。その時点では更に人事の統一化の具体的な局面での注意点がでてくるものと思います。
投稿日:2005/09/08 12:13 ID:QA-0001903
相談者より
投稿日:2005/09/08 12:13 ID:QA-0030753参考になった
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