人事白書調査レポート2025 制度・評価・賃金
評価・報酬制度の課題は「基準や運用のばらつき」が7割

「評価者のスキルが不足」は5割
評価・報酬制度の運用における課題について聞きました。割合が高かった順に「評価者による基準や運用のばらつきがある」(67.7%)、「評価者のスキルが不足している」(51.0%)、「評価結果に基づく従業員へのフィードバックが適切に提供されていない」(42.4%)となりました。
従業員規模別に見ると、「従業員が評価や報酬に不満を感じている」は規模が大きくなるほど割合が高くなる傾向にあり、1~100人の企業では29.9%だったのに対し、501~1000人の企業では50.0%、1001~5000人の企業で49.2%、5001人以上の企業では65.5%となりました。そのほか、「評価者による基準や運用のばらつきがある」「評価結果に基づく従業員へのフィードバックが適切に提供されていない」でも、1人~100人の企業ではそれぞれ58.4%、36.9%だったのに対し、5001人以上の企業では79.3%、51.7%と開きが見られました。「評価プロセスが不透明である」は、1~100人の企業では29.0%でしたが、5001人以上の企業では6.9%にとどまりました。
「その他」(2.6%)には「最終評価者の社長と専務の基準が好き嫌いになっている」「外的要因に依存・影響されざるを得ないビジネスモデル」などの記述がありました。
※本調査結果の引用について
本調査結果を引用される場合は、以下の出典を明記してください(引用の範囲内であればご連絡は不要です)。可能であれば本ページにリンクを張ってください。
出典:『日本の人事部 人事白書2025』
| 実施時期 | 2025年3月3日~3月31日 | 
|---|---|
| 調査対象 | 『日本の人事部』正会員 | 
| 調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 | 
| 回答数 | 6,139社、6,285人(のべ) | 
| 質問数 | 158問 | 
| 質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働きやすさ・働きがい/7.組織文化/8.注目の人事課題(コミュニケーション、HRBP、サクセッションプラン、テクノロジー活用) | 
出典:『日本の人事部 人事白書 2025』
 
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