ミツイワ株式会社
総務部 課長 松波 弘治さん、人事部 マネージャー 田中堅太郎さん、人事部 課長 村松哲也さん
社員の利用状況について
福利厚生サービスの実際の利用状況はいかがですか。また、社員からはどんな反応がありましたか。
毎月25日頃に「アソシエ倶楽部」の利用率を出しています。その結果を見ると「宿泊」が一番多く、次いで「スポーツ」「レジャー・エンタテイメント」などが続いています。
宿泊の利用だけに限らず、幅広く利用されている点が目を引きます。今までは宿泊がほとんどでしたが、他の施設が使えるようになったことが、この結果に表れています。多様化する社員の要望に、ある程度応えることができたように思います。
ゴールデン・ウィーク後の6月の段階で、利用率が減るかと思いましたが、それほどでもありませんでした。宿泊は減少しましたが、リラクゼーションなど、日々リフレッシュするためのものが増えています。
当社には、社員たちが「徹底したコミュニケーション」を図って親睦を深め、「明るく活気のある会社」にしていこうという方針があります。実際、地方の社員の声を聞くと、会社の中でフットサルのチームを作って、アソシエ倶楽部を利用したというケースがありました。今まで知らなかった人と面識ができたり、一緒になって交流を深めたりすることによって、他部門とのパイプができたなどという話をよく聞きます。
7月になると、スポーツに関する利用が増えています。ゴルフコンペなども、「アソシエ倶楽部」を利用しているようです。社内のコミュニケーションを図るという意味で、かなり効果が出てきたと感じています。
今までの福利厚生施策では、見られなかった傾向ですね。また、時期による利用格差も、少ないように思います。
「アソシエ倶楽部」の良いところは、社員だけではなく家族の方も利用できる点です。また、利用回数に制限がないという点も見逃せません。他社のサービスでは使える回数が制限されるものがありました。利用回数に制限がないことで、社員は何回も使っていいのだということが分かり、安心感を持っているようです。事実、同じ人が何回も利用するケースが増えています。コスト面では上がりましたが、こうしたリピート状況を考えると、十分にペイできていると思います。
何より、これまで地方でなかなか利用できなかった人たちから、頻繁に使えるようになったという声が聞かれるようになりました。この他にも、結婚や出産など、ライフイベントに対するお祝いサービスのようなものがあり、申し込むとプレゼントがもらえるなど、評判はいいようです。
広く全国の社員に対して公平に福利厚生が行き渡るようになり、その内容も充実してきました。仕事だけではなく、多様な福利厚生施策を行うことで、ワーク・ライフ・バランスが充実してきたことも大きいと思います。
社員ご本人と配偶者様それぞれの2親等内親族の方が、同一条件でご利用可能な福利厚生サービスなら *一部メニューは社員ご本人のみのご利用となります
年齢層や居住エリア、家族構成など、社員それぞれの環境によって、利用するサービスに違いはありますか。
若い方はレジャーやリラクゼーション、年齢が高い方は育児・介護などに関連すること、中堅の方であれば住宅関係の利用が多くなっています。
毎月、利用実績の報告がありますが、利用実績だけで判断してしまうと、見えてこない部分があります。常に社員の声をヒアリングするなどして、「何を使ったのか」「どこが良かったのか、悪かったのか」など、実際の使い勝手などについて感想を聞くようにしています。そうした結果を踏まえ、これからどういう点を改善していこうか、どういう情報を提供していく必要があるのかなどを考えていきます。それが、利用実績の分析だけでは、なかなか出てきません。定性と定量を合わせた分析を行っています。
提供する情報に関しては、社内報(メールマガジン)を毎月1回発行しています。そこには、「アソシエ倶楽部」に関する案内を載せています。さらに、利用実績や事例を載せることで、利用の促進を図っています。
右図にあるのは社内報に載せたものですが、「アソシエ倶楽部」を使って、2泊3日で山中湖へ宿泊に行った模様をリポートしたものです。直接予約をした場合、インターネット旅行サイトを利用した場合、「アソシエ倶楽部」を利用した場合など、価格を比較検討した結果も記しています。「アソシエ倶楽部」を使ったほうが安いことが、一目で分かります。その他にも、実際に「アソシエ倶楽部」を使う方法や手順などを紹介しています。
こうしたリアルに分かる情報提供があると、使いたいと思うようになりますね。
その通りです。情報を提供する場合、実際に使った担当者や社員からの事例を元に情報を発信すると、使いやすさやメリットがあることについて、リアルで強いメッセージを送ることができます。このような事例を紹介することで、社員の興味・関心をより高めることができると考えています。
宿泊というカテゴリー以外のところでも、「アソシエ倶楽部」ではこんなこともできるということで、例えば、マンションや戸建住宅の購入の際の割引サービスなども紹介しています。