無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

野村證券株式会社:
多様性に優先順位をつけない!
野村證券の“草の根”発「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組みとは(後編)[前編を読む]

野村證券株式会社 人材開発部 エグゼクティブ・ディレクター タレントマネジメント・ジャパンヘッド 兼 ダイバーシティ&インクルージョン・ジャパンヘッド

東 由紀さん

目に見える違いにとらわれず、見えない違いにも心を寄せて

前半でもご紹介がありましたが、御社では、社員ネットワークの活動と並ぶダイバーシティ推進のもう一つの柱として、研修にも力を入れています。

はい。今期から初めてすべての管理職を対象にダイバーシティ&インクルージョン研修を実施することになりました。その他、新卒・中途採用の採用研修や新しく管理職になる人向けの研修などにも、ダイバーシティ推進の内容が入っています。研修でも、女性への支援を優先するようなことはありません。人と人の間に存在し得るあらゆる違い――特に外見上の性別や人種などの“目に見える違い”だけでなく、価値観や信条、受けてきた教育、性的指向といった“目に見えない違い”にまで配慮することの必要性を伝えています。目に見える違いだけにとらわれると、そこにはどうしても思い込みや決めつけ、偏見が生まれやすい。「男のくせに」なんて暴言にもつながってしまうわけです。

LGBTへの対応は、まさにその典型例ですね。

やはり日本では特に理解が遅れている部分なので、研修でも力を入れています。LGBTに限らず、ダイバーシティ研修全般に言えることですが、具体的にそれが自分の仕事にどう影響してくるのか、ビジネススキルの一つとして伝えると反応がいいですね。たとえば営業の支店長向けには、次のような事例を紹介します。皆さんが男性の部下を連れてお客さまを訪問した際、雑談中に「こいつ、もう30にもなるのに、彼女もいないらしいんですよ。“こっち”じゃないかと思って」と紹介して同性愛ネタでウケを狙ったとしましょう。もし、そのお客さま自身がLGBTの当事者だったらどうしますか、と。なるべくリアルなシチュエーションに結びつけて、理解を促すように工夫しています。

LGBTについては、今年から新卒採用の現場でも面接官向けのガイドラインに入れることにしました。弊社の取り組みに対する認知が広がり、当事者の学生はもちろん、そういう姿勢に共感して弊社で働きたいという学生の方も増えてきましたからね。

また女性に関してですが、一貫して以下の三つのステージでのキャリア支援研修に取り組んでいます。一つ目は「働き続けるため」の施策として、女性社員のキャリア意識の醸成を目的とした「WOMAN IN NOMURA」研修を、2年次社員および、新入社員を指導する立場にある入社6~10年目の女性社員向けに実施しています。二つ目は「ステップアップするため」の施策で、男女問わず参加できる自由選択型研修を年間 30本以上提供。唯一女性限定の「女性のための成功するセルフ・ブランディング」研修は、女性が自分をブランドとして捉え、自分の良さをアピールするためのブランド戦略を構築するプログラムになっています。さらに三つ目の「引き上げるため」の施策として、女性管理職を対象にメンタリング・プログラムやスポンサーシップ・プログラムを実施、組織をけん引する女性リーダーの育成を進めています。

多様な取り組みについてご教示いただきありがとうございました。最後に、ダイバーシティ推進に取り組む他社の人事部門の方々へ、メッセージをお願いします。

弊社では今年初めて、社内でダイバーシティに関する意識調査を実施しました。その結果を見ると、ダイバーシティという言葉の意味を「理解している」「やや理解している」と答えた人の割合の合計は全体の92%。また、会社がLGBTへの取り組みを行っている目的は何だと思うか、という問いに対しては、「多様な社員が働きやすい職場環境の醸成」「優秀な人材確保/保持」「新たなビジネスチャンスの創設」などのポジティブな回答が全体の約9割を占めたんです。数年前だったら、この結果はとても考えられません。弊社のような草の根中心の取り組みでも、ここまで広げることができたということを、まず皆さんにも知っていただきたいですね。そして、繰り返しになりますが、ダイバーシティとは、決して女性活躍推進だけを意味しないということです。予算も人員も限られるので、取り組みに優先順位や進捗の差が生じるのはやむをえません。ただ、活動を広げていくためには、最初の段階で、ダイバーシティとは多様な人材と価値観が存在することである、という本質の部分をきちんと打ち出し、前提として共有しておくことが重要でしょう。

東由紀さん Photo

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「人事辞典「HRペディア」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

野村證券株式会社: 多様性に優先順位をつけない! 野村證券の“草の根”発「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組みとは(前編)
となりの人事部

となりの人事部

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事・人材開発において、先進的な取り組みを行っている企業にインタビュー。さまざまな事例を通じて、これからの人事について考えます。

この記事ジャンル 女性活躍推進

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

となりの人事部のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
産後パパ育休
シャドウイング
ERG(従業員リソースグループ)
イントラパーソナル・ダイバーシティ
チャイルドペナルティー
イノベーションを生み出すためには何が必要か
エモダイバーシティ
健康寿命
バイアス
ビロンギング