人事白書調査レポート2023 制度・評価・賃金
評価・報酬は能力主義、成果主義、職務主義が約7割と主流。年功主義は2022年から2.9ポイント減少
評価・報酬は能力主義、成果主義、職務主義が約7割と主流。年功主義は2022年から2.9ポイント減少
現在運用している評価・報酬制度の方向性についてたずねました。
評価・報酬制度として「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」を合わせた割合を見ると、最も高いのは「能力主義(個人の能力によって評価・処遇する)」で、76.7%。以下、「成果主義(仕事の成果によって評価・処遇する)」(73.3%)、「職務主義(仕事の役割によって評価・処遇する)」(68.7%)と続きます。
『人事白書2022』の結果と比較すると、順位・割合とも全体として大きな変化は見られません。その中で、「年功主義」は54.1%から51.2%と減少しているのが目を引きます。これまで日本的人事慣行として主流だった「年功主義」から、近年は「成果主義」を軸として、「能力主義」「職務主義」へと評価・報酬制度のあり方が移行していることがわかります。
実施時期 | 2023年3月6日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 6,504社、6,797人(のべ) |
質問数 | 168問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働きやすさ・働きがい/7.組織開発/8.注目の人事課題(人的資本の情報開示、ウェルビーイング、Employee Experience、兼業・副業) |
出典:『日本の人事部 人事白書2023』
全国の人事の実態・課題を明らかにし、解決の糸口を探る『日本の人事部 人事白書』から、調査レポートを公開。貴社の課題解決にご活用ください。