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アゲンストの風はイノベーションの予兆――
国内シェアNo.1の「奉行シリーズ」はなぜ生まれたのか

株式会社オービックビジネスコンサルタント代表取締役社長

和田成史さん

中堅・中小企業とWindowsにフォーカスして急成長

「無から有を生み出すことが好き」とは、まさにイノベーターらしいですね。起業の方向性を、ITコーディネートに特化したコンサルティングビジネスから会計パッケージソフトの開発に転換されたのも、やはりものづくりへの情熱からでしょうか。

株式会社オービックビジネスコンサルタント代表取締役社長 和田 成史さん インタビュー photo

ええ、それが一番でしたね。とにかくチャンスがあれば、自分の手でつくってみたかったのです。当時、会計システムはオフコンと呼ばれる専用機でソフトを動かしていたのですが、セットで1000万円以上するものがほとんどでした。経営効率化には不可欠と分かっていても、自分では買えないし、お客様にしてもそんなに大きな投資はなかなかできません。安くなればもっと普及するのにと思っていたところに、パソコン(PC)が登場し、安価で手軽な汎用機として一気に広がっていったのです。PCで動く会計パッケージソフトをつくれば、100万円を切って提供できる。より多くの企業の経営効率化に貢献できる。そう確信したのが、ソフト開発に乗り出すきっかけでした。

会計やコンサルの業界で当時、そこまで考えて実行しようとする人はまずいなかったでしょうね。

「何をやってるの?」とよく言われたものですよ。同業者や取引先のところへ行って夢を語ると、こっちはそんなつもりじゃないのに、資金を借りに来たと思われて“警戒”されました。そのうち社内でも、人が寄り付かなくなってしまって……(笑)。だけど、誰もやらないからこそ自分がやらなければという思いが強かったですね。なにしろ会計業務というと、それまでは会計士が自ら顧客の会社へ出向き、帳簿をつけ、電卓の手計算でこなしていたわけですから。社員2、3人の小さな会社でも、たっぷり半日はかかりました。PCの会計ソフトがあれば、どんなに効率化できるか。私にははっきりとしたイメージが湧いていたので、たとえ変人扱いされようと、ブレることはありませんでした。

ソフトが普及することで、逆に会計士の職域が奪われるとは思われませんでしたか。

それはないですね。なくなるとしたら、それは本来、人が関わらなくてもいいのに関わっていた作業でしょう。その負担が軽減されるだけ。だから、生産性が上がるのだとしか考えていませんでした。最近でも、クラウドの時代になってソフトの実物が取引されなくなると、販売店の仕事がなくなってしまうのではと危惧する声がありますが、そんなことはありません。むしろ仕事にムダがなくなり、本当に大切なコアの領域に収斂されていくイメージです。だからこそミッション(使命)とか、ファンクション(役割)が大切になってくる。なぜ、何のためにそのビジネスを行うのか。そこが我々の追求すべき本質です。そこに貴重な人的資源を集中するために、システムで補える部分や代替できる部分があれば、どんどん変えていけばいい。それがイノベーションというものではないでしょうか。

振り返ると、PCの登場など時代の追い風にうまく乗ってこられたように見えますが、創業当初、アイデアが事業化されるまでにはご苦労も多かったのではありませんか?

新しいビジネスを始めようとするときはいつもそうですが、何をどうやるか、どこから始めるか、どう組み立てていくか、前例は何もありません。例えるなら、どういうふうに育ち、どんな花が咲いて、どんな実が成るかもわからない木の種を、植えて育てるようなものでしょう。だから起業というのは、なるべく種を小さく植えて、小さく芽吹かせるところから始めることが大切だと思いますね。

ただ、いくら小さく育てるとはいえ、毎月最低200万円ぐらいは運転資金がかかるわけですから、当然、創業時はキャッシュフローの苦労がありました。また会社が大きくなっていく過程で、人材を確保し育成する「人」の苦労や、人の集団を組織に変えて体制を整えていく「組織」の苦労も味わいました。いわゆるスタートアップの段階では、製品の開発だけでなく、資金繰りも、人材確保も、組織開発も、創業者は全部自分で解決し、構築していかなければならない。そのことが一番の苦労かもしれませんね。

スタートアップの段階を乗り切っても、その後頓挫するケースは少なくありません。御社のビジネスが本格的な成長曲線に乗り、シェア№1へと駆け上がっていったきっかけ、成功のポイントはどこにあったと思われますか。

新しい事業が軌道に乗り、さらに次の成長段階へ行くためには、そこにまた新しいイノベーションが必要になってきます。自ら創出するだけでなく、時には外部の技術も取り込んで進化していかなければなりません。弊社の場合は、それが、マイクロソフトのWindowsだったわけです。Windowsという画期的な技術革新が起こり、その変化の波をとらえることによって、OBCは大きく飛躍することができました。今でこそ世界中で使われ、もはやWindowsなしに仕事をすることなど考えられませんが、私は最初に見たときから「これしかない」と思いましたね。

というのも、当時はPCがまだ各社バラバラで、富士通のPCにあわせてソフトをつくってもNECやIBMには載らない、いわゆるタテ割りの時代でした。そこへWindowsのOSが太い横串を刺して、一気に汎用性を高めたわけです。統一プラットフォームですから、それに載せるパッケージソフトを一つつくればいい。市場は劇的に広がり、製品開発にも大きく投資できるようになりました。以来、弊社ではWindowsベースでの開発に資源を集中し、アップデートを繰り返すマイクロソフトのテクノロジーにも的確かつ迅速に対応することで、ビジネスチャンスを拡大しています。

中堅・中小企業向けの製品にフォーカスしているのも、御社の経営戦略の大きな特徴ですね。そのねらいについてお聞かせください。

大企業ならオーダーメードで専用システムを構築し、自社の業務の流れにあわせてカスタマイズする体力がありますが、ヒトもカネも情報も不足しがちな中堅・中小企業の場合、そうはいきません。我々はそこにこそ、安価で導入しやすく使いやすいというパッケージソフトのメリットを、最大限に生かすマーケットがあるとみたのです。弊社は創業以来、日本企業の大部分を占める中堅・中小企業に向けて最適なソリューションを提供することに注力してきました。単に使い勝手がいいだけでなく、お客様がシステムを使っていて心地よく、学びがあり、時間を忘れるほど仕事に集中できる。そういう製品をつくるのが、OBCの開発ミッションなのです。

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