人事担当者412人に聞く
人事の問題への対応、課題、求められる能力に関するアンケート
人事担当者に求められる能力・スキル
「身に付けておくべき基本能力・スキル」「求められる実践能力・スキル 」
人事担当者自身に人事担当者として「最低限身に付けておくべき基本能力・スキル」(五つまでの複数回答)を尋ねたとこ ろ、最も高かったのは「コミュニケーション能力」で56.8%と、他の項目を大きく上回りました[図表3]。以下、「トラブル対応力」30.3%、「情報 収集力」29.6%、「実務処理能力」25.7%、「従業員に対する共感力」25.2%と続いています。
規模別にみても、「コミュニケーション能力」「トラブル対応力」「情報収集力」は、どの規模でも上位に位置付けられており、重視されていることが分 かります。なお、「カウンセリング能力」に関しては300~999人で30.2%、1,000人以上で22.4%と、300人以上の規模では重視されてい る傾向があります。
さらに、上記の「最低限身に付けておくべき基本能力・スキル」に加えて求められる実践能力・スキル(五つまでの複数回答)についても聞いたところ [図表3]、「課題解決能力」が22.3%で最も多く、次いで「トラブル対応力」と「課題発見能力」がともに22.1%で続きました。以下、「経営者と従 業員との間でのバランス感覚」21.6%、「危機管理能力」20.4%の順となっています。
規模別に最も高かった項目をみると、1,000人以上では「情報収集力」(26.4%)、300~999人は「トラブル対応力」(25.0%)、 300人未満が「課題解決能力」と「経営者と従業員との間でのバランス感覚」(ともに23.0%)となっており、上記でみた基本能力・スキルよりも項目が 分散しています。
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