2025年8月度 中途採用・転職活動の定点調査
- 2025年8月の中途採用実施率平均は40.6%で前月から増加
- 正社員の転職活動実施率は4.0%で前月から増加
株式会社マイナビは、全国の企業・個人を対象に実施した、「中途採用・転職活動の定点調査」の結果を発表した。
企業の動向
- 8月の企業の中途採用活動実施率は40.6%(前月比:1.2pt増、前年同月比:2.2pt減)
企業の中途採用活動実施率
2025年8月の企業の中途採用実施率は40.6%。前月比1.2pt増、前年同月比2.2pt減であった。2025年1-8月平均は39.8%となっている。
企業の中途採用活動実施率(業種別)
業種別の実施率では、「IT・通信・インターネット」が最も高く50.2%。次いで「医療・福祉・介護」が48.5%となった。
個人の動向
- 8月の正社員の転職活動実施率は4.0%(前月比:0.8pt増、前年同月比:0.4pt増)
個人の転職活動実施率
2025年8月の個人の転職活動実施率は4.0%で前月から増加。前月比0.8pt増、前年同月比0.4pt増となった。2025年1-8月平均は3.5%となっている。
個人の転職活動実施率(年代別)
転職活動実施率を年代別にみると、2025年8月は30代がもっとも高く5.2%、次いで20代で4.9%だった。
DX・AI活用について【月次トピック】
- 企業が自社の業績アップや業務効率化でもっとも必要性を感じているのは「AI活用による業務効率化」
- 自社のDX活用(システム化、AI活用など)を導入・利用促進していくために必要だと思うことは「社員への研修」
企業向け調査
自社の業績アップや業務効率化で必要性を感じていること
自社の業績アップや業務効率化で必要だと思っていることトップは「AI活用による業務効率化」、次いで「紙・手作業の排除(電子申請、電子契約など)」、「データ分析に基づく営業・経営判断」となった
自社のDX活用を導入・利用促進していくためには何が必要か
自社のDX活用を導入・利用促進していくためには何が必要か聞くと、トップは「社員への研修」、次いで「自社に知識のある導入担当がいること」となった。
個人向け調査
転職活動におけるAIツールの利用状況
個人に対して転職活動においてAIツールを利用したことがあるか聞いたところ、「利用したことがある」は約4割だった。性別で見ると女性の方が利用率が高く、年代で見ると年代が低いほど利用率が高い。
転職活動で利用しているAIツールの満足度
転職活動でAIツールを利用している人に対して、AIツールの満足度を聞いたところ、満足計は78.1%となった。性別では女性の方が満足計が高く、年代では若いほど満足計が高い傾向がある。
■調査概要
内容:中途採用・転職活動の定点調査
調査期間:企業…2025年9月1日~4日 個人…2025年9月1日~4日
調査対象:
<企業調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人
・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人
<個人調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員
・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く)
調査方法:外部パネルによるインターネット調査
有効回答数:
<企業調査> 846件
<個人調査> 1,377件
※個人向け調査結果は、スクリーニング調査から算出した年代別の構成比を基にウェイトバックを行っており、調査結果の回答数はウェイトバック後の回答数を記載している
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合がある
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ /2025年9月30日発表・同社プレスリリースより転載)
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