無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

就活「後ろ倒し」の目的は達成できたのか?

関 夏海(せき・なつみ)

次に、「学業・サークル・アルバイトに費やす時間」を比較しました。先ほどの「就職活動に費やす時間」と同様に、「4月1日状況」を境に前後で違いがみられます。「4月1日状況」より前では16年卒のほうが「学業・サークル・アルバイト」に費やした時間は多く、「4月1日以降」では15年卒のほうが多くなりました。このグラフから、3年次後期の学業などに充てた時間は、15年卒よりも16年卒のほうが圧倒的に多くなったことが分かります。

一方、「就職活動に費やす時間」でみられた年度による使用時間の差が、「学業・サークル・アルバイト費やす時間」に反映されたわけではないようです。「2月1日状況」・「3月1日状況」における学業・サークル・アルバイトに費やす時間の年度差は2.5時間以上あります。「5月1日状況」・「10月1日状況」における学業・サークル・アルバイトに費やす時間の年度差は0.5時間以下となりました。

就職活動に費やす時間

前述のグラフを見れば、16年3月卒業予定の学生の「学業・サークル・アルバイトに費やす時間」が、2月・3月は「15年卒よりずっと多く」、4月以降は「15年卒と同程度」となっているので、スケジュール変更の目的であった「学業の時間確保」は、学生が3年次の段階までではかなったように見えます。

16年卒の調査では、「学業に費やす時間」・「サークル・部活動に費やす時間」・「アルバイトに費やす時間」を別々に集計しています。以下の図は、16年卒の1日に費やしているさまざまな活動の時間を、活動別にまとめたものです。これによると、どの時期でも同程度に時間を割いているものとして、「睡眠」(ピンク色)「サークル・部活動に費やす時間」(水色)があります。横ばいに近いが時期により変化が多少見られる項目として「趣味や遊びに費やす時間」(黄緑色)「その他」(淡青色)があります。

「学業に費やす時間」は紫色で表していますが、この線の傾きと、「学業・サークル・アルバイトに費やす時間」(赤色)の傾きが、かなり比例して変化していることがわかります。15年卒の調査についても、少なくとも変化の小さな成分・時期に影響されない成分のおおまかな値はそう変わらないと考えられます。このことから、前段落で述べたように『「学業の時間確保」は、学生が3年次の段階までではかなった』と考えられます。

就職活動に費やす時間

以上の結果から、卒業年次前の段階については、学業に時間をより使うようになったことが分かりました。ですが、これが本来目指していた「学修時間の確保」とは言い難いのではないでしょうか。なぜならば、卒業年次については従来までと同じ程度の結果となったこと、卒業論文等に本格的に取り組む時間として今まで確保されていた「卒業年次の夏休み」を就職活動に充てなければならなくなったことなどがあるからです。

夏の就職活動に費やさねばならなくなったことにより、自身の卒論・修論計画を修正しなければならなかった学生はどのくらいいるのでしょう。9月1日状況で「学業に費やす時間」は6月1日状況に比べ減少しました(2016年卒対象調査)。学生が学業に専念できているとは言いがたい結果です。できるだけ早く、より多くの人が納得できる環境が整うことを望みます。

<パート戦力化に関する取材記事は、人と仕事研究所WEBサイトで検索・閲覧できます>
TOP ⇒ コラム/取材記事 ⇒ 現場イズムバックナンバー

アイデム人と仕事研究所は、求人媒体を発行する株式会社アイデムの研究部門です。アイデムは1970年に創業して以来、「人材採用」の側面から、企業経営のサポートをしてまいりました。そうした活動のなかで人と仕事研究所は、「採用後の人材を活かし、企業力を高めていただく」ための、各種情報・サービスの提供を行い続けてきています。 パート・アルバイトの活用を目的に調査・分析を行う「パートタイマー白書」や、人事マネジメントの成功事例記事、募集時賃金を集計し、その動向を伝える各種レポートなど。いずれの情報・サービスも、求人媒体事業を通じ、大手企業とは異なる“中小企業の「人」に関する課題”をつかむアイデムならではの、実践的な内容を旨としています。
詳細はこちらをご覧ください→アイデム人と仕事研究所

●文/関 夏海(せき・なつみ)
アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。

HR調査・研究 厳選記事

HR調査・研究 厳選記事

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

人事の専門メディアやシンクタンクが発表した調査・研究の中から、いま人事として知っておきたい情報をピックアップしました。

この記事ジャンル 新卒採用

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

HR調査・研究 厳選記事のバックナンバー

関連する記事

【用語解説 人事辞典】
効果測定
裁量労働制のメリット・デメリット
親ブロック
OB・OG訪問
サイレントお祈り
就活塾
ブラック企業
オンライン会社説明会
逆求人