【業種別Work Switch Score調査2025】
業種間で最も差が現れたのは「ワークライフバランス」、働き方改革の進展度合いに温度差か? ~パーソルワークスイッチコンサルティングが業種別で“はたらくWell-being”の現状と傾向を公表、影響因子の分析や改善示唆を提示~
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルワークスイッチコンサルティング株式会社は、自社で独自に研究開発した“はたらくWell-being”向上につながる指標である「Work Switch Score(ワークスイッチスコア)」を用いて、企業ではたらく10,000名を対象に、「業種別Work Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2025」を実施しました。 本調査によって、業種別の“はたらくWell-being”の現状・傾向が定量的に示されるとともに、各業種における「Work Switch Score(ワークスイッチスコア)」向上に最も影響する因子を統計的に分析し、“はたらくWell-being”向上につながる可能性のある実践的な改善示唆を公開いたします。
■業種別Work Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2025 サマリ
「Work Switch Score(ワークスイッチスコア)」は、パーソルワークスイッチコンサルティングが独自に開発した“はたらくWell-being”(はたらく幸福度)を測定する指標です。仕事への熱意や没頭度を示す「ワーク・エンゲイジメント」、日々の仕事に対する喜びや楽しみを表す「ワクワク実感」、自己成長の実感度である「成長実感」、仕事と生活の調和を測る「ワークライフバランス」の4つの構成要素から算出され、全体平均を50.0とした偏差値で表されます。
全国10,000名を対象とした本調査の結果、最もスコアが高かったのは「学術研究、専門・技術サービス業」の52.7ポイントで、全体平均(50.0)を大きく上回りました。また、「教育、学習支援業」が全5指標のうち「ワーク・エンゲイジメント」で53.0ポイントと最高値を記録しました。一方、「製造業」(49.2)、「卸売業、小売業」(49.0)、「金融業、保険業」(49.0)などは全国平均を下回る結果となりました。
特に注目すべきは、「ワークライフバランス」の指標で業種間の差が最も大きく現れた点です。「学術研究、専門・技術サービス業」が52.1ポイントと高い一方、複数の業種で49ポイント台に留まり、働き方改革の進展度合いに業種間で温度差があることが示唆されました。
■業種別の分析結果
2025年実施のWork Switch Score(ワークスイッチスコア)調査(n=10,000)において、業種別の分析を行った結果、業種によって大きなスコア差が存在することが明らかになりました。各業種内での高スコア層と低スコア層を比較することで、業種ごとの改善ポテンシャルと具体的な課題が浮き彫りになりました。本分析では、各業種内でWork Switch Score(ワークスイッチスコア)が高い層と低い層の出現率を算出することで、改善余地を定量化しています。
■調査概要
調査名称:業種別Work Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2025
調査内容:1万人規模の調査により、業種別の“はたらくWell-being”向上因子を統計的に分析し、企業の実践的な改善施示唆を提示する。
調査対象:サンプル数:10,000名 ・日本全国の20~69歳の就業中の方 ・業種別、年代別に割り付けした調査パネル
調査手法:調査会社モニターを用いたインターネット調査
調査時期:2025年3月21日~3月25日
分析手法:AIモデル分析ソリューションである「Dataiku」を用いて、詳細なデータ分析を実施。複雑なデータ分析プロセスを簡略化し、大規模なデータセットの処理と各種統計分析を用いて、「Work Switch Score(ワークスイッチスコア)」に影響を与える因子を正確に特定し、業種別の詳細な要因分析を実施した。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 /2025年10月23日発表・同社プレスリリースより転載)
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