人事白書調査レポート2025 制度・評価・賃金
中途入社時の賃金を転職前より高く設定している企業は約1割

「転職前の賃金より高い水準にしている」は、いずれの階層でも約1割
中途入社時の賃金と転職前の賃金を比較したときの水準について、階層別に当てはまるものを聞きました。
経営層の最多は「わからない」で34.7%、次いで「場合によって異なる」が26.8%、「転職前の賃金に合わせている」が18.9%でした。業績別に見ると、市況よりも良い企業では「転職前の賃金より高い水準にしている」が16.2%で、市況よりも悪い企業では7.1%でした。また、市況よりも良い企業では「転職前の賃金とは関係なく設定している」が5.7%、市況よりも悪い企業では13.3%となっています。
管理職層の最多は「場合によって異なる」で31.2%、次いで「転職前の賃金に合わせている」が27.5%でした。業績別に見ると、市況よりも良い企業では「転職前の賃金より高い水準にしている」が16.2%、市況よりも悪い企業では7.1%となりました。
一般社員(非管理職)層の最多は「転職前の賃金に合わせている」で29.2%、次いで「場合によって異なる」が27.7%、「転職前の賃金とは関係なく設定している」も23.9%と2割を超えていました。業績別に見ると、市況よりも良い企業では「転職前の賃金より高い水準にしている」が18.1%、市況よりも悪い企業では8.2%となっています。
※本調査結果の引用について
本調査結果を引用される場合は、以下の出典を明記してください(引用の範囲内であればご連絡は不要です)。可能であれば本ページにリンクを張ってください。
出典:『日本の人事部 人事白書2025』
実施時期 | 2025年3月3日~3月31日 |
---|---|
調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 6,139社、6,285人(のべ) |
質問数 | 158問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働きやすさ・働きがい/7.組織文化/8.注目の人事課題(コミュニケーション、HRBP、サクセッションプラン、テクノロジー活用) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2025』

全国の人事の実態・課題を明らかにし、解決の糸口を探る『日本の人事部 人事白書』から、調査レポートを公開。貴社の課題解決にご活用ください。
会員登録をすると、
最新の記事をまとめたメルマガを毎週お届けします!
- 参考になった0
- 共感できる0
- 実践したい0
- 考えさせられる0
- 理解しやすい0
無料会員登録
記事のオススメには『日本の人事部』への会員登録が必要です。