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ニュース
人事サービス 人材育成・研修
掲載日:2025/10/15

「経営者向けコーチング実態調査2025」を実施

経営者向けコーチング、認知度60%/経験者の43%が「投資対効果7倍以上」、体験談や課題起点での導入が主流

経営者・役員調査で明らかになったコーチング市場実態、メディア経由は1割、人的ネットワークと課題解決ニーズが導入を後押し


経営者向けコーチング事業を展開する株式会社NonaCanvas(本社:東京都千代田区、代表取締役:野中祥平)は、30〜59歳の経営者・役員を対象に「経営者向けコーチング実態調査2025」を実施しました。
本調査は、コーチング市場の現状把握と、コーチングへの関心を持つ経営者層への客観的な情報提供を目的としています。特に「実際の活用頻度」「費用水準」「具体的な対話内容」「導入のきっかけ」といった、これまで可視化されていなかった市場実態を明らかにすることで、経営者の意思決定に資する基礎データの提供を目指しました。
※本調査は、経営者・役員を対象としており、管理職やマネージャーといった方は調査対象としておりません。

主要な調査結果

  • 認知度60%到達:コーチングという言葉を知っている経営者は6割に達し、そのうち44%が「興味がある」と回答
  • 高い投資対効果:経験者の43%が「投資額の7倍以上の価値」と評価、70%が「2倍以上の価値」を実感
  • 活用頻度は週1回が最多:32%が週1回ペース、隔週21%、月1回23%と継続的な関係性を構築
    費用帯は幅広く分布:月額10〜20万円が21%で最多も、5万円未満から30万円以上まで多様化
  • 長期継続者も存在:1〜2年未満が25%で最多、一方で10年以上の継続利用者も16%
  • 導入のきっかけは体験談と課題起点:知人の推奨(28%)や組織課題・事業成長(各42%)が主流。メディア経由は各1割にとどまる
  • 事業成長と内面課題の両方を扱う:「新規事業のアイデア・壁打ち」「事業戦略・ビジョン」が各40%でトップ、メンタルヘルスや人間関係など内面的課題も扱われる

調査背景:市場成長と「情報の非対称性」
1990年代後半にコーチングが日本に導入されてから20年以上が経過し、認知度は60%に達しました。近年では、コーチングの様子をYouTubeで解説する動画が増えたり、コーチ自身がSNSで積極的に発信したり、株式上場しているコーチング企業が登場するなど、コーチング市場の裾野は着実に広がっています。
しかし、認知と利用の間には依然としてギャップが存在します。多くの経営者が「実際の活用イメージが湧かない」「適切なコーチの選定基準がわからない」「投資対効果の妥当性を判断できない」といった情報不足により、活用に至っていない実態があります。また、コーチング市場はコーチングファーム所属のコーチとフリーランスのコーチに大きく二分されており、市場全体の実態を俯瞰するデータが不足していました。
そこで株式会社NonaCanvasは、経営者の意思決定に資する客観的データを提供し、市場の透明性を高めることを目的に、本調査を実施しました。


詳細な調査結果と考察

1. コーチングの認知度と潜在市場
【調査対象:30〜59歳経営者・役員1,064名(男女)】

■コーチング認知度/割合
コーチングを知っている:60%
コーチングを知らない:40%

■コーチング認知者のうち、興味がある層:44%
(活用経験をある人を除く)

■考察:高い認知度と関心層の存在
コーチングの認知度60%は、20年以上にわたる市場育成の成果を示しています。特筆すべきは、認知者の44%が「興味がある」と回答している点です。これは潜在市場として一定の関心層が存在することを示唆しており、適切な情報提供や導入機会の創出により、市場拡大の余地があることを示しています。

2. コーチング活用のきっかけと導入経路
【調査対象:30〜59歳の経営者・役員265名(男女)/コーチング活用経験者】(複数回答可)

■コーチングを受けたきっかけ/割合

  • 組織課題(育成、離職など)の解決:42%
  • 事業の成長や業績の課題解決:42%
  • 意思決定の質やスピードを高めたい:38%
  • 知人・経営者仲間の体験談や推奨:28%
  • コーチがたまたまいた:19%
  • YouTubeやSNSなどで見て:10%
  • 書籍や雑誌、新聞、TVなどで見て:10%

■考察:課題起点と人的ネットワーク起点が主流
本設問は複数回答可能であるため、導入のきっかけは複合的です。大きく2つのパターンが浮かび上がります。

パターン1:課題起点型(約4割) 「組織課題の解決」「事業成長」「意思決定の質向上」など、明確な経営課題を抱えた経営者が能動的にコーチングを選択しています。

パターン2:人的ネットワーク起点型(約3割) 知人や経営者仲間の体験談や推奨により導入するケースが28%存在します。無形のサービスであるコーチングにおいては、信頼できる人物からの推奨が導入の後押しになっていることがわかります。

メディア経由は限定的:デジタル・オフラインともに各1割 YouTubeやSNSなどのデジタルメディア経由、および書籍・雑誌・新聞・TVなどのオフラインメディア経由は、それぞれ10%にとどまっています。メディアは認知拡大には寄与するものの、実際の導入決定においては、「本当に効果があるのか」「どう始めればいいのか」といった不安が残り、体験談や明確な課題意識が導入の決め手になっていると考えられます。

3. 投資対効果(ROI)の実態
【調査対象:30〜59歳の経営者・役員265名(男女)/コーチング活用経験者】

■コーチングの投資対効果/割合

  • 7倍以上の価値:43%
  • 4倍〜7倍未満の価値:11%
  • 2倍〜4倍未満の価値:16%
  • 投資額と同程度の価値:23%
  • 投資額以下の価値:8%

■考察:高い満足度の背景
コーチング経験者の43%が「7倍以上の価値」、70%が「2倍以上の価値」を感じているという結果は、特筆すべき高評価です。コーチングの価値は、直接的な売上向上だけでなく、「意思決定の質向上」「思考の整理」「精神的な余裕」「自己認識の深化」など、多元的です。これらは短期的な数値には表れにくいものの、経営者自身が実感する価値は大きいと推察されます。
一方で、8%の経験者が「投資額以下の価値」と評価している点も見逃せません。コーチとの相性や活用方法により、効果に差が生じることを示唆しています。

4. 費用水準の実態と市場構造
【調査対象:30〜59歳の経営者・役員265名(男女)/コーチング活用経験者】

■コーチング月額費用/割合

  • 30万円以上:19%
  • 20〜30万円未満:14%
  • 10〜20万円未満:21%
  • 5〜10万円未満:20%
  • 5万円未満:26%

■考察:多層化する市場
月額費用が5万円未満から30万円以上まで幅広く分布している点が注目されます。コーチの経験・実績・専門性、セッション頻度と時間、提供形態(個人契約か法人経由か)、付加価値サービスの有無などが価格形成要因となっています。

この多様性は、ハイエンド層(20万円以上・33%)、ミドル層(10〜20万円・21%)、ローエンド層(10万円未満・46%)という市場の多層化を示しており、多様な経営者層のニーズに対応していることがわかります。

5. 活用頻度と継続性
【調査対象:30〜59歳の経営者・役員121名(男女)/コーチング活用経験者】
■コーチング活用頻度/割合

  • 週に1回32%
  • 2週間に1回21%
  • 月に1回23%
  • 2〜3ヶ月に1回5%
  • それ以下の頻度18%

■コーチング継続期間(通算)/割合

  • 1年未満:22%
  • 1年〜2年未満:25%
  • 2年〜3年未満:15%
  • 3年〜5年未満:16%
  • 5年〜7年未満:3%
  • 8年〜10年未満:3%
  • 10年以上:16%

■考察:継続的パートナーシップとしてのコーチング
週1回が最多(32%)という結果は、コーチングが経営における継続的な対話パートナーとして位置づけられていることを示しています。また、隔週(21%)、月1回(23%)という頻度も一定数存在することから、経営者の状況や課題に応じて柔軟に頻度を調整していることがわかります。

特筆すべきは、10年以上の長期継続者が16%存在する点です。これは、一時的な課題解決ツールではなく、経営者の成長と事業の発展を長期的に支える存在として機能していることを意味します。

オンライン化の影響 継続期間のデータを読み解く上で重要な文脈として、2020年以降のコロナ禍がコーチング市場に与えた影響があります。オンラインツールでの提供が当たり前になったことで、物理的・空間的な制約が大幅に軽減され、守秘性の高い環境を容易に構築できるようになりました。1年未満(22%)、1〜2年未満(25%)という比較的短期の継続者が合計で約半数を占める背景には、こうした市場環境の変化も影響していると推察されます。

6. コーチの選定と依頼先の実態
【調査対象:30〜59歳の経営者・役員121名(男女)/コーチング活用経験者】

■コーチング依頼先/割合

  • コーチングファーム所属のコーチ:48%
  • フリーランスのコーチ:21%
  • コーチング機能を持つコンサルタント:11%
  • 紹介サービス経由のコーチ:7%
  • 社内コーチ:5%
  • わからない・その他:7%

■考察:ファームとフリーランスの共存
コーチングファーム経由が約半数(48%)を占める一方、フリーランスのコーチ(21%)も一定の市場シェアを持っていることがわかります。
コーチングファームが選ばれる理由としては、組織的な品質保証体制、複数コーチからの選定可能性、契約・事務手続きの円滑さなどが推察されます。一方、フリーランスコーチが選ばれる背景には、特定の専門性や実績への信頼、知人経由の紹介による安心感、柔軟なセッション設計などが考えられます。

7. コーチングで扱われるトピックの多様性
【調査対象:30〜59歳の経営者・役員121名(男女)/コーチング活用経験者】(複数選択可)

■コーチングで話していたトピック/割合

  • 新規事業のアイデアや壁打ち:40%
  • 事業全体の戦略やビジョン:40%
  • 売上・利益・業績向上:34%
  • 採用・育成・組織開発:31%
  • 資金調達や財務戦略:27%
  • モチベーションやメンタルヘルス:24%
  • 幹部や社員との人間関係:23%
  • 自身の思考整理や意思決定の軸:22%
  • 自身のマインドブロック、思考の変革:21%
  • 長期の人生ビジョン:16%
  • タイムマネジメントや生産性向上:14%
  • プライベートや家族との両立:12%
  • 迷い、違和感など感覚・感情的なこと:11%

■考察:事業成長と内面成長の統合的アプローチ
この結果から、コーチングは「外側の課題」(事業・組織)と「内側の課題」(思考・感情)の両方を扱う特徴が明確に示されています。

従来の経営コンサルティングは主に「外側の課題」に焦点を当てますが、コーチングではモチベーション・メンタルヘルス(24%)、思考整理・意思決定の軸(22%)、マインドブロック・思考の変革(21%)といった「内側の課題」も扱われます。

経営者は、事業戦略を考える際にも、自身の価値観や直感、思考の癖、感情的な抵抗などの「内面」が影響します。コーチングは、これらを切り離さず統合的に扱うことで、より本質的な意思決定を支援します。

AI時代におけるコーチングの価値 特に注目すべきは、「迷い、違和感など感覚・感情的なこと」(11%)が扱われている点です。AI技術が進化し、ロジカルな分析や情報整理はAIが補完できるようになった今、人間特有の「違和感」「直感」「情熱」といった感覚的な要素の重要性が増しています。コーチは、これらの言語化しにくい感覚を丁寧に扱い、経営者自身が自分の内なる声を聴くサポートをします。
 

<調査概要>
調査名:経営者向けコーチング実態調査2025(エグゼクティブコーチング実態調査)
調査対象:30〜59歳の経営者・役員(男女)※管理職は含まない
調査期間:2025年9月
調査方法:マーケティングアプリケーションズを利用したインターネット調査(NonaCanvas調べ)
サンプル数:全体調査1,064名/コーチング活用経験者265名/コーチング活用経験者詳細調査121名
調査実施:株式会社NonaCanvas

◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社NonaCanvas /2025年10月6日発表・同社プレスリリースより転載)

この記事ジャンル 経営者育成

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