ダイバーシティ&インクルージョンを重視している企業は約7割
ダイバーシティ&インクルージョンを約7割の企業が重視
現在、ダイバーシティ&インクルージョンを経営戦略上重視しているかを聞きました。多かったのは「どちらかといえば重視している」(36.7%)と「重視している」(30.3%)。この二つを合わせると67.0%で、7割近い企業が重視していることがわかります。
「学歴や入社経路」の達成度が高い一方、「障がい」は低い
先の質問で「重視している」と回答した属性のダイバーシティについて、どの程度達成された(該当する人が力を発揮している)と思うか5段階で聞きました。12個の要素の中で、「1.達成した」と回答した割合が最も高かったのは「学歴や入社経路(新卒・中途)」(22.7%)。一方、「5.達成していない」割合が高かったのは「障がい(法定雇用率を超えた必要性)」(13.5%)、「性的指向」(13.3%)でした。
また、「多様な働き方(育児や介護、本人の病気治療などとの両立)」は、達成度2(41.0%)が最も多い回答でした。その他の項目は、達成度3が最も多い回答でした。
「性的指向」は「6.該当する人がいない」が26.9%で最も多く、他項目と比較しても割合が高くなっています。
『人事白書2022』の本誌では、企業がダイバーシティ&インクルージョンを重視する理由や、具体的な取り組みについても掲載しています。
実施時期 | 2022年3月7日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答者属性 | 5,200社、5,441人(のべ) |
質問数 | 153問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働き方/7.組織開発/8.注目の人事課題(ウェルビーイング、パーパス、職場の関係性) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2022』
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