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派遣社員はここを見ている!
仕事探しでゆずれないポイントまとめ
~派遣社員4,000人アンケート調査~

ディップ株式会社

応募前に知りたい職場の環境・雰囲気

派遣先の職場環境の情報

派遣先の職場環境の情報

事前に知りたい「職場環境の情報」の1~3位は、どれも50%を超える結果となりました。上位には、派遣社員の人数や同僚に関するものが挙がり、人間関係の面における働きやすさを知りたがっていることがうかがえます。

また、前述の「求職者が希望する待遇・制度」で、20項目のうち2位だった有給休暇に関する項目がこちらでも上位に挙がっており、求職者にとって注目度が高く、重視視されている項目だということがわかります。

次に、職場環境の情報が写真や動画であった場合の応募意向について、「派遣先企業」と「派遣会社」についてそれぞれ見ていきます。

「派遣先企業」と「派遣会社」の職場環境の情報が、写真や動画であった場合の応募意向

「派遣先企業」の職場環境の情報画であった場合の応募意向
「派遣会社」の職場環境の情報が、写真や動画であった場合の応募意向

派遣先企業の情報はどの項目も約4~6割の人が求めていることがわかります。

派遣先企業で一緒に働く同僚や上司、派遣会社の営業担当者や登録担当者といった仕事をするうえでよく関わる方がどのような人なのか、職場がどのようなところなのか定量的に記載できない“雰囲気”などの情報は、写真や動画を活用して伝えることで応募意向を高めることができそうです。

派遣先企業の写真や動画の提供が難しい場合でも、派遣会社自体の情報を写真や動画で公表することで、差別化のポイントになり、応募意向が高まるかもしれません。このようなアプローチも検討してみると良いでしょう。

次は、仕事探しをする際の職場の下調べについて探っていきます。

仕事探しをする際の職場の下調べ

下調べのタイミングと方法

下調べのタイミングと方法

応募前から就業までの間に、職場について、87.0%が下調べをすると回答しました。 下調べを行うタイミングとしては「応募前」が24.5%と最も多い結果となりましたが、「登録後 職場見学・顔合わせ前」21.4%、「職場見学・顔合わせ後 就業を決める前」22.4%と、どのタイミングでも行われていることが明らかになりました。

下調べの方法はWEBサイトが多く、1~3位を占めています。また、「直接店舗やオフィスを見学する」という回答も3割を超えました。「派遣先企業」や「派遣会社」の職場環境の情報が、写真や動画であった場合の応募意向でも取り上げましたが、店舗やオフィスの雰囲気は仕事探しのうえで気になるポイントであることがうかがえます。

では、なぜ下調べが必要だと感じているのでしょうか。

下調べを行う理由

下調べを行う理由

応募から就業までにできるだけ多くの情報を集めることで、よりリアルに働く際のイメージをつかみたいという求職者の心情がうかがえます。

さいごに

本レポートでは、新型コロナウイルスの影響により、4割強が“仕事探しに対して心境の変化”があったことが明らかになりました。

また、求職者が応募を検討するための大切な要素を把握し、「募集条件」「待遇・制度」「環境・雰囲気」それぞれでの希望や許容を知ることが大事です。

具体的な希望や許容を踏まえたターゲットに合った募集は、応募意向を高めるだけでなく、ミスマッチの軽減、就業後の定着にもつながります。今後の採用にぜひお役立てください。

本レポートで明らかになったこと

仕事探し

  • 新型コロナウイルスが仕事探しにおいて心境の変化に影響している人は47.9%。心境の変化を感じたピークは4月上旬
  • 今後の仕事探しの方法は、1位「既に登録している派遣会社からの求人紹介」32.2%、2位「インターネットの求人サイト・アプリ」26.7%
  • 未経験の仕事を含めて探す人は87.2%

募集条件

  • 求職者が仕事探しをする際に、希望を満たしていなければ‟応募の検討もしない”、譲れない項目TOP3は、1位「給与(時給や月給など)」55.9%、2位「仕事内容」48.7%、3位「勤務地」45.1%
  • 最低限求める時給は全国平均で1,000~1,050円未満がボリュームゾーン
  • 仕事内容を判断するうえで重視することは「仕事の難易度」であるという回答が最も多い45.7%
  • 希望する勤務地の条件は、「駅から近い」「乗り換えが少ない」「徒歩・自転車で通える」を選ぶ人が多い。許容できる通勤時間では、52.5%が40分未満と回答
  • 応募資格欄で記載があると応募しやすい情報は、「未経験OKと書いてある場合の難易度」が1位で60.9%

業種・職種について

  • 最も希望する業種・職種上位BEST3は「オフィス」「軽作業(梱包・ピッキング)」「工場・製造(その他)」
  • 「給与によっては許容できる職種」では、許容割合が高い「オフィス(事務・企画)」「軽作業」は5割超え、他職種も低くとも3割が許容

求職者が希望する待遇・制度

  • 求職者が希望する待遇・制度のTOP3は、「交通費支給」「有給休暇」「ボーナス・賞与」
  • 交通費の支給が応募意向に関わるのは86.7%。応募意向は、「交通費が全額支給でないと高まらない」人は56.1%、「一部でも交通費支給があれば応募意向が高まる」人は30.6%
  • 希望するシフトとして、57.5%が固定シフト制を選択

職場の環境・雰囲気

  • 応募前に知りたい職場の情報のTOP3は、「職場の人数」「有給休暇を取得している人の割合・取得しやすさ」「派遣社員の人数」
  • 職場環境の情報が写真や動画であった場合の応募意向は、「派遣先企業」の情報では4~6割高まり、「派遣会社」の情報でも2~4割高まる

下調べ

  • 応募前から就業までの間に、職場について87.0%が下調べをし、最も多いタイミグは「応募前」で24.5%
  • 下調べの方法はWEBサイトが上位を占める
  • 下調べをする理由の上位は、求人情報だけでは就業先や働く環境のイメージがわかりづらいから

調査担当者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 川上由加里
執筆者:ディップ総合研究所 ディップレポート編集室 太田瑠美子

「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」の企業理念のもと、“Labor force solution company”をビジョンに掲げ、『労働力の総合商社』として、人材サービス事業とAI・RPA 事業を提供しています。


働く人のリアルがわかるディップ総合研究所
https://www.baitoru.com/dipsouken/

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この記事ジャンル 派遣社員

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