若手採用のパラドックス第二新卒はあてはまらない? 企業が求める“すぐに辞めない若手”
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肝心なのは退職させない職場環境づくり
企業は“すぐに辞めない人材”を求めているが、求職者も“離職率の低い企業”を求めている。特に第二新卒の場合、採用担当者が言っていたように“二度と(企業選びで)失敗したくない”と考えている人材が多い。実際、第二新卒に該当するような若手人材に紹介してみても、反応は良くない。

「私は、新卒で入社してまだ3年目なので、ほとんどキャリアといえるものがありません。今なら第二新卒として採用してくれる企業もあるとは思いますが、次の会社も数年で退職したら、もうその次はないと思うんですよ」
だからこそここは慎重に、落ち着いて長く働ける企業、あるいはスキルやキャリアがしっかり身につく企業を選びたい。そう考える人材は多いが、実際にその考え方は間違っていない。
企業は“すぐに退職しない人材”を希望し、第二新卒は“退職者を出さない企業”を希望する――これも一種のパラドックス、あるいはミスマッチといえるだろう。
「本来は退職しない人材を探すよりも、企業が退職させないような職場環境づくりをすることが大事なんだろうね」
第二新卒のマッチング作業を続けながら、私と同僚は思わずそんなため息をもらすのだった。
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企業と求職者の仲介役である人材紹介会社のキャリアコンサルタントが、人材採用に関するさまざまなエピソードをご紹介します。
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