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職場のモヤモヤ解決図鑑【第83回】
なんとなくは禁物!必要不可欠なOJT計画とは

職場のモヤモヤ解決図鑑

自分のことだけ集中したくても、そうはいかないのが社会人。昔思い描いていた理想の社会人像より、ずいぶんあくせくしてない? 働き方や人間関係に悩む皆さまに、問題解決のヒントをお送りします!

なんとなくは禁物!必要不可欠なOJT計画とは
山下 健悟(やました けんご)
山下 健悟(やました けんご)
関東圏のメーカー課長職45歳。20人ほど部下がいる。部下がもっと働きやすく、活躍できるチームを目指し、試行錯誤の日々。

新入社員を迎えるにあたって、心配そうな山下さん。昨年まで新入社員のOJTを担当していた雲田さんが異動になり、今年から桐野さんが担当することになったからです。OJTがスムーズにいくように、あらためてOJTを計画しなければと考えています。現場で新入社員を育てるために欠かせない、OJT計画書について学びます。

そもそもOJTとは

OJTとは「On the Job Training」の略称で、職場内訓練を示す言葉です。新入社員や、新たに配属されたメンバーを、現場の実地訓練を通じて育成する研修方法のことを指します。上司や先輩が教育係となり、日常業務を通じて計画的に指導することで、実務で求められる具体的な知識・スキルを習得できます。新しいメンバーの早期育成を目的として、多くの職場で取り入れられている研修手法です。

OJTのメリット、デメリット

OJTの大きなメリットは、実務で必要な知識・スキルを習得できることです。マニュアルが整備されている業務でも、暗黙知となっているルールが存在することは少なくありません。OJTでは業務を通じて、細かい部分まで教えることができます。

新入社員にとって、OJT担当者はすぐに相談できる先輩・上司であり、安心感へとつながります。OJT担当者自身もマネジメントスキルを学べるほか、チームの活性化にもつながるなどのメリットもあります。

一方、OJT担当者の力量によってOJTの内容にばらつきが生じてしまうデメリットもあります。たとえば、指導の仕方が合わなければ、新入社員は仕事へのモチベーションが下がってしまうかもしれません。OJT担当者が多忙な場合、新入社員が仕事についてなかなか質問できないケースもあるでしょう。このように、OJT担当者によって教育内容に差がでないようにするには、事前の計画が重要です。

メリット デメリット
  • 実務で必要なスキルや知識の短期習得
  • 新人の安心感醸成
  • OJT担当者のマネジメントスキル向上
  • チームの活性化
  • OJT担当者の力量に左右される
  • OJT担当者との関係次第で、新人のモチベーションが下がる

OJT計画書とは

OJT計画書とは、OJTの目標と指導内容を共有するためのツールです。OJTで新人が習得するべき姿などを言語化することで、OJTの目標ややるべきことを、OJT担当者と新人の間で共有できます。

OJT計画書を作成することで、「新人に何を学ばせるべきか」「どのような業務を通じて教えるべきか」という点を明確にできます。新入社員にとっても、会社からの「いつまでに、こうなっていてほしい」という期待を理解できるため、双方が共通のゴールに向かってスムーズに進んでいけます。

OJT計画書の作り方、運用方法

OJT計画書には、どのようなことを記載すればいいのでしょうか。必要な要素と運用方法についてみていきます。

計画書に必要な要素

OJT計画書で重要なポイントは、OJTのゴールです。OJT終了後の新人のあるべき姿を明確にし、ゴールに達するために、新人に求められる知識やスキルを記載します。さらに、該当の知識やスキルが習得できる業務を記載することで、OJTで何をどのように教えるかを整理できます。OJTの評価も計画書に加えれば、振り返り・フィードバックにも活用できます。

【OJT計画書に必要な要素】

  • OJT指導担当者(OJT担当者)、新人の情報(名前や所属など)
  • OJTの目標(研修終了後、新人のあるべき姿)
  • 新人に習得してほしい知識、スキルの具体例
  • OJTで取り扱う業務の内容
  • OJTの評価(新人の自己評価、OJT担当者の評価)

OJT計画書の作成事例

OJTのゴールは、会社や部署によって異なります。また、対象となるのが新入社員なのか、中途社員なのかによっても計画はさまざまです。ここでは、新入社員を対象とした2週間のOJT、中途社員を対象とした2週間のOJTに合わせた、OJT計画書の事例をみていきます。

新卒社員に対する2週間のOJT

新卒社員のOJTでは、ビジネスマナーと業務の基礎が大きなポイントです。ビジネスマナーは、座学で学ぶ内容と切り分け、OJTの実務で習得するべきスキルに焦点をあてます。また、OJTの間に中間評価のタイミングを設けてフィードバックを行うことも、新卒社員のモチベーション向上に有効です。

OJT対象者 Aさん(新卒社員・カスタマーサポート部配属)
部署の業務内容 文具用品通販サイトのカスタマーサポート
(原則、電話・メールサポート)
OJTの期間 2週間
Aさんの現状 インターンに参加していたため、サービスに関してある程度は理解しているが、システム対応など実務の部分は未経験。

相手に合わせて敬語を使うとき、やや誤りがある。文章コミュニケーションで、内容を論理的かつ簡潔にまとめることが難しい。

まずは、相手に対してふさわしい言葉の言い回しなどを学び、社会人らしい振る舞いを身に着ける。半年後には、問い合わせから返信・システム入力までの1次対応が、一人でできるようになっていてほしい。
OJTのゴール ①基本的なビジネスマナーを習得している
②会社のサービスについて理解し、説明できる
③現場の基礎業務を理解し、実行できるようになる
ゴールのための業務や学ぶ機会 ①基本的なビジネスマナーを習得している
  • 電話対応のロールプレイング、電話対応の実践
  • 名刺交換のロールプレイング、商談同席
  • お礼メールの作成
  • 社内報告書の作成
②会社のサービスについて理解し、説明できる
  • サービス理解のための研修
  • サービス説明のロールプレイング
  • よくある質問の確認
  • 商談への同席
③現場の基礎業務を理解し、実行できるようになる
  • 問い合わせ対応の流れを理解する研修
  • 社内のチャットツールの利用
  • 社内マニュアルへのアクセス、利用
  • 業務システムへのアクセス、利用
  • 問い合わせ内容の管理
中途社員に対する2週間のOJT

中途採用で入社した社員には、前職で培ったスキル・経験があります。それらを把握したうえで、会社が求める役割に必要なスキル・知識を明確にすることが重要です。

OJT対象者 Bさん(中途社員・営業部配属)
部署の業務内容 物流業界の会計システムの営業(ルート営業)
OJTの期間 2週間
Bさんの経歴・現状 前職では、3年にわたり物流管理システムの営業を経験。営業に必要なトークスキルや傾聴スキルにたけている。ただし、当社が扱う会計システムについては知らない部分も多い。

業界理解はあるが、会計知識・会計システムについての知識がないため、慣れるまでにある程度時間を要することが予想される。担当顧客のバックグラウンドなど詳細に共有することが望ましい。

システム部と早期に交流を図り、1年から2年後には営業部・システム部の橋渡し役となってくれることを期待。
OJTのゴール ①自社サービス知識、基本的な会計知識がある
②担当する顧客の状況を把握している
③2週間後、既存顧客のフォローアップができるようになる(上司同席あり)
④システム部の大まかな業務内容、関わる人たちを把握している
ゴールのための業務や学ぶ機会 ①自社サービス知識、基本的な会計知識がある
③2週間後、既存顧客のフォローアップができるようになる(上司同席あり)
  • 会計、自社サービス理解のための研修
  • 商談同席
  • サンプルを用いた会計帳簿の作成、売上記録
②担当する顧客の状況を把握している
③2週間後、既存顧客のフォローアップができるようになる(上司同席あり)
  • 前任者との引き継ぎMTG
  • 管理システムでの取引履歴の確認
④システム部の大まかな業務内容、関わる人たちを把握している
  • システム部とのランチ交流会の実施
  • システム部の朝礼MTGへの参加
  • システム部の要件定義MTGへの参加

【まとめ】

  • OJTを計画的、段階的に行うためにはOJT計画書が有効
  • OJT計画書を作成することで、新人のあるべき姿やOJTで習得するべきスキルを共有できる

後編では、OJT担当者の負担を減らし効果的に運用するポイントについて解説します。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

(後編に続く)
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この記事ジャンル 人事考課・目標管理

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