無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

大人の発達障害だからこそ“天職”に巡りあえた!!
働きづらさを働く喜びに変える、特性の活かし方とは(後編)[前編を読む]

発達障害の「生き方」研究所‐Hライフラボ

岩本 友規さん

「自立」が進んで働きづらさが改善、仕事の効率や精度も向上

 奥様が強く反対されていた障害者雇用での転職でした。決断の決め手は何ですか。

障害者雇用では収入面がネックでしたが、幸い、私のケースでは前職の水準の給与がもらえるということで無事クリアできました。むしろ私にとって大きかったのは、未経験の職種でありながら、在職中から地道にデータ分析を独学、業務で実践していた意欲と経験が評価されての採用だったことです。通常の採用枠では、やはり相応の経験・実績が問われますが、未経験でチャレンジできたのは、障害者採用ならではのメリットだったと思っています。転職にあたって相当な覚悟を固め、能力一本で生きていくと決めてからというもの、その不安が原動力になって入社前からさまざまな勉強会やイベントに参加するなど、かつての私では考えられないぐらい、積極的に行動を起こすようになりました。すすんで行動することで、生きづらさを抱えていた自分を変えていけることにも気づいたのです。

 現職では、担当分野の需要予測精度で世界1位(単月ベース)の実績をあげ、社内の個人優秀賞を受賞するなど、目覚ましい活躍ぶりです。仕事に取り組む意識や感覚には、どのような変化があったのでしょう。

いまの職場に移った当初の主な業務は、もともと得意な分析作業でした。ただ時には、自分の需要予測を受けて、「この部品をこれだけ確保します」という意思決定までが自分の業務に入ってくることもありました。上司に確認を仰いだら、「このくらいなら自分で考えて決めてくれていい」といわれました。私には、それがすごく衝撃的だったんです。自分で考えて、自分の責任で仕事を完結するという感覚を、恥ずかしながら、初めて味わいました。逆に言えば、それまでいかに「自立」できていなかったかを思い知らされたわけです。

その後、自立がある程度進んだことで働きづらさも改善され、仕事の精度や効率が格段にアップ、先ほど紹介してくださったような大きな成果も挙げることができました。

 岩本さんが考える「自立」とは、どういう状態なのでしょうか?

岩本友規さん 発達障害の「生き方」研究所‐Hライフラボ

いろいろな角度の定義が考えられますが、ここでは自分と自分を取り巻く周囲の世界との関係を一段上から俯瞰するような、客観的な視点をもつこと。それが「自立」の感覚だと考えてブログなどで発信しています。このことを改めて実感したのは、妻との衝突がきっかけでした。当時の私は、「夫婦や結婚生活とはこうあるべきだ」などといった固定観念だらけ。しかし、それが対立やストレスの元凶になっていたことに、気づかずにいたんです。「もっとロジカルに考えてみては?」という主治医の助言に従って、家庭での言動を振り返ってみると、たとえば本当は妻子を最優先したいと思っているのに、「月に一度は孫の顔を見せに実家に泊まりに行くのが当たり前だ」とか、まるでロジカルではありませんでした。妻にとってはそもそも理不尽な押し付けでしかなく、私自身も「世間体」や「実家の目線」といった周囲の価値観を無意識のうちに取り込んで、自分の発想を枠にはめていたんです。私はもともと、物事に一定の枠をはめていないと現実に適応しづらい特性があって、学生の頃もその枠組みに囚われるあまり、ストレスを受けやすくなっていたという話を前半でもしましたが、家庭運営についても同じだったんです。

「毎月実家に帰る必要が本当にあるのか」とロジカルに考えたとき、私は、周囲の規範を持ち込んで作った枠から解放され、私自身を取り戻した感覚を覚えました。自分の言動と感情を客観的に見つめ直し、社会や親、学校、組織などの価値観と、自分の意思とを明確に区別する――私の中に「自立」の視点が生まれた瞬間です。

キーパーソンが語る“人と組織”

キーパーソンが語る“人と組織”

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

さまざまなジャンルのオピニオンリーダーが続々登場。それぞれの観点から、人事・人材開発に関する最新の知見をお話しいただきます。

この記事ジャンル メンタルヘルス

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

キーパーソンが語る“人と組織”のバックナンバー

関連する記事