無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

“300年以上成長し続ける企業”を目指す
ソフトバンクグループの人材育成戦略(後編)[前編を読む]

人材育成に向けての今後の展開

今後、ソフトバンクグループの人材教育・研修の取り組みに関して、何か計画していることなどございましたら、お聞かせください。

武田: 多くの社員の知恵・知識、経験・ノウハウを、共有していきたいと思っています。そう考えると、「ソフトバンクユニバーシティ」が持っているものだけでは、提供する範囲が限られてくるでしょう。そこでもっとハードルの低い、講師として認定されていなくても、社員は気軽に自分のノウハウや経験を共有できる場、社員同士が学び合う場を作りたいと考えました。それが「知恵マルシェ」です。

「知恵マルシェ」は、早朝、昼、夜など、就業時間内には含まれない時間帯に開催しています。回数としては夜が一番多く、例えば18時30分から1時間程度での開催です。早朝は8時くらいから、昼は昼休みを利用して行っています。

「ソフトバンクユニバーシティ」は、研修としてリリースするという立場上、全社員が必要とするスキルを対象としていますが、「知恵マルシェ」はかなりマニアックでニッチな分野も対象としています。主催者がイントラネットを通じてこうした内容で開催したいと情報を流し、それを人事がチェックした上で、興味・関心を持った社員が申し込むという流れです。

例えば、「マジシャンから学ぶプレゼンテーションのテクニック」。マジシャンは観客に自分の手の動きに注目させながら、別のところで仕掛けを行います。そうした相手の「目線」をどう操るかというテクニックを、社内のプレゼンテーションでいかに応用するのかといった内容です。弊社では「No.1採用」という採用を行っていて、いろいろな分野でナンバーワンの実績を持つ人材を採用しています。この主催者もそうなのですが、一見業務に関係なさそうな分野であっても、その道で圧倒的な実績を残してきた人材からであれば、学ぶところは少なくありません。

島村公俊さんPhoto

島村: それ以外にも、「実践! 親子のコミュニケーション」のようなものもあります。親子の間に温かい空間が生まれ、子育てが少しラクになるコミュニケーションのコツを教えてくれるので、仕事にも役立つ! と大人気の講座です。女性社員の方を中心に多くの方が参加されています。

「研修」だと、一部において進め方や伝えてほしいポイントなど決まり事も多少あるのですが、「知恵マルシェ」は、完全にオリジナルで自身の経験や大切にしていることを自由に伝えていいわけです。「研修講師」だとハードルが高いけれど、2時間程度のカジュアルな勉強会だと、主催者側もかなり心理的なハードルは下がります。また、参加する側も、カジュアルな勉強会の方が参加しやすい、そちらの方が好きという方も実際は結構多いんです。

武田: 「知恵マルシェ」は2013年7月にスタートしましたが、これまで約700人が参加していて、回数は70回を超えています。いずれにしても私たちは、知恵や知識を共有するのが、研修という場と、「知恵マルシェ」というカジュアルな場と、どちらであってもいいと考えています。とにかく、社員同士が学ぶ場に参加することに大きな意味があるからです。

最後に、これから新たに「研修の内製化」に取り組もうとしている企業に対して、何かアドバイスをお願いします。

武田: 最初に申し上げたように、300年以上成長し続ける企業の人材開発とはどうあるべきかを日々考えています。そのためにも、ソフトバンクグループ以外の方々の知見を、積極的に学んでいきたい。多くの企業の方と交流して、意見を交換する機会を持ち、内製化が進んでいる企業があれば何か一緒にできることはないか考えるなど、他社の方々と一緒に人材育成・人材開発をより成長させていければいいと思っています。そのためにも、我々でできる協力は惜しみなくさせていただきます。何かあれば、ぜひ気軽にお声掛けください。

島村: 人材育成の基本は、社内の人間が社内の人間に教え、伝えることだと思います。それを本気で取り組むことによって、内製化する部分と外部に出して協力を仰ぐ部分の線引きが明確に見えてきます。外に出ていくコストを、社内にしっかり投資することで、社内にノウハウがたまり、知恵や知識を互いに共有しあう土壌が築かれていきます。私は、これこそが、社員の才能を活かしあう人材育成のあるべき姿だと信じています。

武田: 大切なのは、社員のため、事業への貢献のためであること。だからこそ、自分たちが成長していくために必要な情報やテクノロジーをよく知っている、現場での体験やノウハウを持つ人たちから学ぶのが重要なんです。今回は「内製化」についてお話しましたが、別にそれを外部に求めてもいいのではないでしょうか。そういう意味でも、人材育成には柔軟な発想と対応がとても重要だと思います。

(2014年9月25日、東京・港区のソフトバンク本社にて

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「人事辞典「HRペディア」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

ソフトバンクグループ “300年以上成長し続ける企業”を目指すソフトバンクグループの 人材育成戦略(前編)
となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル 能力開発関連制度

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
エビングハウスの忘却曲線
プライミング効果
ソーシャル・ノーム
チェーンストア理論
社会関係資本(Social Capital)
カークパトリックの4段階評価法
目標志向性
SF思考
ヒンドランスストレッサー
コンピテンシー導入の企業事例