従業員シェアとは――コロナ禍で発生した経緯と事例を解説 「従業員シェア」とは、一時的な経済停滞によって人材に余剰が生じた企業が、人手が必要な企業に自社の従業員を送り出し、人材を「シェア」すること。従業員の雇用の維持に課題を抱える企業と、一時的に人手不足に陥っている企業が協業して労働力をシェアします。送り出...
エッセンシャルワーカーとは――意味、主な職種一覧、注目を集める背景や取組事例を解説 「エッセンシャルワーカー」とは、人々が日常生活を送る上で、なくてはならない仕事に従事する労働者を指します。コロナ禍でリモートワークへの移行が加速する中、社会の機能を維持するために欠かせない存在として注目されるようになりました。
正社員とは――意味と定義、メリット・デメリットをわかりやすく 正社員は正規社員ともいわれ、非正規社員と分けて使われる雇用形態のことを指しますが、法律で決められた定義はありません。一般には、「労働契約の期間の定めがない」「所定労働時間がフルタイムである」「直接雇用である」労働者を正社員と呼ぶことが多くなっています...
「人生再設計第一世代」とは? 就職氷河期世代に支援 「人生再設計第一世代」とは就職氷河期世代を言い換えたもので、集中的に支援していくべきとされる世代のことをいいます。就職氷河期世代とは、1990年代半ばから2000年代半ばにかけて社会に出た人たち約1700万人のこと。高等教育機関の卒業時期に、ちょうど...
スラッシャーの意味 ―お金のためだけの「副業」ではない 「スラッシャー」とは、複数の肩書を持つ人たちのこと。プロフィールなどで職業を記載する際に「モデル/プログラマー」「税理士/ライター」などと、複数の肩書を「/(スラッシュ)」で区切ることから、一つの分野にとどまらず幅広く活躍する人のことをスラッシャーと...
未活用労働指標 「未活用労働指標」とは、労働力人口と潜在労働力人口のうち、未活用を示す失業者、追加就労希望就業者、潜在労働力人口の割合を示す数値です。総務省は2018年1~3月期から新たに、労働力調査において「未活用労働指標」の公表を始めました。これまで労働市場を表...
高度プロフェッショナル制度 「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」とは、高度な専門知識を持ち、一定の年収がある一部の専門職を労働時間の規制対象から外す制度です。第1次安倍政権が導入を目指した「ホワイトカラー・エグゼンプション」と同様の制度で、労働者は決められた定時が無くなり、...
人手不足倒産 「人手不足倒産」とはその名の通り、労働力不足が原因で倒産してしまうことをいいます。企業が人手不足に陥る主な原因として、新たな労働力の確保が困難な求人難や、コア人材の退職により、事業の継続が困難になること。新規採用やつなぎ止めのための給与アップなど、人...
改正労働契約法に伴う無期転換への対応アンケート(労務行政研究所) 無期転換の申し込みが本格化する平成30年4月1日まであとわずか。無期転換の対象となる有期契約労働者を雇用する企業は、どのように対応していくのだろうか。299社の調査結果から、各社の対応状況を分析していく。
Oターン 都市圏以外の地方で生まれ育った人が、都市圏での就職・勤務を経験した後、出身地に戻って働くことをUターン転職といいますが、「Oターン」とは、一度Uターン転職をした人が、地方暮らしの理想と現実のギャップに悩んだ末に、もう一度都会へ出て再就職することを言い...
そもそも「正社員」って何? そもそも正社員に求められるもの、正社員とはどういった存在なのでしょう?「無期雇用でフルタイム」もしくは、「会社の中で最も多い、通常の労働者」「能力のある人」「転勤できる人」「残業できる人」?パートやアルバイトと正社員との違いとは何なのか。各種調査結果...
篠田真貴子さんインタビュー| “人と企業のフラットな信頼関係”が日本を変える シリコンバレー発の新しい雇用のあり方とは(後編) シリコンバレーの勝者を支える競争力の源には、退職後も続く個人と企業との信頼関係がある――。そのトレンドを取り上げた、米リンクトインの創業者リード・ホフマンらの著書『ALLIANCE――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』が注目を集めています。本書の監...
篠田真貴子さんインタビュー| “人と企業のフラットな信頼関係”が日本を変える シリコンバレー発の新しい雇用のあり方とは(前編) かつて機能していた終身雇用モデルが崩れ、個人と企業とのパワーバランスも揺らぎつつあります。労働力人口の減少も進み、企業は求める人材を採用・確保することが難しくなってきました。個人もまた、自ら機会をとらえて成長しなければ、激しい変化と競争の時代を生き残...
隠れ倒産 「隠れ倒産」とは、統計上の「倒産」にはカウントされないものの、限りなく倒産に近い企業の休・廃業や解散を意味する言葉です。主に資産が負債を上回る資産超過の状態で、経営の余力を残しているにもかかわらず、会社清算に追い込まれることを指します。法的整理や私的...
2020年問題 企業における「2020年問題」とは、バブル期に大量採用したバブル世代社員や人口が相対的に多い団塊ジュニア世代社員の高齢化にともなうポスト不足、人件費負担増などの諸問題を指す言葉です。現在、多くの日本企業で人員構成上のボリュームゾーンを占めるのがバブル...
心理的契約 「心理的契約」とは、企業で働く個人とその雇用主との間に、契約書などで明文化されている内容を超えて、相互に期待しあう暗黙の了解が成立、作用することをいいます。雇用契約は多くの場合、将来にわたる契約でありながら、その契約内容(労働条件や職務内容など)を状...
ゴールドカラー 「ゴールドカラー」とは、米国の経営学者、経営コンサルタントのロバート・E・ケリーが著書『The Gold-Collar Worker』で提案した造語で、ホワイトカラー、ブルーカラーなどと同じく、職種層や労働力の質をタイプ分けする言葉です。かりに企業と...
アグリゲーターとは―「集める」人材の強さ 「アグリゲーター」(Aggregator)とは、経営コンサルタントの柴沼俊一氏らが同名の共著で提唱した新しい職種・働き方に関する概念で、“アグリゲート(aggregate)する能力をもつ人材”という意味です。アグリゲートとは本来、集めることを指し、同...
SNEP 「SNEP」(スネップ)とは、Solitary Non-Employed Personsの頭文字を取った造語で、NEET(ニート)研究の第一人者である東京大学社会科学研究所の玄田有史教授が2012年に発表した新概念を表す言葉です。20歳以上59歳以下...